沢登り、パノラマ絶景、稜線歩き。すべて揃った斜里岳(北海道百名山一気制覇制覇シリーズ⑦)
- GPS
- 05:35
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,013m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
百名山66座目、そして北海道百名山一気制覇シリーズ7座目は斜里岳。
【前の山からの流れ】
前々日の8月8日は雌阿寒岳に登るが天気が今一歩だった。前日の9日もグズづいているので休養・記録作業日にあてた。9日の朝の天気予報では10日は天気は回復するはずだったが9日の後半になるにつれて回復が遅れる予報に変わる。当初の計画では雌阿寒岳の次は羅臼岳に登る予定であったが、10日の朝の天気予報が思わしくないので、歩行時間の短い斜里岳に予定を変更する。9日は17時まで峠の湯びほろの特別休憩室に滞在し、のんんびりしていたが、次の宿泊地である道の駅パパスランドさっつるに移動する時に少し寄り道してモンベルオホーツク小清水店による。度重なるハードな山行で3座目の大雪山下山後に左ストックの先端部のゴムがえぐれて金属が剥き出しになっていたからである。結果として、岩場の沢登りが多い斜里岳に登る前に修理ができたのはよかったと思う。私はモンベルユーザーなので最果ての地にモンベルがあって助かった。2年前の北陸遠征の時もメガネが破損して急遽、糸魚川のメガネ屋に立ち寄って修理したが、旅には多少のトラブルが付きものだと思った。(結果としてトラブルにうまく対処して、解決した時の喜びが旅のよい思い出とおもしろ味の一つになる。今回は2年前の反省に立ち、予備のメガネを持って行った)この日は小清水町の味覚工房喜楽食堂で夕食をとる。ご主人に最近の知床の話を伺いながら楽しいひとときを過ごす。4月の知床半島の観光船の事故は地元の人も大変だったようだ。その後、道の駅パパスランドさっつるで車中泊。翌朝、4時半に目が覚めるとパラパラ雨が降っている。駐車場からは目の前に斜里岳が大きく見えているのだが、どんよりしている。車内で山行記録の整理をしながら、実際の山の様子と天気予報を見ながら数時間過ごすが状況はあまり変わらない。当初の予報では天気はもっと回復するはずだったが中々回復しそうもない。結局、完全な晴天は望めそうもないと判断して8時45分ごろに登山口にむけて出発する。道の駅から登山口のある清岳荘までは18kmだが、後半はダート路なので注意が必要である。駐車場についても小雨が降っていた。webで雨雲の流れを見ると9時30分ごろにやむ予定だったので、辛抱強く待つと、この時間でピタリと雨がやんだので出発する。この日の出発判断は本当に難しかったが、その後雨に降られずに戻ってくることができた。
【実際に歩いてみて】
登山口から少し歩くと渡渉がある。その後渡渉が続くが、内心、幌尻岳の渡渉に比べれば大きな石が点在していて渡りやすいので、難易度は低いと考えていた。ところが下二股から旧道に入っても延々と渡渉が続き、沢や滝登りが続くのでかなり神経を使う。行きの登りは八割以上が沢登りだったような気がする。沢の水の音が頭から離れない。頂上に着くと網走の湾岸、広大な畑作地、知床方面、屈斜路湖、摩周湖等のパノラマの大展望が広がる。中でも国後島が大きく見える。北方領土は学生時代の旅行でも見たことがあったが、山頂からだとより大きく、立体的に見えた。帰りの新道の前半は、のどかな稜線歩きが楽しめる。広大な網走方面の畑作地を見ながら稜線を歩くのは気持ちがよかった。沢登り、パノラマの絶景、稜線歩き。山登りの楽しみが凝縮された斜里岳の山行となった。
【8座目の登山にむけて】
下山後は道の駅パパスランドさっつるに戻り風呂に入る。ここの休憩室で天気予報をみると11日の羅臼岳は天気に恵まれそうだが、12日のトムラウシは朝方まで雨が残るという天気予報が出ている。羅臼岳に変更したのでトムラウシまでの移動距離が長いし、13日の天気は比較的よさそうなので12日を休養日あて、13日を最終日に再変更しようかと考えはじめる。しかし、この日に熱帯低気圧が発生し、13日に関東に接近して14日は東北に北上してくる気配が感じる。13日にトムラウシに登れても苫小牧からフェリーで八戸に帰れるのか漠然とした不安が残る。まだフェリーは予約していないし、帰省Uータンラッシュにも重なる。結局、最終判断は11日の登山後としてトムラウシの登山は12日と13日の両方を選択肢に残すことにした。その後道の駅うとろ・シリエトクに移動。55km。
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