小津三山
- GPS
- 15:17
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,305m
- 下り
- 2,411m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
小津三山の内、雷倉は登っていなかったので登ろうと思った。ただピストンするのは面白味がないので小津三山縦走に挑んでみた。単独だから周回になる、そうするとよく登られる八谷側からは無理、小津側から雷倉に登って小津権現を小津側に降りることになる。エスケープルートはモレ谷だ。
小津の集落を過ぎ林道を奥に進むと白倉谷林道の入り口にチェーンがしてあり、そこに車を置く、白倉谷林道をそのまま歩いても雷倉頂上の近くまで行ける。ただ、曲がりくねって距離が長いので白倉谷林道の最初の分岐を左に取り一つ北側の林道を歩く、この林道の途中から980mピークを目指して尾根に上がると、白倉谷林道をショートカットできる。取り付きははっきりしていた。ただこの尾根道は一般登山道ではなく、植林作業道である。上部ではそれも無くなり踏み跡をたどる感じである。白倉谷林道の上部に上がって進むと林道は終点になり、少し戻ると尾根に登山道が有り、これを進むと雷倉山頂である。ここから花房山に向けて最初はけっこう、長い下りである。適当にかつ獣道をできるだけ活用して進む。ルート取りが難しい、ルート修正のトラバースが無駄な時間と体力を奪うことを実感した。藪はまばらでも無く激藪でも無いと思った。花房山東面の斜面を見ると木がほとんど無く登りやすそうに思えたが、実際は背丈より若干低い笹の斜面であった。獣道もなさそうなので両手で笹をつかんで登った。計画では雷倉、花房間を4時間ぐらいと見ていたが倍の8時間を要した。この段階で時間もかかりすぎているし、体もバテバテなので、小津権現はあきらめ,モレ谷分岐を下降しようと思っていた。花房山、山頂で写真と水分をとってすぐ下降する。急坂である。道はしっかりしているので、ほっとしながら歩き、モレ谷分岐の道標を注意しながら歩いていたが見つけられなく、それらしい道も無かった。一旦、もどって探したが見つけられず、強引に藪をこいでモレ谷林道に降りようかなとも、考えたが、リスクが高いと思い小津権現に向けて歩き出した。体はバテていたが目標は一つ、小津権現に登って降りる。なんとかライトをつけなくとも良い時間に杉谷林道終点の駐車場に着いた。林道を歩き小津の集落に入ったが携帯が圏外のままなので、電話を借りて家族に無事を知らせた。そして、厚かましくも白倉谷、手前に置いた車まで送って欲しいこと伝えると快く乗せていってくれた「永津さん」本当にありがとうございました。うれしかったです。
結果としては小津三山縦走できたが、余裕の無い山行になってしまった、モレ谷を下降するのが妥当であった。見つけられなかったのが反省点である。
コメント
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こんにちは!!
はじめまして、
うちの子供が冬から春にかけて気にする小津・花房ですが、
夏季、小津三山縦走の記録はあまりないように思います。
特に雷倉=花房間の記事、写真は興味深く拝見しました。
全国的には無名なのかもしれませんが、このあたりを知る者にとり
惹きつける力のある記録だと思います。
(高屋山の尾根をそのまま下らず、杉谷林道を下られたのですね。)
はじめまして、興味を持って読んでいただき有難うございます。確かに、事前に調べたら記録が無いので不安でしたが、それ以上にワクワク感があり、山行が楽しみでした。
ライトは持っていましたが、暗くなっていたので、安全策で杉谷林道を下りました。
話は変わりますが、三ノ峰での隊長の滑落、びっくりしました。自分も昨年の6月に天狗山で滑落し頭部に傷を負いました。今、思うとこんな所で滑るわけないと思い、慎重さがなかったようでした。隊長には、これに懲りずに意欲的な山行を続けて下さい。
はじめまして。
すごいですねえ、小津三山を日帰りで周回するなんて・・・。
その気になることが凄くて、実行してしまったことが、すばらしいです。
モレ谷への下降点、道、ありましたけれど・・・惜しかったですね。雷倉、花房間の8時間に亘る藪漕ぎによる疲労で、思考力が低下していたんでしょうね。
また、記録、楽しみにしています。
はじめまして、float cloudさんから、コメントいただき、しかもほめてもらえるとは、嬉しいです。ブログを拝見させて頂いたり、「ひとり山歩きさん」へのコメントを見るにつけ、独自のルートを追求する姿勢にすごいなあと思っています。小津三山縦走は思いついてから、すごく楽しみで、だめなら途中で引き返せばいいや、と思い割と軽く実行しました。運がいいことに激藪でなかったのでなんとか花房にたどりつきました。モレ谷下降点の件は今思い出しても不思議です。バテバテでしたけど、頭はクリアーと感じていたので、自覚が無いだけで思考力が低下していたのでしょうね。反省点として今後の山行に活かしたいです。
hanamaruteさん、はじめまして。
まさかと思いましたが、1人で歩かれたんですね、その勇気とチャレンジに感激しました。
私も長年に渡り行ってみたいと眺めてました、、劇薮を想像し中々踏み込めません、今回レコを拝見し勇気を頂きました。
雷倉〜花房縦走の実現可能性の光が見えてきました、、。
地図持参ですか? ガーミン持参でしたか?
あと花房スタート? 雷倉スタート? どちらが好ましいと感じられましたか、教えて頂ければ幸いです。
先達者として何かご忠告などあれば伺いたく思います。
宜しくお願いします。
こんばんは、
古い記録を見て、しかもコメント頂きありがとうございます、嬉しいです。
ガーミン持って行きました、というか藪山を始めたきっかけはガーミンでした。
せっかく買ったガーミンは登山道を歩くだけではあまり面白くなく登山道のないところで使うのが楽しいです。2万5千の地図も持って行きました、ただ行動中は見ることは無かったです。2万5千図は山行前に出来るだけ見て稜線の状況を想像しました。
花房スタートか雷倉スタートかということですけど
三山縦走なら雷倉スタート(藪こぎ区間は体力あるうちに)
雷倉〜花房だけならどちらともいえない(花房から雷倉へは行ってないので正直比較できない)ただ花房の東面は笹の斜面なので雷倉から行くと登りになり花房から行くと下りになるので違いはあると思います。
全般的に藪は濃くないと思います。シャクナゲの藪で苦しんだ記憶もないです、それに迷い込みやすい支尾根も少なく山の姿を確認できる所も多かったのでルーファイにはそんなに難しくないと思います。
レコあげてから無雪期は誰も行かれてないようですので寂しく思っていました。
藪山の難易度としてはそんなに高くないと思います、是非チャレンジしてください。
貴重な情報有り難うございます。
大変参考になります、感謝致します。
白倉谷から雷倉まで2時間30分で行きますのでショートカットすれば1.5hで雷近くの林道に乗り上げますね、、、実現できそうな気がしてきました。 しかし8時間掛かると言う事は相当な薮が想像されます。覚悟するしかないですね。あそこを無雪期縦走した話しは聞いた事なく実現できれば夢の様です。有り難うございます。
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