伊南川支流小滝川支流 ここ滝沢
![情報量の目安: B](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
- GPS
- 04:15
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,043m
- 下り
- 1,055m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:15
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
先週に引き続き半日で行ける近所の無名沢探索。ここ滝沢は図面によっては九十九滝沢との表記もあり、小沢ながらそれなりに楽しめそうと予想。結果的に滝は殆ど無く、ひたすらナメを歩く登攀具不要の奇麗な沢だった。地名を付けた昔の人はナメの細かい段差を全て滝にカウントしたのだろうか。
栗生沢(久龍沢)を少し下降して小滝川本流を渡渉し、更に本流を少し下降して入渓。最初の堰堤を左岸から腕力頼りに巻くと暫く河原砂漠。やがてナメが始まる。砥石状の泥岩や礫混じりの緑色凝灰岩?など、数種類の岩盤が代わる代わる現れる。堰堤は出合付近の一基のみで、あとは時々左岸の枝沢から土石流の跡があって沢を埋めることがあるが、残りは全部ナメ。
小滝川本流では20cmぐらいの魚影を見たが、ここ滝沢は3cmぐらいのハヤ?が沢山いるばかりで岩魚の魚影は薄い。一応10cmぐらいのやつを3回ぐらい見た。平坦なナメが続くので竿を出したまま遡行したがいつものように釣れない。
ナメの所々にコンクリート舗装の残骸があった。昔は沢地形をそのまま使った作業路がかなり奥まで伸びていたのだろう。
850m二俣は3:1で右の本流に進む。ここまで間違えるような二俣は皆無。二俣を過ぎると一旦ナメが終わるが、大内沢へ乗っ越す予定の枝沢との出合からまたナメが続いていた。名残惜しいが雨も降っているし大内沢へ向かう。ガリーの中は藪が煩いので途中からブナの斜面に逃げる。炭窯の跡らしきものが散見される。稜線にはうっすら踏跡あり。
大内沢への下りは登ってきたガリーより広く緩傾斜で歩きやすい。最後に滝でも出てきて一気に高度を下げるのかと思ったがそのまま大内沢に出てしまった。こちらは花崗岩の砂礫があってここ滝沢より水が澄んでいる。バシャバシャ下っているせいかも知れんが魚影は全く見なかった。すぐに林道に出る。フレッシュな轍と足跡があったので釣師が結構入っていてそれで魚影を見ないのかもしれない。
大内沢右俣を詰めて戸屋山に登るプランも考えていたが、雨の中遡下降を繰り返すやる気は無かった。
ここ滝沢のナメの規模はなかなかのもので、詰めた先に展望の良い名の知れたピークでもあれば有名ルートになったであろうに。
沢靴のインソールを忘れたけど特に問題なかった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する