有珠山火口原展望台
- GPS
- 04:55
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 650m
- 下り
- 622m
コースタイム
天候 | 午前7時、雲は中腹付近にあり、湿度が高いが外輪山では晴れ、有珠湾からの風涼しい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
遊歩道を登る、道端に苔の茂みおおし、笹など無し木々多し 道の標識、整備は良好。 |
写真
感想
有珠山
45年前(1977s52)の有珠山噴火は印象深い、札幌にあって車の上には泥埃、フロントガラスにはザラザラの砂粒がへばり貼いている、ワイパーくらいでは中々落ちないのである。見上げると遠く南の方から黒い雲が近づいてくるので、急いで帰路についた。
その後、随分長くの間、有珠山報道が続いた。小学校の修学旅行で行ったところが、火山噴火でこんなになってしまうことを目の当たりにした。それから23年後(2000h12)に再び有珠山噴火で道路が無くなり、病院も集合住宅も無残な姿になったが、死者ゼロの対応で北大や関係機関の働きが高く評価された。
そんな荒々しいイメージの強い有珠山に登った。登山道は石ガラと砂、乾いたホコリの多い火山特有の道かと覚悟していたが、そうにあらず。登山道には有珠山遊歩道と看板にある。治水の森と称して遊砂地、ダムなどで荒廃した森林回復をしているという。確かに外輪山までの小一時間は笹藪もない木々の中を歩く、道も広く整備され要所には真新しい白いロープも渡してあり、全く親切な道である。
外輪山に着いたらタンポポ?黄色い一面野原に、これがあの火山かと思わせる。しかしそこは外輪山、ひとたび端まで行き覗き込むと地獄の窯のような火口が幾つもむき出しに、白い煙を噴き上げる様も見ることができる。やはりここは火山であると再認識する、いつ噴火するか分からないのである。
大きな火口側と対するは海、噴き上げてくる風が心地よい。丁度中央付近には有珠湾も見える、自然の良港である、近くには有珠善光寺があるはず。
えぞさんかんじ (蝦夷三官寺)と呼ばれ江戸幕府が北辺警備の一施設として、蝦夷地(北海道)に一八〇四(文化一)年に設けた三カ寺。有珠(伊達市)浄土宗善光寺、様似(様似郡)天台宗等院、厚岸(厚岸郡)臨済宗国泰寺など。宗門取締・警備兵死者葬礼・人倫教諭などを目的とし、住職は江戸で斡旋して高僧が来、アイヌ教化もした。という。
有珠山は火山の様相と森林緑地とを併せ持つ魅力的な山で、地域の開墾・発展の歴史と深く関りながら変容していく山のようだ。
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