熊四郎山 & 常布ノ滝
- GPS
- 07:16
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 546m
- 下り
- 546m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:20
唯一、参考にしたのは信州山岳ガイドの動画でした。
https://www.naganoken.jp/mount/hokushin/shiga-m/manzayama.htm
この動画と同様の岩場や薮を辿り、動画に1984mとあるピークに立ちましたが、ログを見る限り、1984mには達していませんでした。
このことには帰宅後に気付きました。
万座温泉ハイキングマップにある熊四郎山は高山村との境界ではなく、中腹です。
信州山岳ガイドの幾つかの動画を見て、熊四郎山とは私が到達した標高1900m手前の地形図には表示されないピークであり、地形図の1984mは奥熊四郎山と思われます。
1984mピークとはどんなところなのか、地形図1900m付近にある鳥居や神社(赤の建物記号)は現存するのかしないのかなど、私が関心を寄せていた事案で未解決のものがあり、いつの日にか機会があるならば、奥熊四郎山1984mまで行ってみたいと思っています。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
万座ハイウェー https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E5%BA%A7%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC 熊四郎山ハイキングマップ http://www.manzaonsen.gr.jp/guide/hiking.php 駐車場は、車道を挟んで万座亭の前に広い駐車場があります(未舗装、無料)。 万座から草津へは県道466〜国道292で移動 天狗山スキー場の広い駐車場の前に、国道292を挟んで林道入口があります。 林道は約700m先でゲート、ダート路ですが徐行すれば非4駆車でも大丈夫です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
熊四郎洞窟まではコンクリの石段で、登山靴でなくても行けます。 ネットやヤマレコの記録で、風穴状の窮屈な穴を抜ける所がありますが、穴をくぐらないで上に上がれる踏み跡が左側にあります。 穴の外側に道があるとは知らず、ザックを引き上げるための細引きを持っていましたが不要でした。 地形図の崖マークの上(北側)のトラバースは危険性は低いように感じました。 地形図では標高1900mの鳥居まで破線記号(≒登山道)がありますが、微かな踏み跡を辿った限りでは鳥居も神社も有りませんでした。 常布ノ滝は、芳ヶ平への登山道と分かれてからは笹薮の凹地状の下りから、笹薮の斜面のトラバースとなり、傾いた地面に笹が踏みつけられているので滑り易いです。 チェーンアイゼンか6本爪軽アイゼンを装着すれば、笹を踏みつけても滑らないでしょう。 笹薮が終わり、やや急な灌木帯を下ると無名の大小二つの滝があり、左の小滝の奥に野湯があります。 常布ノ滝は野湯より距離にして200mほど上流で、足場が悪そうで滝壺までは行きませんでした。 常布ノ滝 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E5%B8%83%E3%81%AE%E6%BB%9D 常布ノ滝下温泉 https://www.b-gunma.com/jouhunotaki.php |
写真
感想
コロナ感染者が全国的に急増し、土日は余程の好天でない限り山へは行きません。
25日(月)、群馬県の草津地域の天気予報は概ね晴れ、テンクラの見晴らし予報とヤマテンは良い方向に外れ、ガスに隠される山はありませんでした。
早朝の万座温泉街は静まり返り、日進館の露天風呂に入った泊り客なのか、浴衣姿で道を歩く人の姿がありました。
ハイキングコースは熊四郎洞窟まではよく整備されたコンクリの石段でした。
石段は更に上へ続いていますが、熊が目撃されたとの理由で遊歩道は閉鎖されていました。
石段は、メタボでない人なら潜れる岩穴まで続き、岩穴の手前も、左側から回って立った岩穴の上も大変好展望でした。
そこから信州山岳ガイドの動画で見た熊四郎山頂上までは意外なほど近く感じました。
下りは猛烈な笹薮で目印を見失い、途中で水の流れる沢の中を歩き、登山靴は両足が水浸し。
更に下り、万座と山田峠の南でR292につながる登山道に出て、ハイキングコースの周回で駐車場に戻りました。
草津へ移動する前に万座峠へ行ってみました。
目的は無雪期でも好展望の万座山・南峰への登路を探る事でした。
以前、万座山・南峰に登頂した時、南峰の南東側直下にリフトトップがあり、ここまで作業道が通じているようでした。
その作業道は県道のどの辺りから上がっているのかの下見でした。
作業道を歩いて上がるか、ゲレンデを上がるか、残雪期以外なら晩秋に来てみたいです。
現在、白根山の噴火警戒レベルは1で、国道292は24時間通行可能ですが、白根レストハウスなど国道沿いの駐車場はすべて閉鎖されていました。
草津温泉天狗山スキー場の駐車場の真向いに林道入口があり、BSもあるようです。
林道はゲート手前に二ヶ所、数台の駐車スペースがあり、登山靴は熊四郎山の下りで水浸しとなりましたので、ハイキングシューズで常布ノ滝へ向かいました。
林道はゲートから奥が廃林道で、山と高原地図に「香草」と書かれている地点の東で登山道に合流しました。この地点は、「みんなの足跡」では北に少し張り出しています。
地形図の1394m地点が登山道と廃林道の分岐、標高1450m付近に北側の笹薮の中へ入る破線が50mほど引かれています。
この辺りの踏み跡は明瞭で、笹薮の凹地を下ると地形図で崖記号が連続する北東側の笹薮の斜面のトラバースとなります。
トラバースが終わると、灌木の所々が急斜面を河原へ下ります。
標識等は一切ありませんが、前方の小滝の奥にひそむような感じで湯舟が見えます。
野湯に着いてみて入れそうなら入るつもりでいましたが、お世辞にも居心地の良さそうな野湯ではなく、笹薮漕ぎの連続で疲れていたこともあり、入るのはやめました。
写真を撮っただけで引き返し、灌木帯を上がっていましたら、上から外人男性二人が下って来たのにはびっくりしました。
日本人でさえ来る人は極めて少ない平日に、外人とは…
どこから来たのか聞くと、長野の松本と言いますので、いや国はどこですか?と聞くと、前を歩いていた恰幅の良い人はイギリスで、後ろを振り向き、彼はカナダからと。
私が、温泉に入るのですかと聞くと入りますとの返事でした。
私は温泉には入らなかったので、常布ノ滝がよく見える所まで行き、そこで引き返しました。
林道スタート時、ザックは背負わず、カメラだけ持ち、水も持っていませんでした。
林道へ上がる途中に小さな沢が二ヶ所あり、水はそこでたっぷり飲みました。
車を停めた林道に戻り、汗まみれとなった上下を着かえて帰途に就きました。
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当日、夜10時近くに群馬県警・草津町交番から、常布ノ滝下温泉へ行き、無事帰宅したのかどうか、確認の電話がありました。
常布ノ滝下温泉は行くかどうか未定だったので登山届は出さず、行き会ったのは外人二人だけでしたので、その二人が交番に届けたようです。
交番では「体調の悪そうな高齢者がまだ林道へ戻っていない」と通報したようです。
他人から私を見たら体調が悪そうなのは頷けます(圧迫骨折で腰が曲がっている)。
外人さんとは体調の話はしてなく、彼らは野湯に入ると言っていましたし、私は彼らと別れた後 常布ノ滝を見に行って引き返しただけなので、私が彼らより先に林道へ上がったものと思っていました。
実際はそうではなく、彼らが林道ゲートまで戻った時、私の車はまだあったことになります。
彼らが実際に野湯に入ったのなら、着ている衣服の脱着時間を含めて烏の行水だったのでしょう。
交番では、車のナンバーから私の住所・氏名・電話番号を調べて架電されたようです。
ゲート手前に停めてあった熊谷ナンバーの車が、体調の悪そうな高齢者のものとは推測でしかなかったはずです。
車で来てゲート手前に停めたという話も一切していませんでしたので。
帰路、珍しく疲労感はなく、頭痛薬も飲まず、高速道は走行せず、16時半頃には帰宅していました。
コメント
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7月21日にチャツボミゴケ公園から芳ヶ平を周回し。
帰りに時間の余裕があったら、
常布ノ滝展望台に寄り道しようと計画していましたが
公園ゲート閉鎖時刻が気になり、諦めましたので
takayama2さんが行かれたのにびっくりです!
まして、通報されたと記録で拝見し、いやはや驚きました(*_*)
でも、自分も年齢を考えると、
いつ同じ立場に立つかわからないとしみじみ考えさせられました。
今後の様々な場での戒めとしなければ、と思います。
熊四郎山は、私も登り残している山です。
藪が大変そうですね、あの辺は笹藪の怖いイメージが抜けません(^^ゞ
コマクサの群生は万座温泉の方が植えたものだそうで
絶えてしまったとお聞きしましたが
写真で咲いている姿を、とても嬉しく拝見しました。
万座温泉を兼ね、行く機会がありましたら、
是非参考にさせて頂きたいと思います。
1984mの記録がどこを探してもない訳が分かりました。
kyom4さんが万座から山田峠へ上がられた記録を思い出し、ログを見ると1984mを経由されていますね。
県境稜線上の展望のないごく平凡なピークのようで、わざわざ行く気が失せてしまいました(笑)
万座温泉観光ガイドの熊四郎山は稜線より下の山腹にあり、信州山岳ガイドの動画のピークと合っていますが、地形図を見ても標高は書かれてなく、1984mでないことは確かです。
公式の山名はなく、信州山岳ガイドでは俗に奥熊四郎山と呼んでいるのでしょう。
kyom4さんが万座山西峰とされているピークは、同ガイドでは南峰としています。
私も西峰の方が相応しいように思うのですが…
2016年3月に登ったら360度の展望でした。
https://yamareco.org/modules/yamareco/upimg/82/829019/ac534936932cc4ad4bd6fdc5963e25a8.JPG
常布ノ滝は香草から見えますが、滝壺まで行くのは地面が傾いた斜面のやぶ漕ぎです。
その下方にある露天風呂も、辿り着いてもあまり入りたいとは思わないかも?
kyom4さんは、松岩山が未だのようなので、きずなの森から松岩山へ行き、下山後は尻焼温泉がお勧めです。
土日は人が多いと思いますが、平日なら広々とした露天風呂が貸し切りかも知れません。
3年前の6月、富士山の下りで、道端の岩に腰を下ろして休んでいた男性から、私の辛そうな表情を見て『大丈夫ですか…」と言われたことがあります。
年々歳々、衰える一方ですが、山登りをするかしないかを天秤にかけると行かずにはいられません。
蒸し暑い最中ですが、お元気でお過ごしください。
熊四郎山の詳細情報有難うございます。
出かける折に参考にさせて頂きます。
常布ノ滝は、チャツボミゴケ公園で雷鳴に脅されて敗退した後、
地図を見ていて、近くにあるのを発見し、
日本百名瀑で、到達困難な滝と記されているサイトを読みました。
以前遊歩道が整備された跡があるようですが
急斜面、笹藪などでなかなか滝壺に到達困難なようですね。
天狗山駐車場から、展望台往復が無難と考えていました。
野天があるなんて、全く知りませんでした(*_*)
松岩山の後、尻焼温泉に入るコース、とても良さそうですね!
折を見て是非出かけたいと思います。
計画を立てている時が一番楽しいです(^^♪
未踏の山の情報、これからもよろしくお願いします。
昨日、通院している整形外科で変形性股関節症と診断され
ショックでしたが、どこかしらおかしくなるのは致し方なく
無理をしている事実を突きつけられた感じです。
先生は、動けなくなったら人工関節にすればいい、と
意外にあっけらかんと言うので、びっくり!
まあ、歩けるうちは行きたいところに行った方がいいよ、とも言われ、
一度きりの人生、悔いなく過したいと自分に言い聞かせております。
まだまだ歩いてみたい未踏の山があるのは、同じですね!
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