笹山(黒河内岳)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 3,020m
- 下り
- 2,694m
コースタイム
伝付峠−奈良田越−白剥山−2360地点(幕営)
2360地点−笹山−笹山ダイレクト尾根−1603地点(幕営)
1603地点−奈良田第2発電所−奈良田
天候 | ほぼ毎日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
田代入口バス停からは新倉湧水の看板を目印に林道に入ります。 登山道入口から伝付峠までは沢沿いの整備された良い道です。 伝付から奈良田越までは林道あるき。途中何か所か崩落個所ありますが通行に支障は無い。 奈良田越から笹山までは標高2500m付近が藪がうるさい程度。ルートはしっかりついています。むしろ森林限界超えてから一部迷った所あり。 笹山ダイレクト尾根の下山取り付きは笹山南峰に入口プレートあり。尾根上部は直下降、適度にテープあり。基本的に尾根通しにルートが付いています尾根の広がる所でも冷静に踏み跡と周囲をみればテープがあります。尾根通しを意識すれば山慣れた人なら迷わないと思います。下にいくほどジグザグを切った登りやすい道ですかね。僕は登りにはあまり使いたくないけど。 1603mの水場は細いが出ています。 |
写真
感想
白峰南嶺!なんて魅力的な響きなのだろう。
秋の大型5連休ということで出かけたのだが久々の山行であり体力の衰えと体重の増加に山は許してくれなかった。
初日、奈良田発身延行きの早朝のバスは乗客僕のみ。同じ事を考えてる人いたと思ったけど。田代入口で降りて工事車両の通る林道歩き。やっとのことで登山口に付いたらミキサー車が来て登山者が降りてきた。聞けば乗せてもらったとのこと。いいなあーと思いながら運の悪さと人相の悪さで僕は多分乗せてもらえないだろうとあきらめる。苦しいながら伝付峠までたどり着く。峠直下の水場で7リットル補給。
二日目。なんとか笹山まで行きたいと考えていたが大ブレーキ。奈良田越まではまあコースタイムくらいでしたが白剥山の取り付きの急登が始まると水の6リットルが効いている。使わない三脚が効いている。足が進まず、2360地点に早いけど幕営。
三日目。この日は余裕で笹山越えて広河内岳近くまでと考えていたが今日も昨日に引き続き大ブレーキ。笹山森林限界手前のヤブに消耗し大型ザックは枝に引っかかりまくりで笹山に到着。北岳農鳥岳が遠くに見える。南嶺は果てしない。ましてやヤブこぎ、ルートファインディングの必要な上級者コース。這松のヤブをトライアンドエラー。体力、飲料水も考え以前からネットで下調べしていた笹山ダイレクト(東尾根)尾根へエスケープ決定。
笹山頂上を11時に下山開始。夕方19時くらいには下山できるかな?とアバウトに途中幕営も充分できるのでどっちでもいいやと考える。
下山開始、下りも調子が出ない。そのうち両足の裏が痛い。多分、水ぶくれになっている。それでも1603m水場入口に到着。水は幕営にしてもぎりぎり持つので補給は無しと何も考えず下山。ところがテープにそって行くと踏み跡が薄くなり足場もゆるい沢床へ。上には鹿さんもいる。必死にルートを探してると水音が。
ハイ。水場に到着です。せっかくなので補給してフル装備でなんで水場に来るのだと自分のエラーにフテクされてさっさと幕営。
四日目。うまいラーメンが食べたい。肉が食べたい。ご飯が食べたい。欲望のカタマリとなって奈良田へ下山。ダイレクト尾根を下りてきた自分が少し誇らしい。南嶺から逃げてきただけなのに。しかしこのルートがあることに感謝です。たくさんの人が踏みしめることで道はできるのです。
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