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記録ID: 4554721
全員に公開
ハイキング
朝日・出羽三山

盛夏の出羽・花の百名山探訪(羽黒山:山頂駐車場より南谷コース周回

2022年08月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
さとなお その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:27
距離
3.5km
登り
136m
下り
152m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:12
休憩
0:16
合計
1:28
7:47
9
7:56
8:01
20
羽黒山頂・三神合祭殿/東照殿
8:21
8:22
16
南谷分岐
8:38
8:44
17
9:01
9:05
10
旧参道出合
9:15
山頂駐車場
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
月山道路・西川ICより羽黒山有料道路経て山頂駐車場へ(有料道路は平日朝8時、週末+ハイシーズンは7時30分より営業;通行料金往復400円、大駐車場は無料)
コース状況/
危険箇所等
南谷コース・心字池の先(ヒカゲザクラ付近)、旧参道方面のルート、入口が藪に埋もれ、四方への踏み跡錯綜し、やや分かりにくい(道標・マーキングなし…)
金曜夜、ムスコ連れ東京発。深夜の東北道→山形道を疾駆、寒河江SAにて車中仮眠。関東に比べ、吹き渡る風も涼やか、早くも紅葉の前触れ!?
2022年08月06日 05:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/6 5:50
金曜夜、ムスコ連れ東京発。深夜の東北道→山形道を疾駆、寒河江SAにて車中仮眠。関東に比べ、吹き渡る風も涼やか、早くも紅葉の前触れ!?
土曜の朝、有料道路の営業開始(07:30)に合わせ、羽黒山山頂駐車場からスタート。
2022年08月06日 07:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 7:46
土曜の朝、有料道路の営業開始(07:30)に合わせ、羽黒山山頂駐車場からスタート。
巨木の森を抜け、山頂目指します。
2022年08月06日 07:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 7:47
巨木の森を抜け、山頂目指します。
交通安全の車両お祓い所。ご祈祷のドライブスルーですね!
2022年08月06日 07:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 7:50
交通安全の車両お祓い所。ご祈祷のドライブスルーですね!
巨大な「出羽三山歴史博物館」。まだ営業開始前です…
2022年08月06日 07:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 7:50
巨大な「出羽三山歴史博物館」。まだ営業開始前です…
巨木の奥に、木造の神社が林立。それぞれに立派な名前が付いており、どこへお詣りすべきか目移りします。
2022年08月06日 07:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 7:52
巨木の奥に、木造の神社が林立。それぞれに立派な名前が付いており、どこへお詣りすべきか目移りします。
重要文化財・三神合祭殿は、萱の葺き替え中…
2022年08月06日 07:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 7:54
重要文化財・三神合祭殿は、萱の葺き替え中…
一応、この辺りが山頂らしいので、霊祭殿前で記念の1枚。
2022年08月06日 08:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:01
一応、この辺りが山頂らしいので、霊祭殿前で記念の1枚。
こちらは家康公を祀った「東照社」。標高的には、若干ここが高いようです…。
2022年08月06日 08:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:03
こちらは家康公を祀った「東照社」。標高的には、若干ここが高いようです…。
蓮が一杯の池。
2022年08月06日 08:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:06
蓮が一杯の池。
こちらは「厳島神社」。全国八百万の神々が集結している感じ。
2022年08月06日 08:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:08
こちらは「厳島神社」。全国八百万の神々が集結している感じ。
深い樹林の中の石段を下ります。吹き通る風が真夏とは思えぬ涼しさ…。
2022年08月06日 08:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:12
深い樹林の中の石段を下ります。吹き通る風が真夏とは思えぬ涼しさ…。
この辺りの杉の巨木は、特別天然記念物に指定されてます。
2022年08月06日 08:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:13
この辺りの杉の巨木は、特別天然記念物に指定されてます。
歴史の重みを感じさせます…
2022年08月06日 08:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:14
歴史の重みを感じさせます…
振り返ると、とても良い雰囲気。タイムスリップした気分に…。
2022年08月06日 08:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:17
振り返ると、とても良い雰囲気。タイムスリップした気分に…。
熊野古道のような、ステキな景観…
2022年08月06日 08:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:19
熊野古道のような、ステキな景観…
この参道を直進すると、五重塔のある表参道入口。我々は山頂駐車場に戻るべく、左折して大伽藍跡や芭蕉古蹟のある南谷(県指定史跡)へ。
2022年08月06日 08:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:21
この参道を直進すると、五重塔のある表参道入口。我々は山頂駐車場に戻るべく、左折して大伽藍跡や芭蕉古蹟のある南谷(県指定史跡)へ。
解説読むヒマないので、スマホでパチリ。
2022年08月06日 08:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:23
解説読むヒマないので、スマホでパチリ。
ここも良い感じの小径です。
2022年08月06日 08:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
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ここも良い感じの小径です。
緑蔭の木洩れ日が涼しげで最高!
2022年08月06日 08:25撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:25
緑蔭の木洩れ日が涼しげで最高!
雰囲気のある石造の句碑が多数。芭蕉翁のではありませんが…
2022年08月06日 08:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:30
雰囲気のある石造の句碑が多数。芭蕉翁のではありませんが…
ここから県史跡の南谷へ。
2022年08月06日 08:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:32
ここから県史跡の南谷へ。
「花の百名山」なので、一応路傍の小花もパチリ。
2022年08月06日 08:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:33
「花の百名山」なので、一応路傍の小花もパチリ。
朽ち果てて屋根だけ残った大伽藍跡。往時の栄華を偲ばせます。
2022年08月06日 08:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:34
朽ち果てて屋根だけ残った大伽藍跡。往時の栄華を偲ばせます。
判読困難ですが、こちらが芭蕉翁の句碑では?
2022年08月06日 08:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:35
判読困難ですが、こちらが芭蕉翁の句碑では?
この辺が心字池でしょうか…。
2022年08月06日 08:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
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この辺が心字池でしょうか…。
ガクアジサイ?
2022年08月06日 08:37撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:37
ガクアジサイ?
心字池の先に分岐あり。直進するとルートロス…。(後から写真で見ると、心字池の点前に立派なメインルートがあったようです…〈汗…〉)
2022年08月06日 08:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:38
心字池の先に分岐あり。直進するとルートロス…。(後から写真で見ると、心字池の点前に立派なメインルートがあったようです…〈汗…〉)
カスミザクラ。花期をだいぶ過ぎてますが…。
2022年08月06日 08:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:39
カスミザクラ。花期をだいぶ過ぎてますが…。
急斜面を少々藪こぎし、何とか正規ルートに復帰…。
2022年08月06日 08:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:44
急斜面を少々藪こぎし、何とか正規ルートに復帰…。
こちらは、神社の歴代神職の慰霊塔のようです。
2022年08月06日 08:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:46
こちらは、神社の歴代神職の慰霊塔のようです。
この辺り、暫しの登り区間。ようやく山道らしくなってきました…
2022年08月06日 08:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 8:47
この辺り、暫しの登り区間。ようやく山道らしくなってきました…
力いっぱい螺旋巻きの木。どうやってあんなに捻れたのでしょう…?
2022年08月06日 08:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 8:52
力いっぱい螺旋巻きの木。どうやってあんなに捻れたのでしょう…?
車道出合。旧参道が並行して伸びてます。ここでちょうどスライドした環境省レンジャーのオジサマに、プチ観光ガイドして頂きました。
2022年08月06日 09:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 9:05
車道出合。旧参道が並行して伸びてます。ここでちょうどスライドした環境省レンジャーのオジサマに、プチ観光ガイドして頂きました。
車道歩きは暑くてシンドイですが、旧参道歩きは涼しく雰囲気もステキでGood!
2022年08月06日 09:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 9:06
車道歩きは暑くてシンドイですが、旧参道歩きは涼しく雰囲気もステキでGood!
路傍の花も撮っておきましょう。レンジャーのオジサマに花の名前を聞きたかった…〈苦笑…〉
2022年08月06日 09:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 9:07
路傍の花も撮っておきましょう。レンジャーのオジサマに花の名前を聞きたかった…〈苦笑…〉
スギの巨木に見守られた古道、箱根や日光の杉並木を彷彿とさせます…
2022年08月06日 09:09撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 9:09
スギの巨木に見守られた古道、箱根や日光の杉並木を彷彿とさせます…
ステキな小径が続きます。
2022年08月06日 09:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 9:10
ステキな小径が続きます。
一旦車道を横断し、再びガクアジサイ茂る山道へ。間もなく駐車場です。
2022年08月06日 09:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 9:11
一旦車道を横断し、再びガクアジサイ茂る山道へ。間もなく駐車場です。
駐車場帰着。実質約1時間のショートハイク終了です。車も少し増えましたが、東北ナンバー多し。
2022年08月06日 09:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 9:13
駐車場帰着。実質約1時間のショートハイク終了です。車も少し増えましたが、東北ナンバー多し。
有料道路の入口を左折、清川方面へ舗装の林道を下ると、月山方面が遠望できます。このところの雨降りと猛暑で残雪少なめ…
2022年08月06日 09:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 9:33
有料道路の入口を左折、清川方面へ舗装の林道を下ると、月山方面が遠望できます。このところの雨降りと猛暑で残雪少なめ…
家内の実家へ車で移動の後、午後からJRで秋田駅へ。夜は人生初の竿灯祭り見物(3年ぶり開催;この日が最終日)です!
2022年08月06日 14:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 14:15
家内の実家へ車で移動の後、午後からJRで秋田駅へ。夜は人生初の竿灯祭り見物(3年ぶり開催;この日が最終日)です!
秋田到着後、竿灯開始までの待ち時間に佐竹藩歴代の古城跡、千秋公園へ。天守閣はありませんが、立派な山門あり。
2022年08月06日 16:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 16:07
秋田到着後、竿灯開始までの待ち時間に佐竹藩歴代の古城跡、千秋公園へ。天守閣はありませんが、立派な山門あり。
本丸広場の端・御隅櫓(おすみやぐら)の先からは
秋田の名山、太平山の山並みが一望できます。
2022年08月06日 16:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/6 16:29
本丸広場の端・御隅櫓(おすみやぐら)の先からは
秋田の名山、太平山の山並みが一望できます。
中心街へ戻り、お約束の竿灯パネルで観光客らしくパチリ!
2022年08月06日 17:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 17:12
中心街へ戻り、お約束の竿灯パネルで観光客らしくパチリ!
こちらが指定の観覧席。桟敷は満員でしたが、下から3段目の「A席」を確保できました。
2022年08月06日 18:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 18:38
こちらが指定の観覧席。桟敷は満員でしたが、下から3段目の「A席」を確保できました。
演技開始前は、水平に寝かせた状態で入場・移動。ジワジワと祭り気分が高まります!
2022年08月06日 19:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 19:05
演技開始前は、水平に寝かせた状態で入場・移動。ジワジワと祭り気分が高まります!
辺りがすっかり暗くなった午後7時過ぎ、竿灯会本部長の掛け声で一斉に演舞開始。
2022年08月06日 19:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 19:26
辺りがすっかり暗くなった午後7時過ぎ、竿灯会本部長の掛け声で一斉に演舞開始。
結構な重さで竿灯がしなり、観覧席の目の前で豪快な技を見せてくれます!
2022年08月06日 19:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 19:26
結構な重さで竿灯がしなり、観覧席の目の前で豪快な技を見せてくれます!
こちら、地元・秋田銀行竿灯会の演舞。巧みにバランスを取りつつ、掌→肩→額→腰へと巨大な竿灯を移動。技の難度も、この順番で移動するにつれ高度になります。
2022年08月06日 19:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 19:33
こちら、地元・秋田銀行竿灯会の演舞。巧みにバランスを取りつつ、掌→肩→額→腰へと巨大な竿灯を移動。技の難度も、この順番で移動するにつれ高度になります。
隊列を移動させながら計3度の演舞披露、午後8時半前に祭り終幕です。4日間さしたる雨にも降られず、本年の竿灯は(コロナ前より来場者総数は約4割減ながら)大盛況でした!小ぶりの竿灯で健気な演舞を見せてくれた、次代を担う演じ手の子供達と記念にパチリ。
2022年08月06日 20:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/6 20:34
隊列を移動させながら計3度の演舞披露、午後8時半前に祭り終幕です。4日間さしたる雨にも降られず、本年の竿灯は(コロナ前より来場者総数は約4割減ながら)大盛況でした!小ぶりの竿灯で健気な演舞を見せてくれた、次代を担う演じ手の子供達と記念にパチリ。
(おまけ)翌日曜日、帰京の途次、秋田県南部の稲庭城へプチ観光に出かけます。
2022年08月07日 12:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/7 12:14
(おまけ)翌日曜日、帰京の途次、秋田県南部の稲庭城へプチ観光に出かけます。
ここは超レアな「スロープカー」(林業用モノレールに一般客向けのゴンドラを付けた感じ)で二ノ丸跡を往復できます。天守博物館の入場料込みで往復430円(大人)と料金もリーズナブル!
2022年08月07日 12:16撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/7 12:16
ここは超レアな「スロープカー」(林業用モノレールに一般客向けのゴンドラを付けた感じ)で二ノ丸跡を往復できます。天守博物館の入場料込みで往復430円(大人)と料金もリーズナブル!
こんな感じで、結構急な斜面をゴンドラがゆっくり上がっていきます。
2022年08月07日 12:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/7 12:18
こんな感じで、結構急な斜面をゴンドラがゆっくり上がっていきます。
約5分で二ノ丸跡に建つ再建天守閣(4層建て)に到着。中は城主・小野寺一族の歴史やこの辺りの名産・川連漆器の芸術作品などを展示した博物館になってます。
2022年08月07日 12:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/7 12:21
約5分で二ノ丸跡に建つ再建天守閣(4層建て)に到着。中は城主・小野寺一族の歴史やこの辺りの名産・川連漆器の芸術作品などを展示した博物館になってます。
二の丸の一角からは、東北百名山の1座、甑岳の特徴的な山容が望めます。
2022年08月07日 13:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
8/7 13:04
二の丸の一角からは、東北百名山の1座、甑岳の特徴的な山容が望めます。
ゴンドラで楽々下山後、お城近くの稲庭うどん発祥の地、佐藤養助総本店にて「本場」のうどんに舌鼓。平日は工場見学やうどん造り体験もできます。さて、ここから酷暑の東京まで約600kmのロングドライブ、帰りたくない…〈苦笑…〉
2022年08月07日 13:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/7 13:38
ゴンドラで楽々下山後、お城近くの稲庭うどん発祥の地、佐藤養助総本店にて「本場」のうどんに舌鼓。平日は工場見学やうどん造り体験もできます。さて、ここから酷暑の東京まで約600kmのロングドライブ、帰りたくない…〈苦笑…〉
撮影機器:

感想

コロナ禍は相変わらず心配な状況ながら、今夏は3年ぶりの行動制限なしの夏祭りシーズン。家内実家への帰省兼ね、観覧席を予約してこれまた3年ぶり開催の秋田・竿灯祭り見物の弾丸ツアーへ。週末の車での往復だけではもったいなく、金曜夜にムスコ同伴で早めに出発、これまで「素通り」してきた出羽三山の1座、「花の百名山」にも名を連ねる羽黒山へと向かいます。山形先の寒河江SAにて車中仮眠の後、土曜早朝、時間節約のため山頂に通じる有料道路の営業開始(週末は07:30より)を待ち、山頂駐車場へほぼ一番乗り。ここから羽黒山頂までは、舗装路を5分ほど歩いてアッサリ到着。地図上は立派な本殿の建つ「三神合祭殿」付近、標高的にはやや一段高い丘の上に建つ、神君・家康公を祀った「東照社」辺りが最高点のようですが、ここは標高僅か400m強の低山、花百1座踏破の実感や達成感もないまま、取りあえずムスコに頼んで記念撮影。
 さすが伝統ある霊山だけあり、山頂付近にはどこへお詣りして良いやら目移りするぐらい、多数のお社が林立。「これで山歩きは終了!?」とムスコ殿も物足りなさそうな顔をしている上、このまま山頂駐車場へピストンして戻ってしまってはヤマラーの名がすたる、ということで、帰路は少し遠回りして有名な杉並木(特別天然記念物)・五重塔方面へと続く、鬱蒼とした原生林の中の石段を下ります。少々頼りない案内標識の立つ分岐を左折、南谷方面へ向かうと、トラバース気味の雰囲気あるハイキング路となります。往時の栄華を偲ばせる大伽藍跡には案内標識が立てられ、今や芭蕉翁他の句碑や朽ちた堂宇の屋根だけが残るのみ。折角の花百ながら、今回は花の季節を少々過ぎており、アジサイの咲き残りなどを若干見かけたのみでしたが、県の天然記念物にも指定されるヒカゲザクラの開花期などは、さぞかし人出も多く賑わうことでしょう。そのコースも今は訪れるハイカーも殆どいないようで、伽藍跡の一角・心字池の先でハイキング路は多くの踏み跡に紛れ、案内道標や赤テープなども見当たらず、我々父子も進路を見失い一時ルートロス…。薄いトレースを行ったり来たり、最後は藪の斜面を少々強引に突破して、意外に立派なメインルートに復帰します。ここから本コースほぼ唯一の登り斜面となり、息を切らせて小休憩を取りながらしばし前進すると、程なく有料道路沿いの旧参道に出ます。ちょうど山頂駐車場方面から、環境省レンジャーの腕章を付けた地元のベテランガイド風オジサマが到着。スライド時に少々立ち話し、南谷方面のアブなど虫の出具合を聞かれたので、少々気にはなったものの、心字池付近のヤブ漕ぎで苦労した旨を報告。さもありなん、といった反応でしたが、「いいコースを歩いてきたね。ここから上下に伸びる旧参道は古くからの登降路で、有料道路が出来る前は皆歩いて登ったもの。気持ち良いですよ」とお褒めのコトバとプチガイドを頂きました。計画段階では、ここから山頂駐車場までは暑くて味気ない舗装路歩きを覚悟していたものの、車道と並行して伸びる旧参道は深いスギの樹林に覆われ、石畳風の小径は快適そのもの。「花もあまりないし、虫が多い…」と閉口気味だったムスコ殿もここへ来てようやく満足。僅か10分弱の区間ながら、文明開化前の古の山岳信仰の世界へ、親子揃って暫しタイムスリップした気分でした…。
 程なく山頂駐車場の文明世界へ舞い戻り、朝のお勤めならぬプチ名山ハイクもあっさり終了。ここから約2時間半の下道+高速道ドライブで家内の実家へ移動、夜行バスで我々を追い抜いて到着していた家内と合流、昼食休憩の後にJR奥羽線緩行にて秋田駅へと向かいます。多くの観光客で賑わう中、旧久保田城の千秋公園や新装オープンの芸術劇場「ミルハス」などをミニ観光の後、人生お初の竿灯祭り(最終日)を座席指定の観覧席で見物。心配された雨降りや強風もなく、みちのくの夏を鮮やかに彩る、黄金色の稲穂のような竿灯の大パレードに家族揃って歓喜し、大満足。やはり夏祭りは現地の良い席で見学してこそ、と実感します。翌日の日曜は朝から雷混じりの雨が降り、秋田の短い盛夏も、祭りの閉幕とともに終わりを告げた感じですが、県南部の渋い名城「稲庭城」探訪(鉄道マニアにはたまらない、珍しいゴンドラ付きモノレール仕様の「スロープカー」で往復可…)や近くにある稲庭うどんの本拠地・佐藤養助総本店での昼食を楽しみます。朝夕は涼やかな秋風も吹く過ごしやすい気候となり、文字通り後ろ髪を引かれる思いですが、週明けの仕事に復帰すべく、渋滞知らずの片道600kmの道程を再び車で疾駆して、酷暑と熱帯夜の続く東京へと日曜深夜に舞い戻りました。これからの短いお盆休み、この終日サウナのような蒸し暑さを逃れるには、日本アルプスの高山を目指すしかない…と手前勝手に思い込む小生でありました…<苦笑>。

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