記録ID: 4662447
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沢登り
奥多摩・高尾
倉沢谷本谷→塩地谷(途中撤退)
2022年09月10日(土) [日帰り]
やっくん
めぐもぐ
- GPS
- 06:59
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 818m
- 下り
- 831m
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日帰り
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:57
| 天候 | 曇り (下山中から晴れ) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
参考遡行図/記録; ・本谷: サワグルイ、ヤマレコ記録いくつか、「ウォーターウォーキング2」 ・塩地谷: 「新版 東京起点 沢登りルート100」P.34-35 (初級/1級上/��) ★計画では、塩地谷を一杯水まで遡行予定だったが、Co.890にて先行されていた釣り師集団がいたため、撤退し、作業道を辿って下山 塩地谷を遡行ターゲットに計画を立てていくと、倉沢林道はゲートで封鎖されているという情報を得、ゲート前に駐車するならついでに本谷もまとめて遡行しちゃおう、という欲張り計画。その分、朝は早めの山行開始時間とした。 現地は深夜に軽く雨が降っていたようだが、到着時点で雨は止んでいた。が、駐車スペース付近のアスファルトなどは湿った状態。本谷序盤では水量は若干多めなような気がしたが、遡行中すぐに平水に戻ったと思われる。深夜の雨の影響で沢の両岸に乾いた岩はずっとほとんどなく、沢の中を歩くほうがヌメリが少なく足元が安心できる状況。 到着時に駐車スペースには車が1台。装備準備していると、もう1台増えた。後からきた方は釣りで魚留滝上から右に折れた長尾谷に行かれるということだったので、我々の遡行ルートと被っておらず、安心した。 倉沢本谷はウォーターウォーキング本に載っている沢で初級者向けという情報ぐらいで、あまり情報を調べずに行った。入渓ポイントもあまり調べてはいかなかったが、それっぽい踏み跡をすぐ見つけて普通に降りることができた。 倉沢本谷は入渓後10分後で出てくる大きな釜を持った2段5mが核心だった。泳いで水流左から取り付きを試みたがうまくホールドが見つからず。滝の右壁上にロープがかけられていたので、そこから巻き気味の登攀をしたが、これがとても悪かった。なんとか登ったあと、上から見ると少し戻った左岸からとても快適な巻き道があったのに気付く。あのロープは罠じゃないだろうか……。 そのあとは特に困難な箇所はなく、Co.550にて釣り師を見かけたので、林道にあがり、石垣状堰堤上まで林道を歩いた。たくさんの小滝がある綺麗なところを全部巻いたことになり、林道から滝を眺めるだけに…… 石垣状堰堤上は穏やかな河原になっていた。そこから先は難しいことはなく、倒木などが核心になる。倒木をいなしながら進んでいくと魚留橋下に。橋をくぐると目の前に魚留滝があらわれる。滝下まで行き、水を浴びながら、登る気は起きなかったが、登攀ルートを検討したりした。1段目は登れそうだったが、そのあと2段目、3段目は水しぶきもずっと浴び続ける状態になりそうで、相当厳しそうだった。が、登攀されている記録は多いので、いつかトライしたい。滝下の右岸から魚留橋に簡単にあがれる。 崩壊している魚留橋を渡り、倒木で人が歩くのがいっぱいいっぱいになっている林道を少し歩くと魚留滝上に降りられそうな踏み跡をみつけ、グズグズな地面に気をつけながら沢床に復帰。降りてみると、我々が降りたところよりも20mほど先からの踏み跡のほうが簡単なことに気付くが、まぁ無事に降りられたのでよし。魚留滝落口すぐ横に降りられる。 そこからすぐ上で長尾谷との二俣があり、左に行きようやく塩地谷へ。いくつか小滝を登ると、デカい直瀑ヒョングリ滝が現れる。これが地蔵滝。地蔵滝はどうやっても登れそうになかったw地蔵滝右岸から急斜面を山道まであがり、山道を上流方向へ。木橋を2つ渡ったところにあるピンクテープ横から沢に降りる。少しクライムダウンをして、斜面中腹から30mロープで懸垂下降1回で降りられた。 ここからゴルジュ地形となり見ごたえがとてもある面白い場所になった。6m滝を右岸から軽く巻き、その先にある6mCS滝下まで。こちらも登るのは難しそうだったので、ガイドブック通り6m滝下まで戻り、そこから作業道にあがった。 もう一度沢に降りるのも面倒だったので、そのまま作業道を進み、芽尻沢を渡渉して、作業道が塩地谷にぶつかる、小屋跡のあるところまで。そこで再入渓。 が、その先Co.890にて、3✕4m滝を登っていると、前方に釣り師のパーティーを発見。12:30と遅い時間だったので少し驚いたが、そこからも釣りをされたい様子だったことと、大きく巻くのも難しい地形だったため、ここで撤退を決めた。 小屋跡のあるところまで戻り、作業道を使って30分弱ほどで魚留橋まで。踏み跡も明瞭で快適な作業道だった。魚留橋手前ではつづら折りで斜度を殺しながら降りられる。 魚留橋からは林道で駐車スペースまで40分弱ほど。魚留橋の手前では道が大きく崩壊しており、バイクや自転車の通過も難しいような状態だった。※魚留橋の先も倒木などで人が1人歩くのがギリギリな状態ではあります 振り返ってみると、あまり沢を遡行せず、林道や作業道ばかりの山行となった。 |
| その他周辺情報 | ラストコンビニ: セブンイレブン 奥多摩古里店 下山後: もえぎの湯 |
写真
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倉沢林道ゲート（施錠はされていないので入ろうと思えば入れる、実際に林道途中でバイクを見た）
水量はやや多め？泳いで取り付き、水流左から登攀しようとしたがホールドが見つからず
20mほど先に釣り師が見えたので撤退、右岸に林道にあがる踏み跡があった
6mCS滝の巻きに、少し戻ったこの辺りから出来るかと検討したが、岩が脆く危険と判断した
2m滝と6m滝の間で少し斜面がゆるくなるので作業道にあがっていく
作業道に咲きまくっていたギンリョウソウ（ユウレイダケ）。ツツジ科なのを後から調べて驚いた
作業道はつづら折りで斜度を殺しながら魚留橋手前の木階段のところに出る
林道崩壊地点を下流側から（左側にギリギリ人が一人通れるぐらいの踏み跡がある）
装備
| MYアイテム |
やっくん
重量：1.14kg
|
|---|---|
| 個人装備 |
グローブ
雨具
着替え
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
スリング
セルフビレイランヤード
参考遡行図
地形図
バイル
|
| 共同装備 |
ロープ(8mm30m)
クイックドロー
カム数本
アッセンダー
レスキューセット(プーリー/マイクロトラクション)
ハーケン数枚
特小無線機2台
ナイフ
熊鈴
浄水器
|
感想
沢トレをメインにソロでも行ける沢を探して倉沢塩地谷。遡行距離も長く、下山もそこそこ長い、日帰りのタイムとしてはギリギリを攻めた計画だった。
前日にパートナーが一緒に行けることになり、安全マージンとしてはあがったが、タイムマネジメント及び計画が試される結果になった。塩地谷Co.1070で13時を越えていたらピストンで撤退予定な計画で、釣り師がいなくてもそこは微妙に間に合わなかった気がする。
直前に雨が降ったあとだったこともあって、岩が全部濡れていて、側壁から簡単に登れそうな滝も登れない状況が多かった。
晩秋の奥多摩の沢は大物狙いの釣り師が多いという知見を改めて得た。先週は水根沢でも釣り師に会い、撤退を余儀なくされている。できればネジレ滝7mは見てみたかったが残念。魚留滝と地蔵滝、そしてその先のゴルジュが見れたので一定の満足感はある。あるが、あまり沢にいる時間が少なかったのは悲しい。。。。
山行終了後、釣り師のみなさんの車はなくなっていた。駐車スペースで着替えていると、キャニオニングのツアー客が車2台分ぐらいやってきた。遅い時間に来るほうが釣り師とのバッティングもなくて良いんだろう。
僕は見ていないが、作業道を歩いている途中でメンバーがヤマビルを見たと言っていた。妙義山のほうからついに奥多摩も汚染されつつあるんだろうか？ヒルを気にする沢登りは嫌（遡行中にはあまり関係ないが、詰めや下山時にひどい思いをしたことがあるため）で、夏に丹沢はいかないようにしているが、奥多摩もそうなると嫌だな……。
来年辺りに上部の塩地谷だけリベンジしにきたいな。あとは、下流のマイモーズもそのうち……。おつかれさまでした！
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