納得 Mt マカルー 8463m ヒマラヤ ネパール
yakousei
- GPS
- 1016:00
- 距離
- 123km
- 登り
- 11,252m
- 下り
- 11,252m
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ABC（高度5700m）からC2（高度6600m）までの参考タイム。シェルパは2時間30分。一般の方で早い人は3時間30分。5時間が平均。
| 天候 | 快晴、曇り、雨、雪、ガス、雪崩、落石、クレパス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
飛行機
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
兎に角キャラバンが大変でした。二度と陸路は使わないと誓った時でもある。 往路はカトマンズからトゥムリンタールまで空路のはずが、荷物の関係で陸路で。 地元の人もゲーゲー吐く厳しい道のりを25時間耐えに耐える。 トゥムリンタール（高度500m）経由で翌日カンダバーリまでは、ローカルバスを乗り継ぎ25時間。 カンダバーリ（高度1000m）からヌン（高度1700m）までジープで2時間20分 ヌンからシードゥワー（高度1500m）まで800m下り600m登り返す シードゥワーからタシ村（高度2000m）まで400m登る タシ村からコンマー（高度3600m）まで1400m登る ここからが難関コンマー峠越え コンマーラーは4つの峠があるのと、天候が崩れやすく標高が高くないのに雪が多くポーターたちもあまり通りたくないルートである。アイゼンの出番は無かったが、慣れていない人はアイゼンが必要。 我々は4つの峠を越えて一気にヤングリカルカまで（高度3700m）まで行った。所要時間10時間カルカ（小屋）に着く頃は雪と雷でした。 翌日からは無理しないで体と相談した。高度が4000mを超えるからだ。 ヤングリカルカ→ヤクカルカ（高度4600m） ヤクカルカ→マカルーBC（4800m）3泊 マカルーBCからは、もの凄く足場が悪く歩きずらく大変でした。 浮石と大岩の上を延々と登り、道も分かりにくく、左右から落石が絶えず落ちる場所を何箇所通過。ポーターの破棄した荷物を何人かで分散してボッカした。 4月9日にカトマンズを出発して20日にようやくマカルーABCに到着した。 |
写真
2007年にチョーオユー8201mで一緒にサミットプッシュしたシェルパとインド人。駆け寄ってくれました。シェルパはエベレスト16回登頂の経験を持つニマ・ノルブ。今年はチベット側から17回目のエベレストの頂を目指します。そういえば、去年の秋イモ○アヤコの隊に入っていましたね。
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此処で3泊してABC（高度5700m）に入った。
マカルーBCで3泊しマカルーABC（高度5700m）に向かう。ポーターが荷物を途中破棄したので私とコックとキッチンボーイで分散してボッカした。
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ポーターが荷物を途中破棄したので私とコックとキッチンボーイで分散してボッカした。
明日はあれを登る。今年は雪が多い為、行程10時間掛かる。
この位置、この角度から見ると双子峰だと言う事が分かる。
本日ビスケット1枚とジュース飲んで寝ました。
5月18日の登頂に向け皆さん一斉にスタートしたのです。
＊これが最後の登攀写真になった
日本人女性（強いですよ）とシェルパも一度ABCに下る。
C3は強風との事。動けない、FIX工作不可と無線で連絡があった。しかしyakouseiには日本の冬山の条件の方が厳しいと感じたが・・・。
3
感想
2013年秋のマナスル8163mと違い、確りとした天気予報を入手することが出来、マカルー山頂を目指す皆さんと何度も確認し万全の状態でサミットプッシュを迎えることが出来ました。
残念ながら秋のマナスルでは天気予報を聞きに行ったところ、日本の某ツアー会社の方から「金払って情報を得ているから教えられないなぁ〜」と言われ、しかも天気予報が変わっていたにも関らず、「10月3日は天気良い」と嘘の情報をすれ違い時、適当な感じで言われました。
間逆の事を他人に平気で言っていたあの、面は今でも忘れられません。山を登る人に悪い人は居ないと思っていましたが・・・。
下山後、その会社が雇っていたシェルパからは、「10月3日は悪いって言っていた」と聞いた時はその場で倒れこんで暫く動けませんでした、山人生最も辛い出来事でした。
今回は皆さんと、とてもフレンドリーになりテントの訪問、他国の食事を共にしたり、特に情報交換はほぼ毎日頻繁に行い、長い待ち時間は殆ど苦になりませんでした。
5月15日のサミットプッシュは体調が優れない中、ゆっくりと登り始めましたが、翌日の16日にはC3に居たシェルパたちが「風が強くて動けない、FIXロープを張るのは不可」との無線のやり取りを聞いたクライマーはそれだけの理由で皆ABCまで戻ってしまったのです。
確かに風はありましたが、日本の冬山をやっている方であれば、たいしたことの無い風でしたが、いっぺんに皆、下山してしまい、その時私は天気予報が変わったのかと思い込んで、釣られて下山してしまったのです。
既にABCを出発する際、ワンチャンスと決めていた私には、下山＝EXP終了と決めていたので、長い帰路となってしまいました。
今回山人生初の体調不良で、風薬を飲んだり、思った動きが出来なくなっていたのです。
今まで全く薬にも一切頼らず、食べて寝たら翌日には問題なく行動できると信じてきた私には少し動揺があったかもしれません。
自分の登るスタイルが崩壊した瞬間でもありました。
トレーニング不足は否めませんが、年齢や環境を考えると・・・潮時かなと感じた遠征となりました。
それでも、帰郷して時間を置けば、また新たな考えが芽生えるかもしれませんね。
世界第5位の高峰Mtマカルー8463mでは色んな事が起こり、色んな事を考えさせられました。
最後に今年エベレストやマカルー、カンチェンジュンガで亡くなった方にご冥福を心より申し上げます。
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半年ぶりのヒマラヤ遠征、お疲れ様っ
日本の山と違うあの青空と景色、写真でも再び見れて懐かしく思います。
そしてヘリを使わずに今回も陸路を選ぶyakouseiさんのキャラバンに脱帽です。
しかし、前回【マナスル】と違いポーターで余計な苦労もあったのですね・・・
常に体調万全だった前遠征があったり、体調不良になったり、やはり8000ｍは難しいですね。
懐かしい写真があったのでニヤけながらもポチっと押してしまいました
今はゆっくり体を休めて下さいネ
今晩はｚｅｎｉｔｈさん
本日念のため、病院にて採血、胸のレントゲンを行い先生から「全く問題なし」と言われホットした所です。
山人生初の薬に頼り、騙し騙しで頂を目指そうとしましたが、そこはヒマラヤの８０００ｍ峰、そんなに甘く無かったです
自分の判断でワンチャンスと決め、マカルーフェイスで、今日上部に行けないと分かった時には、色々と思うことがあり、長い帰路となりましたが、それほど悔しさは有りませんでした。
今までが少し順調しすぎたのかもしれませんが、全て自己責任のマカルーだったので、マナスルの時は全く違いました。
今回も良い遠征が出来たと思っております。
今はビスタリービスタリーと休んで、これから先を考えたいと思います。
山って本当に良いですね
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