千呂露川二岐沢四の沢(大滝偵察)
- GPS
- 08:40
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 643m
- 下り
- 636m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 8:28
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
千呂露川水系は、これまで千呂露川二岐沢三の沢(2002年)、千呂露川1857m北西面直登沢(2018年)、千呂露川二岐沢本流(2021年)を遡行した。山谷で紹介されている千呂露川水系の沢の中で遡行意欲をそそるのは四の沢だけになったが、大滝登りがかなり手強いと聞いて、後回しになっていた。
大滝を登った記録は、2002年のHクラブKさんのものしか目にしたことはない。2002年当時、Kさんチームは、道内最強の沢やチームの一つだったと思う。
四の沢を完遡できるのか、その可能性を探るべき、単独山行の週末となったこの日、四の沢大滝の偵察に行った。
大滝を見た印象としては、今回の雪渓のコンディションであれば滝に取り付くことすらできず、仮に取り付けたとしても一段目の滝は絶望的に見えた、二段目の滝だって、登れるだろうか・・・。
大滝偵察を終えて、雪渓を下るときにかなりやばいヒヤリハットを起こしてしまった。雪渓には雪渓の左側から登って、静かに慎重に上を目指した。雪渓に上がって数メートル登ったときに雪渓に落石があったようなドスンというような音を聞いたことを覚えている。
その後は特に問題なく雪渓の一番上まで行き、大滝を偵察することができた。偵察を終えて下降するとき、もう数メートルで雪渓が終わって沢に戻れるとなったところで、急傾斜になった。滑落してはいけないと思い、バイルを雪渓に刺しながら、後ろ向きになって降りていった。何回目であっただろう、バイルを雪渓に刺したその瞬間、ミシミシミシと雪渓が割れる音がし、次の瞬間雪渓の上に上がったまま沢に滑り落ちた。沢に滑り落ちるときに左手の親指を雪渓に刺して体を支えようとしたらしく(右手にバイルを持っていた)、親指を突き指してしまったが、自分の身体の上に崩壊した雪渓が落ちてくることはなかった。九死に一生を得た感じだった。
親指はみるみるうちに腫れて動かしにくくなってきたので、沢水でしばらくアイシングをして、ロキソニンを服用した。
骨折でもしたかなあという思いがよぎるくらいの痛みだったが、ロキソニンを服用したら痛みはなくなり、それ以上腫れることもなくなり一安心。
帰宅後、親指周辺が内出血して、手首まで血が落ちてきたが、結果的には軽い突き指だったようで、1週間程度で腫れも内出血も指の動かしにくさもなくなった。
雪渓崩壊の直接的な原因は、バイルで刺激を与えたことだと思う。やはり大きな雪渓のあるところは軽アイゼンを使用して、不要な刺激は与えないこととしよう。
コメント
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ご無事でよかったです。
今更ながらに沢やそして山やは危険な遊び(活動)をしていることを実感しました。
「死んで花実が咲くものか」を肝に命じて、安全安心を肝に命じて山行活動します。
良かった、突き指程度ですんで・・・
こんにちは。ご無沙汰してます。
あれから2週間が経過し、親指はほぼ完治しました。
北海道の沢シーズンは残すところ1.5月でしょうか、ケガのないように沢登りを楽しみたいと思っています。
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