吾妻山〜鳴神山〔(そう)〕
- GPS
- 07:28
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,799m
- 下り
- 1,801m
コースタイム
6:13 吾妻山
6:22 女山
6:57 分岐
7:23 大形山
7:34 金沢峠
7:54 三峰山
8:59鳴神山9:17
9:34 椚田峠9:36
9:59 肩の広場10:12
12:30吾妻山12:33
13:00水道山公園駐車場
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は特に問題なし 山と高原地図では記載のないコースなので以下のURLでマップを印刷して持参すると良いかも。 http://www.city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/image/e3428ced799aa4f749256b1f002636ea/$FILE/hikingA3_4p.pdf 吾妻山まではハイキングコースとして整備が進んでおり人も多く歩いている。ただし近頃クマ出没情報が頻発しているようなので(ふもとに出没しがちらしい)熊よけ鈴、ラジオ等必携で。 大形山までは女山も含めアップダウンが幾つか。 鳴神山へはまず大形山のちょっと先で大きく下る(100m以上)。その後も幾つかピークを超えて肩の広場へ。ここからは岩中心の急登。双耳峰となるので分岐を右にさらに岩場を登ると鳴神山山頂。 椚田峠への下りは急。 |
写真
感想
山名の響きに興味をそそられ、少し前から目をつけていた鳴神山。
どうせ歩くなら吾妻山からピストンで、と思っていたのだが距離が20キロを越えるので脚を鍛えてからの山としてとっておいた山だ。
ようやく脚の準備ができたのでレコをそれとなく調べていたら絶滅危惧種のカッコソウという植物が見られるとのことで遂に時がきた。
(創)ロングなので前夜車中泊に道の駅グリーンフラワーぱーく大胡を選んだのだがここで予期せぬ微アクシデント。
外灯のない真っ暗な中、トイレの明かりを頼りに足早に向かっていたら鉄パイプのバリケードに激突して前のめりにぶっ倒れてしまった。
肘膝脛、そして肩と至るところを打ち付けてしまい、軽い擦り傷までもできてしまった。モロに打ち付けた痛む左脛に一枚だけ持っていたプラスター剤を貼るが結局山行中で一番痛みが残ったのは左肩だった。
(争)スタートは5:30だったが既に登る人、下山する人も多くまるで争うようにいろんな人が登っている吾妻山。
私も何と争ってんだかわからないが勢いのあるうちは男坂だぜ、というわけで途中2回ある男・女坂分岐ともに男坂で登る。
(層)晴れ予報なのでそれを信じ淡々と歩いた。しかし層の厚い雲が空を覆い、途中で開けた伐採地でも層をなすように霞みがかって展望は望めない。それでも低山歩きに太陽熱は天敵といえるのでこれでいいのだ、とバカボンパパさながら能天気に考えた。
(奏)なかなかのアップダウンと辛抱の樹林帯歩き。いつものごとく登り、下り、平地、段差とそれぞれのリズムを頭のなかに奏でて脚が終わらぬよう気を付ける。それにしても往路で大きく下ると帰りの登り返しがキツイのは目に見えているのでその度に心に不調和音が奏でられたのは言うまでもない。
(捜)そんな樹林帯歩きの朝は鳥の鳴き声に耳を傾けながら登るくらいしか楽しみが見いだせない。
かと言って鳴き声だけで鳥の名が分かるほどちっとも鳥を知らない。教わったカケスとツツドリの声ぐらいしか判別できず、その姿を捜せども見つからず。
(装)もしものため上着を携行していたが一度も出すことはなく、そのくせ飲料、食料を取り出すのに邪魔になるばかりであった。そういえば今コース上に水場は無いため装備品の中に飲料の文字通りウェイトが高くなる。
(Saw)ようやくたどり着いた鳴神山は展望がぐるりと見渡せる山頂。山頂から見える主要な山が道標タイプなのは珍しくそれぞれ道標が指し示す方向へ目を向けたが遠望はやはり霞みがかり見ることはできなかった。一番近くには袈裟丸山が見えているようでその奥にはアクセス困難で行く気がしない皇海山が見えていた、らしい(笑)
(双)この山が双耳峰というのを実は山頂直下で知り、もうひとつの峰を経由し、いよいよその先のカッコソウ群生地へ向かう。
(早)脚に疲れが溜まり、本当は早々に帰りたい衝動に刈られていたが山頂で一緒になったグループの方々と椚田峠で丁度追い付く。逸る気持ちがついつい脚運びに出て追い越させてもらう。いち早く下り立った群生地ではやや濃いめのピンクの花が沢山咲いていた。これは絶滅させてはならないと優しい気持ちになる。写真を何枚か撮り、グループの方に場所を明け渡すように早々と立ち去る。
(草)南側のカッコソウ保護区も確認するため体にむち打ち戻る。丁度「鳴神の自然を守る会」の人と遭遇し、カッコソウやその他ここで見られる山野草のことを教えてもらった。とっとと帰りたいと思っていたがこういう足止めであれば気分転換にも学習にもなるのでありがたい。去り際にカッコソウのパンフレットを貰ったので後でしっかり目を通すつもりだ。
(走)少し歩くとトレランの男子とすれ違う。ここ吾妻山〜鳴神山はトレランのメッカとしても名高いらしいが平日のこの日に初めて遭遇。いずれ抜かれるだろうと思いながら忘れた頃に、確か女山への登り返しで追い付き追い越された。ちょっと悔しかったがあの登りでガシガシ行ける脚は羨ましい。
(騒)トレランさんと話しは前後するが、高度を下げ反比例するように気温は上がりまるで夏の陽気。ついには騒がしくセミが鳴きだす始末。騒々しい森をひたすら下山した。
(沿う)さすがに吾妻山迄たどり着いたらあとは惰性で来た道に沿って歩くだけ。
と思ったらああ、忘れていた男坂女坂。当然脚に優しい女坂で下山し、無事ゴール。
でもその安堵から忘れていた肩やスネの打ち身を思い出し凹む。
(総)総評すると、アップダウンが多く展望は少ないコース。
そして植物と自分の体は大切にしよう!
bo-tyu-zaiさん こんばんは。
吾妻山〜鳴神山、お疲れ様でした。20km超でアップダウン有りで結構ハードそう。カッコソウって初めて見ましたが綺麗な花ですね。滅多に見られないから絶滅危惧種なのでそう…。無理が出てきたので早々に引き揚げます。So Good−by!
yuzupapaさん、お早うございます。コメント有難うございます。
往路では太陽は余り出てなかったのですが無風で熱が身体にこもる感じのまま歩いていました。アップダウンが多いので復路ではつらい思いをしました。
カッコソウ(和名:勝紅草)は国内希少植物種に指定されているそうで、採集はもっての外、そうっとしておいて欲しい植物です。
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