遠回りして野坂岳☆潤いのブナ林と儚い沙羅の花
- GPS
- 03:59
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 761m
- 下り
- 755m
コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 3:56
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
仕事が立込んだことと戻り梅雨を言い訳に3週間も山から遠ざかってしまった。重い腰を上げることにする。雨予報ではないが早朝から周りの山々には梅雨時特有の雲が垂れ込めている。
南の方が晴れ間が望めそうなので県境を越えて赤坂山に向かう。しかし近江側も低い雲が垂れ込めている。遠目に比良の山々も同様だ。マキノキャンプ場に着くと小雨まで振りだした。仕方なくR303を北上するが武奈ヶ嶽や三十三間山も然り、ガスの中でも野坂なら何とかなるか敦賀に戻ると雲が上がっている。何のことはない、2時間も大回りして憩いの森からスタートだ。駐車場には2台の車があり準備している間にトレラン風の男性が下山して来られた。
沢沿いの登山道は意外にも蒸し暑くないが3週間振りの足取りは重い。小刻みに息継ぎを入れ一ノ岳まで上がって休憩する。眼下の街並みは靄っている。ニノ岳に着く頃には木漏れ日が射してきた。雨上がりのブナの樹肌は潤いの光沢が美しい。人間界は煩わしく疎ましいがブナ林を歩くと救われる気がする。
頂上に着くと誰も居ない。雲は上がって晴れ間が広がり始めている。そよ風があるので過ごしやすい。360度の眺望を望みながら大休止とする。ここは2月以来で昨冬は大きな雪庇があったことを思い出す。千m以上の江越美国境や白山、丹後半島などの遠望は望めない。しかし三国・赤坂山の雲が綺麗に取れているので遠回りしたことを後悔する。読みが甘いね直次郎と天に笑われているようだ。
ニノ岳を下って行くと白い落下があることに気が付く。見上げると夏椿の木だ。夏椿は花期が短いのか開花しているのをあまり見ない。別名シャラとも言う。花言葉は「儚い美しさ」
「祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」‥等とぶつぶつ言いながら下山したら空は快晴の様相であった。
コメント
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漢字で書くとちょっと違和感ありますね😁
このところの天気は読むのが難しかったですね。この日は比良ももっと曇りがちかと思ってましたが意外にも晴れて修行山行の辛さが倍増しました。週末はいよいよホントの梅雨明けでしょうか。
ナツツバキは確かに地面に落ちているものばかり見かけますね。儚いです。平家物語に準えておられるのは直次郎さんらしくて流石です。無常感たっぷりのレコを楽しませてもらいました。潤いのあるブナ林の写真もステキです。
そうそう、野坂岳の山頂は2月以来ではなく3月に皆さんとご一緒しましたが…。
この日に比良山系が見えなかったのは間の湧き雲のせいでしたか。
ウリさんと同じ日に歩き、レコの出だしが酷似しているので大笑です🤣
梅雨明けはどうでしょう?来週も高山はスッキリしませんね。
一周回って敦賀へ帰る時にウリさんとナツエビネを求めて野坂を歩いたことを思い出したのでした。しかしまだ早かった。
沙羅の花は儚いが、百日紅はその名の通りしぶとい、対照的で面白いですね
野坂は3月に皆さんと歩きましたって…認知が始まりましたかな😀
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