奥三界岳（夕森キャンプ場から）

2014年06月14日(土) [日帰り]

• GPS: 06:41
• 距離: 18.3km
• 登り: 1,561m
• 下り: 1,554m

コースタイム

9:10ゲート前→9:40林道分岐(銅穴の滝)→11:00上の林道→11:50木の橋(昇龍の滝)→13:05山頂→15:50ゲート

天候

曇り，後晴れ
蒸し暑い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

夕森キャンプ場奥，林道ゲート前に5〜6台駐車可

コース状況／危険箇所等

全体的に林道歩きが長い（全体の約半分）。案内表示・赤テープ多数，道明瞭。山頂手前1.5km地点からは，残り距離とタイムを示す標識あり。そこまでは距離表示なし。

ゲートから銅穴の滝までは舗装林道(約1.5km)。ここから上の林道まで急登の登山道(約1.5km，標高差約300m)。途中，アゼ滝・一の滝方面の分岐があり，滝方面は鎖場・ハシゴなど多少危険個所あり。上の林道出合から木の橋までは未舗装の林道(約3km)。木の橋からはガレ場多数，崩壊した林道が廃屋まで続く。廃屋からは本格的な登山道(木の橋から山頂まで約3km，標高差約500m)。ハシゴ，涸れ沢の急登で稜線まで出る。稜線は，起伏は少ないが笹原や湿地多数。笹はきれいに刈ってあり，歩きやすい。山頂にやぐらあり。

写真

6/14 9:10

いろいろあって，ゲート到着が9時過ぎになってしまった。ゲート前の駐車場は満車。路肩に停めて遅めの出発。本日ラストの登山者。

6/14 9:12

渓谷には滝が多くあり，水はエメラルドグリーンで美しい。しばらく川沿いの舗装林道を歩く。

6/14 9:23

コアジサイとアサギマダラ。

6/14 9:33

何の実だろう？

6/14 9:36

銅穴の滝。林道から良く見える。

6/14 9:37

銅穴の滝案内所。東屋もある。あまり下調べをせずに来たが，奥三界岳，遠そうだ。

6/14 9:42

ここで左折。登山道になる。右は舗装林道。天然公園にも行ってみたい。

6/14 9:47

雰囲気のある吊り橋。これを渡ると，一気につづら折りの急登が始まる。途中，アゼ滝方面への分岐もある。

6/14 10:31

暗い登山道の脇には，ギンリョウソウ。

6/14 11:01

上の林道に出た。

6/14 11:32

遠くに昇龍の滝と歴史を感じさせる木の橋が見える。そこまで，未舗装林道で約3km。

6/14 11:42

だいぶ近づいて来た。橋の向こうには昇龍の滝。橋を渡るのは楽しみ。

6/14 11:36

見上げると1708Pと奥三界岳山頂への稜線。

6/14 11:42

深い谷を挟んで，対岸には夕森山。

6/14 11:47

ようやく木の橋の下に到着。林道は一旦，橋の下を通り過ぎる。

6/14 11:49

この分岐でUターン。ここからは，かつての林道跡を歩く。

6/14 11:50

岩が崩れてガレ場になっており，かつての林道の痕跡は極僅か。

6/14 11:51

木の橋を渡る。歴史を感じさせる橋だが，まだまだしっかりしており不安はない。

6/14 11:51

木の橋から，歩いて来た林道を振り返る。

6/14 12:19

荒れ果てた林道終点の廃屋。ここで鋭角的に右折し，本格的な登山道が始まる。山頂まで2Hの手書き表示があった。12時を過ぎ時間切れのため，妻はここまで。ここからは単独行。私のリミットは13時に設定。

6/14 12:25

登山道は急なハシゴで始まる。笹原が続く。

6/14 12:26

笹はきれいに刈られており，歩きやすい。感謝。少し見えているのは，山頂手前の1708P。

6/14 13:45

1708Pに向かって，涸れ沢の岩場を登る。水も結構流れていた。

6/14 12:40

涸れ沢の源流付近。

6/14 12:42

稜線まで上がったと思ったら，まだ1.5kmもある。私もタイムリミットが迫ってきた。時間切れまであと20分。

6/14 13:01

樹林帯を抜けると，明るい笹原の稜線。高山植物帯に到達。

6/14 12:59

標高1800m付近で，ようやくシャクナゲが咲いていた。

6/14 13:01

日向にはイワカガミも。

6/14 13:02

山頂直前の鏡池。ミズバショウの花は終わっていた。

6/14 13:02

山頂までは，ミズバショウの湿地帯。ドロドロ，ベトベト。

6/14 13:05

山頂やぐらが見えてきた。

6/14 13:07

13時05分山頂到着。設定したリミットを5分過ぎたが，何とか到着。三百名山だったんだ。

6/14 13:07

遠くは雲が多め。向こうに雪をかぶった白山が微かに見える。

6/14 13:07

御嶽も山頂は雲の中。残念。

6/14 13:11

小秀山から高原，加子母アルプス。

6/14 13:11

加子母の山並み。

6/14 13:52

早々に下山開始。下に見えるのは，夕森山を巻いている林道。

6/14 13:37

笹原の向こうには南木曽岳。

6/14 13:37

中央アルプス方面も雲が多い。

6/14 13:51

雲は多めだが，明るく爽やかな笹原の登山道。

6/14 14:14

葉っぱの白い，マタタビの木。

6/14 14:20

木の橋まで戻ってきた。

6/14 14:31

上の林道から眺める。なかなか雄大な景色だ。帰りになって，ようやく晴れ間が広がってきた。真ん中に，小さく木の橋と昇龍の滝。

6/14 15:37

下の林道から振り返る。想像以上に長い道のりだった。妻とは，ほぼ同時刻に無事下山完了。

撮影機器：

EX-ZR700 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

totok

妻の夏の足慣らしを兼ねて，二人で山へ行くことにしました。当初，福井県の山へ行く予定でしたが，朝起きてネットで確認すると，どうやら雨。急遽，雨が降らないと思われる岐阜の白草山に変更。過去のレコを調べて出発。白草山登山口からかなり手前の地点で，なんと林道法面崩落のため通り抜け不可の表示。無理せず撤退決定。さて，どこへ行こう？さんざん迷ったあげく，最近sireotokoさんのレコで拝見した奥三界岳又はその近辺の滝に行こうと決定。

中津川方面へ戻り，夕森キャンプ場奥のゲートに着いたのが9時過ぎ。駐車場は満車。さすがにこの時間から登る人は他にいないようです。今回は急なことなので，ほとんど事前の下調べなし。sireotokoさんのレコの記憶だけを頼りに登り始めます。レコによると，林道が長く，結構距離があるようです。出発が遅めなので，タイムリミットを12時から13時に設定し，時間切れの場合は，滝見物をすることにしました。

昨日までの雨で登山道が湿っており風もなく，上の林道に出るまでの急登と暑さと湿気で妻はバテバテ。何度か休憩を繰り返し，上の林道に出ると爽やかな風が吹き始め，ようやく元気に歩き始めることができました。ここからの林道歩きは，やはり長かったです。はるか遠くにレコで見た木の橋と昇龍の滝が見えます。この木の橋は，レコで見たときに是非行ってみたいと思っていたので，ともかくそこまで行くことにします。ようやく木の橋に到着。橋の上で滝を見ながら昼食にしました。その時点で11時50分。

木の橋からは，崩落した岩だらけの林道跡を進みます。林道終点の廃屋付近で12時過ぎ。山頂まで2Hの表示があります。妻は，本日はここまでにしました。私はタイムリミットを13時に設定し，とりあえず行けるところまで行くことにしました。ここからは単独行です。しかし，ここからの登山道は，ここまでの林道歩きとは一変し，変化のある道でした。ハシゴあり，沢登りあり，笹原あり，湿地あり，高山植物ありで，楽しく歩くことができました。山頂まで，1.5km地点で，初めて山頂までの距離とタイムを示す標識があり，ここからは500mおきにありました。リミットが迫る中，なんとか5分遅れで山頂へ着くことができました。山頂には展望台のやぐらがありましたが，遠くは少し霞んでいたのが残念でした。

本日は，いろいろありましたが，何とか私だけは山頂まで行くことができました。やはり下調べは大切です。次は，妻と二人で山頂を目指すことにします。

【追記】
白草山登山口への林道通行不可の件ですが，ネットで調べたところ，御厨野方面からのアプローチでは通り抜け不可のようですが，乗政側からは普通に通行できるようです。

コメント

sireotoko

おはようございます totokさん
早速行って来られましたか。私もこの日は初め白山方面を考えていましたが、昨日の天気から、御嶽方面と考え、さらに高いところは雲がかかりということで、花見に入笠山でした。
　奥三界山は山頂まで長いですね。木の橋を越えれば本格的な登山道歩きで楽しいですね。時間設定内に登ることができてよかったですね。ご苦労様でした。私は上の林道を速足で進んだので30分でした。小雨と曇りだから速足で行けましたが夏ような暑さだと無理です。
　お二人で登ることができるなんて羨ましい。夏が楽しみですね。

totok

Re: おはようございます totokさん
sireotokoさん，こんにちは。
コメントありがとうございます。
白草山が行けないと分かって途方にくれたとき，
sireotokoさんの奥三界岳のレコが頭に浮かんで，
これだと，急遽向かうことにしました。
距離が長く，時間が遅めだったので，
滝見物でもいいやと思いながら歩き出したのですが，
始めたらやっぱり行きたくなって，私だけ山頂まで行ってしまいました

レコのおかげで，迷わず歩けました。ありがとうございます

isdysys

totokさん、はじめまして
タイムを見ると、山頂の展望台でお会いした者です。
私たちもここは初めてきましたが、林道歩きが予想以上に長くて疲れましたが、
その分景色を眺めながら散歩気分で楽しめた所もあり、良い登山でした。
奥様が山頂まで来れなくて残念でしたが、次はがんばってください。

totok

Re: totokさん、はじめまして
isdysysさん，こんにちは。
コメントありがとうございます。

ちょうど展望台でお会いした方ですね。
ほぼ同じ時間に出発して，同じ時間に到着ですね

実は，この日，最初に白草山へ行こうと思ったのは，
ちょうど６月１日のisdysysさんのレコを見て思いついたのです。
ありがとうございます。
その時は，林道は崩れていなかったようですね。
最近，崩れたのですね。また，いつか行ってみます

ゲスト

totokさん、こんばんは。
滝と展望を楽しめるコースに、
夫婦二人三脚、素敵な人生観 も伝わってきて、ナイスレコでしたっ

totok

Re: totokさん、こんばんは。
naminoriさん，こんばんは。
naminoriさんには，足元にも及びませんが，
少しずつ，山行を伸ばしています。
どこまで登れるか分かりませんが，
いつかは二人で南アルプス！
を目標にトレーニングします

neo☆n

totokさん、こんにちは
奥様と夏山訓練ですか、遠征されるのでしょうかいいですね。
又、いろいろ山の情報整理されていらっしゃるようで、いざというときに
機転がききますね。
コースタイム2時間のところを半分の時間で上られてますけど
やはり流石ですね。お疲れ様でした。

totok

Re: totokさん、こんにちは
higurasiさん，こんにちは。
天気や道路情報は，やはり事前にしっかり調べないといけませんね。
どちらかと言うと，マイナーな所が多いので，なおさらです。

いつかは，二人で白山と思っていますが，いつになることやら。
とりあえず，まだ，今年は無理そうです

「半分の時間」と言っても，それまでスローペースだったので，
休養十分といった感じでした。
まだまだですよ

fuararunpu

インディジョーンズみたいな橋
こんばんは！！
インディジョーンズみたいな橋ですね！！
また、頂上の味のある櫓もあの姿のまま、何年もあるような気がします

ご夫婦とも健脚で、夏に向け何か冒険の予感がします。

totok

Re: インディジョーンズみたいな橋
fuararunpuさん，こんばんは。
この橋のインパクトは強烈で，
レコで見たとき，行ってみたいと強く感じました。
ただ，林道が長いようなので，躊躇していましたが，
たまたま行くことができて，結果として良かったと思います。
妻はまだまだなので，隊長のようにはいきませんが，
なんとか，冒険させたいと思っています

onetotani

伸びやかな景色ですね。
totokさん　今晩は。　今回は夫婦揃っての山行だったんですね。

林道の情報収集は大事ですね。二転三転で、迷われたじゃないですか？
それでも周辺の山を選択出来て良かったですね。
これも日頃からの準備の賜物でしょうね。

笹原の広がる山は伸びやかな開放感が良いですね。

「夫婦揃ってアルプスへ登頂」なんてレコのアップを予感させる文面ですね。

totok

onetotaniさん，ありがとうございます。
onetotaniさん，こんばんは。
梅雨の時期は，山の選択が難しいですね。
ギリギリまで分かりません。
もっと，いろいろな選択肢を持って行くべきでした。

銚子ヶ峰も行きたい山です
まだまだ行きたい山が多くて困ってしまいます

nucchi

お隣さん
こんばんは。尾根を隔ててお隣の山でしたね

４枚目のブドウみたいなツル、先日の平谷村自然観察会で似たものを見ました。
ギョウジャノミズと言うヤマブドウがあるらしく、最近ではワインが人気だとか。

話は反れますが阿智村のセブンサミットのイベントをご存知ですか？
ぜひご夫婦で狙ってみてください

totok

nucchiさん，おはようございます。
田立の滝に行こうとして，こっちへ来てしまいました。
あの実は，ヤマブドウの一種でしたか！
お教えいただき，ありがとうございます。

阿智村セブンサミット，ネットで調べました。
面白そうですね。
自分は全部登ったことがあるので，
二人で狙うのもいいですね
情報ありがとうございます。