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Yamareco

記録ID: 45867
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北沢峠からの仙丈ケ岳

2009年09月10日(木) [日帰り]
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GPS
06:08
距離
9.2km
登り
1,140m
下り
1,242m

コースタイム

4:15仙水小屋−4:49北沢駒仙小屋5:00−(二合目近道)−
5:32二合目合流点5:35−6:15大滝頭6:24−7:14小仙丈ケ岳7:20−
8:05仙丈ケ岳8:25−9:05小仙丈ケ岳9:13−9:36大滝頭9:40−10:23北沢峠
総合時間:6時間8分、歩行時間:5時間10分
天候 晴れ、寒い朝、稜線は風強く。8:00以降は多少気温も上がった。
過去天気図(気象庁) 2009年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
(前置き、甲斐駒ケ岳のものと共通)
9月9日、10日で北沢峠を基点に甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳を登りました。
仙丈ケ岳は、2005年以降登っておらず、且つ、甲斐駒ケ岳も2006年、
2007年は黒戸尾根から死ぬ思いで日帰りしたものの、昨年は、登らず、
それなら2つの山を同時に登れるのは、北沢峠からということになり、実行。
宿泊も2005年に最後に仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳を登ったときに
泊まった仙水小屋に泊まることに決めていました。


この時期、しかも平日は、便数は、同じ1日4本ですが、広河原の始発が9:00。
土日、休日は、広河原6:50。
バス時間が、期間、それと平日と土日、休日では異なります。
注意します。

信州側の戸台からもバスがあります。
そちらも検討してみても良いと思います。



前日は甲斐駒ケ岳に登っています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-45863.html

宿泊した仙水小屋では、3:30に朝食。
当初、北沢峠からのバスは、12:55を予定していたものの、これなら
11:05でも間に合うと思うようになったのでした。
(11:05のバスは、土日、休日はありません。)
とても早い朝食です。

4:15仙水小屋を出発しましたが、当然真っ暗で、ヘッドライトを
点灯させて、北沢駒仙小屋を目指します。
なんどか「あれ、、」と思う場面もありましたが、何とか、北沢駒仙小屋に
到着。テントは10張りくらいでした。
やはり、夜間の歩行は怖いです。

そこから仙丈ケ岳への登山道の2合目に合流する近道から2合目を目指します。
この道では、夜明けを迎える北岳が見えたり、思わぬところから富士が見えるの
ですが、樹林が邪魔します。

2合目に合流して、しばらくは、普通の登山道。
時折、大きな段差が現われます。
まだ樹林帯の歩きです。

大滝頭からしばらく行きますと森林限界を超え、周囲の眺望が開けました。
同時に、朝はかなり冷え、仙水小屋では、標高2130mで、朝の気温が5度。

森林限界を超え、稜線を歩きますと、風が強く、顔、上半身が寒く感じました。

小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳の間は、時折、岩を超える場面があり、少し緊張します。
特に風が強かったりしますと、それだけでストレスですから、それに加えて、
岩場は緊張です。
こうしたところは、雪のある時期、怖いでしょう、、。

仙丈ケ岳にも複数のルートがありますが、今日は、天気が抜群に
良いらしいので、今回の稜線を歩けば、展望に恵まれ、時間的にも
最短らしいので一挙両得です。

実際、素晴らしい展望でした。

今回のルートは、特に困難な箇所はない一般ルートですが、やはり
個々の動作を確実にすることが大切なのでしょうね。




予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
仙水小屋の朝食。3:30です。
仙水小屋の朝食。3:30です。
ヘッドライトを頼りに北沢駒仙小屋まで下り、それから近道で2合目を目指します。途中で北岳が見えました。
ヘッドライトを頼りに北沢駒仙小屋まで下り、それから近道で2合目を目指します。途中で北岳が見えました。
大滝頭。馬の背ヒュッテ方面への分岐です。
特に問題となるような箇所はありません。
大滝頭。馬の背ヒュッテ方面への分岐です。
特に問題となるような箇所はありません。
大滝頭をしばらく進みますと、森林限界を超え、眺望が開け、冷たい風に晒されます。
でもとても気持ちが良いですね。
大滝頭をしばらく進みますと、森林限界を超え、眺望が開け、冷たい風に晒されます。
でもとても気持ちが良いですね。
順調に小仙丈ケ岳に到着。山頂はまだ遠いです。
順調に小仙丈ケ岳に到着。山頂はまだ遠いです。
小仙丈カールが青空に映えています。見えているのは、山頂ではありません。
小仙丈カールが青空に映えています。見えているのは、山頂ではありません。
小仙丈カールもどんどん近づきます。ガスが出ていたら、こんなきれいな景色もみ得ないですから、やはり山は晴れに限ります。
小仙丈カールもどんどん近づきます。ガスが出ていたら、こんなきれいな景色もみ得ないですから、やはり山は晴れに限ります。
今度は、右から回りこんでいきます。冷たい風は相変わらずです。
今度は、右から回りこんでいきます。冷たい風は相変わらずです。
月が見えていました。
月が見えていました。
富士山、北岳、間ノ岳とカール。こうしてみると北岳も色々な表情があります。
富士山、北岳、間ノ岳とカール。こうしてみると北岳も色々な表情があります。
藪沢カール。山頂が見えています。人もいます。
藪沢カール。山頂が見えています。人もいます。
藪沢カールと仙丈小屋。このカールを下から見上げるのもいいですね。というか、仙丈小屋真で下りて、トラバースで来た道に戻れが良かった、、後の祭り。
藪沢カールと仙丈小屋。このカールを下から見上げるのもいいですね。というか、仙丈小屋真で下りて、トラバースで来た道に戻れが良かった、、後の祭り。
南アルプス南部の山々。塩見岳が見えています。
南アルプス南部の山々。塩見岳が見えています。
藪沢カールと仙丈小屋、鋸岳、背後の八ヶ岳。重厚です。
藪沢カールと仙丈小屋、鋸岳、背後の八ヶ岳。重厚です。
鋸岳、甲斐駒ケ岳、背後の八ヶ岳。よく見えて幸せです。
鋸岳、甲斐駒ケ岳、背後の八ヶ岳。よく見えて幸せです。
富士山、北岳、間ノ岳。同じような写真を何度も撮ります。
富士山、北岳、間ノ岳。同じような写真を何度も撮ります。
仙塩尾根方面や南アルプス南部。山頂直下です。
仙塩尾根方面や南アルプス南部。山頂直下です。
中央アルプスも良く見えます。伊奈の盆地も見えています。
中央アルプスも良く見えます。伊奈の盆地も見えています。
鋸岳などを望みます。北アルプス方面も見えていましたが、写真にするといまいちな感じでした。
鋸岳などを望みます。北アルプス方面も見えていましたが、写真にするといまいちな感じでした。
山頂にて、いい感じです。
山頂にて、いい感じです。
北岳方面。登った山を眺めるのはいいものです。
北岳方面。登った山を眺めるのはいいものです。
下山時、同じように藪沢カールの写真を撮ります。
下山時、同じように藪沢カールの写真を撮ります。
本当にきれいです。青空の恩恵です。でも下山の頃は、少し気温も上がってきています。
本当にきれいです。青空の恩恵です。でも下山の頃は、少し気温も上がってきています。
甲斐駒ケ岳と鋸岳。ほとんど一塊のように見えますね。
甲斐駒ケ岳と鋸岳。ほとんど一塊のように見えますね。
早川尾根から鳳凰三山。ここも歩いています。
早川尾根から鳳凰三山。ここも歩いています。
甲斐駒ケ岳、早川尾根。手前は小仙丈ケ岳。
甲斐駒ケ岳、早川尾根。手前は小仙丈ケ岳。
また北岳の写真を撮っています。
また北岳の写真を撮っています。
小仙丈カールを振り返ります。いいですね、、。
小仙丈カールを振り返ります。いいですね、、。
小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳の間には、このような岩場もあります。
小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳の間には、このような岩場もあります。

感想

純粋には、自宅からの日帰りではありませんが、、、。
仙水小屋に宿泊してからの仙丈ケ岳。

3:30には、朝食で、宿泊者の90%以上は甲斐駒ケ岳に登ったでしょう。
私は、前日登っていますから仙丈ケ岳へ。
4:15には出発して、暗い中を何とか、北沢駒仙小屋へ。

仙丈ケ岳の登山道は、困難なところが少なく、登りやすいとはいえ、
やはり基本は守りたいです。
北沢峠自体が2000mを超える標高であり、仙丈ケ岳に登っても標高差は、
1000mくらいで、負担は少ないですが、やはり2700mくらいから空気も薄く、
苦しくなります。

でも北岳と比べたら、反対側の甲斐駒ケ岳と比べても穏やかに
登れるのでしょう。
ただ、森林限界を超えると、今日もそうでしたが、風の強い日は大変。

それと北沢峠からのバスの時間もやはり気になります。

11:05のバスに乗ることにしたのですが、やはり、ちょっと気がはやります。
といっても次のバスが12:55。
それもちょっと、いくら景色が良い日といっても冗長すぎます。
難しい判断です。

土日はもっと早いバスがありますから、日帰りも無理な山ではありません。

土日、休日と平日とのバスの時間が微妙に異なります。

注意してください。

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コメント

バスが・・
Y-chanさん こんばんは、

先ほどコメントありがとうございます。

このコース、僕も行きたいのですが、芦安からだと広河原で乗り換えるのですか?
北岳同様バスがネックで・・
2009/9/10 19:15
バスがやはり気になります
北沢峠には、isakiさんの方ですと戸台、伊那市からのほうが良いのでは?
その場合は、北沢峠に乗り換えなしですよ。
芦安は北沢峠直通がありませんから、
広河原で乗り換えせざるを得ません。
頭の痛いところですね。

私なんか、混雑嫌いだし、、、困りものです。
Y-chan
2009/9/10 20:42
空の青が濃い感じですね。。
今朝は、まるで冬のように空気が澄んでました。
富士山も、南アルプスも、八ヶ岳も、とても綺麗でした。

こんな日はきっと何処か登ってんだろうな〜。。
と、…思っていた時には、、すでに仙丈の上でしたか。。。

今朝の気温は、甲府で10月初旬並みだったようです。
2009/9/10 21:17
今朝の稜線は風が冷たかったです
To-さん
仙水小屋のご主人が今日は寒い、でも最高の天気。
(甲斐駒ケ岳の)山頂は霜も下りてるでしょうと、、。
その通りで、風も冷たく稜線では、もう1枚欲しい感じでした。

周囲も抜群の景色でした。

甲府で、10月初旬並みでしたか、仙丈ケ岳への途上、自宅に電話が通じ、今朝は寒いので、窓もしっかり開けなかったと聞いていました。

本格的に秋ですね。
とはいえ、まだまだ暑い日もあると思いますが。

Y-chan
2009/9/10 21:39
夏も終わり?かな
Y-chanさん、こんばんは。

ホント、すっかり夏も終わりって感じがしますね。
空もすごく澄んだ青で、秋・冬の空のようです。

私も以前から、こんなきれいな空の日に、仙丈ケ岳に行ってみたいと思っていました。 (Y-chanさんに「してやられた!!」って感じです。

でもホント、きれいですね。

私も行くなら仙水小屋に泊って、Y-chanさんと同じ日程・ルートで行ってみようかなぁ。 とても参考になりました。
2009/9/10 21:47
隣の山でしたね
Y-chanさん、こんばんは。

いい天気でしたけど、風があり寒かったですね。
北岳からも仙丈ヶ岳も良く見えてました。

朝食は3時半ですか 早いですね。

あと、ピークが過ぎてますのでバスの時間に
気を使いますね。
2009/9/10 22:57
もうすっかり秋です
w-koboriさん
もう服装に注意しないと山行中、後悔する時期です。
いくら登るときに暑くなるといっても、稜線にでたら、
たちまちからだが冷えるでしょう。
歩行中でも保温できる薄い
フリースなどが良いでしょうね。

10日は天気が良いとは、聞いていました。
あれほどとは思いませんでした。
そのままずーと稜線で過ごしたいような。
でも10日は同時に風も強く、寒かったですから、
長居も程ほどにしないと、
からだが冷え切ったでしょう。

w-koboriさんは休日等に行かれるでしょうから、
広河原からもバスが少し早めにでますから
6:50広河原で、7:15北沢峠、

その場合、私なら、先に仙丈ケ岳に登って、
仙水小屋まで入って宿泊、翌日甲斐駒ケ岳。
ただ、休日は私が乗った11:05北沢峠発の
バスがありませんね、、、。
バスをしっかり調べて、うまく計画練ってみて
下さいね。
2009/9/11 6:29
近くにいましたね
kankotoさん
北岳に行くだろう事は、予想していました。
でも間ノ岳は、、、。

恐ろしいほどの速さです。
仙丈ケ岳からも北岳が良く見えていました。
いい形です。

バスは休日か、平日か、よく調べておかないと
トンでもないことになりますね。

私も平日しかない11:05の北沢峠発のバスに
乗り遅れまいと結局、10:23に峠に到着。
どうしてもこのようになってしまいます。

時間に余裕があるのは良いことですが、、。

Y-chan
2009/9/11 6:34
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