改訂版「宝山寺・正面参道」と古堤街道の神定松跡

2022年09月12日(月) [日帰り]

• GPS: 04:12
• 距離: 12.9km
• 登り: 313m
• 下り: 327m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:09
• 休憩: 0:01
• 合計: 4:10

9:57 生駒駅
10:27 10:27 菜畑駅
12:29 12:30 生駒山麓公園・ふれあいセンター
14:07 生駒駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

令和4年5月発売、第二版「生駒の古道」で改訂、紹介された宝山寺参詣道を歩く。

写真

9/12 9:57

生駒駅南口から歩きます。ぴっくり通りを上から見下ろす。

9/12 10:03

生駒市役所に立ち寄ってみました。犬養さん揮毫による万葉歌碑、草ボーボーになってました。ナイロンコードで刈払いしてください。本書23頁

9/12 10:06

近鉄生駒線に沿って歩く。このまま川沿いに行けば早いけど、ちと、遠回りして菜畑の「傍示の辻」を目指します。

9/12 10:23

大正10年「傍示の辻」に立てられた道標。道路の拡幅工事でここへ移転しました。本書48頁、109頁

9/12 10:25

みがわり地蔵さんの裏へ回ってみた。修復跡が痛々しい。明治の廃仏毀釈の影響なのか？

9/12 10:28

ひゃー、天気良過ぎ。暑いわ〜。

9/12 10:31

さて、目的地に着いた。ここから新ルートです。しかし、ヒントは初版本の頃から表紙にあったのですね。江戸期の古地図でも、北へ大きく迂回していたようです。本書110頁。

9/12 10:34

うーん。ストビューの下見で気になった灯篭。古い時代のモノじゃなさそうだ。

9/12 10:35

古道は生駒線の敷設で消失。ガード下を抜けると、最初のカーブ地点です。

9/12 10:36

畑が残っていました。ガード下を、もう一度くぐります。この辺りが、菜畑村と山崎村の境界だったと云う。　本書110頁

9/12 10:41

参道の北側を流れる湯船川、先で生駒川に注ぎます。本書110頁下段

9/12 10:42

なるほど。安楽寺さんの参道下にでました。地図で見て、「寺の下」とは、南側なのかなと思いました。これで、ナットクです。

9/12 10:43

この辺りが「昔からの十字路」ですね。ここにあった道標は移設されました。

9/12 10:43

2014年はここから下ってきました。坂の上から宝山寺が良く見えます。あれが、トッカン坂だったのかも。

9/12 10:44

市道にでました。バス停「湯船」です。

9/12 10:46

これですね。移設された道標とは。資料によると明治34年とのこと。

9/12 10:57

着きました。お化け灯籠です。本書110頁下段で、新たに紹介された古い「新名所」です。よく見ると、損傷が激しいですね。

9/12 11:00

敷石道の由来書きも残っていました。色褪せてませんね。ヨカッタ。

9/12 11:05

あちゃー、通行止め。敷石の風情が良く残ってる区間なんだけど。

9/12 11:06

これかー、原因は。二本の倒木。手前は乗り越えて、二本目は下をくぐりました。

9/12 11:12

ここは昔ながらの風景だと思います。しかし、細い箇所もありますね。

9/12 11:15

四丁の道標。この辺りは今風の整備です。

9/12 11:19

回り込んで五丁の新道標です。

9/12 11:21

女人堂跡の石碑を過ぎると、菜畑参道との合流点に立つ道標です。道は残ってません。

9/12 11:26

宝山寺の旅館街に着いた。参拝せずに横断。生駒山麓公園へ向かいます。

9/12 11:38

宝山寺川に架かる般若ノ滝橋にある「五十丁石」です。本書115頁

9/12 11:40

やっとアスファルト道から解放された。生駒山麓Bコースは、「荒池・八丁門峠越」を復元・整備されました。

9/12 11:47

「癒される水」だそうです。確かに涼しげな水音に癒されます。

9/12 12:03

ショートカットせずに歩きました。この辺りに、茶店があったと云います。

9/12 12:11

苔むした三十四丁石です。苔むし過ぎて「四」の字が読めなくなってる。本書115頁（注）

9/12 12:13

古道の雰囲気を感じる「切通し」右手の斜面に馬池への分岐ルートあり。

9/12 12:30

生駒山麓公園に着きました。イノシシ除けの柵を設置されました。暫し休憩です。

9/12 13:08

うわっ、デカい蛾です。

9/12 13:12

さぁ、古堤街道を下るぞ〜。

9/12 13:19

谷に何かの施設ができてますね。

9/12 13:22

山中約500メートル下って、電信柱そばの草むらに道標。金毘羅神社を案内しています。本書45頁

9/12 13:26

ハイキング道の入り口。俵口幼稚園の南角に出ました。

9/12 13:28

擁壁の上、緑のフェンスがあるところに、大きな露岩があって、種子を彫り込んだ磨崖仏が鎮座。工事は終了して、見学可能になってました。

9/12 13:35

天保七年銘、生駒市最大の道標。大きいけど、上から1/3程度しか写せません。本書46頁

9/12 13:36

生駒市石造遺物調査書（平成8年）によると、横の敷石みたいな方形の石は、室町期の蓮台です。あー、勿体なや。

9/12 13:42

生駒インター、県道142号線。信号待ちで思い出した。向かいに見える第一食糧さんの看板が目印だったんだ。

9/12 13:45

本書47頁に写真で紹介された「神定松」跡です。今はモチの大木が二本。第一食糧の目印は健在。しかし、左手の住宅は、すっかり変わりました。

9/12 13:46

恵務さんが発見なさった小祠です。1円玉がいっぱい集まってた。

9/12 13:46

当方が見間違えたモチの木は、その後伐採されて枯れた切り株が残ってます。

9/12 13:47

田んぼの向こうでモチ川と生駒川が合流する。この風景は、昔と変わってないはず。

9/12 13:53

半分埋まった道標。よく見ると「宝」の字が見える。よく分かりません。資料にも記載なし。稲蔵さんじゃないのか？

9/12 13:56

本書47頁で紹介される「稲蔵神社参道碑」は、これだと思います。ここから右折して生駒駅へ向かいました。

9/12 14:07

生駒駅到着。今回も新しい発見と疑問がありました。「生駒の古道」、古くて新しいを実感した一日となりにけり。

撮影機器：

Google Pixel 5a (5G) SIMフリー Google

装備

MYアイテム

Ikoma Nature Walk

重量：0.19kg

感想

Ikoma Nature Walk

2022年5月31日、生駒の古道（生駒民俗会）の第二版が出版されました。
先月末に購入して、新旧を眺めては、古い山行記録を読み返したり、GPSログをカシミール3Dに落としてみたり。。。

古い道を好んで歩きますが、新しいモノ好き。正面参道の改訂箇所を歩いてみました。ついでに、2014年の訪問時に見落とした道標をチェック。当時、タケチャンマンのiPadに入ってた写真で納得して、見に行かなかったのです。

今回の発見は稲蔵神社参道の石碑と道標。斜めに半分埋まった道標は、本書で紹介されていたものとは異なります。調査書にも見当たらない。詳細をご存じの方は、コメント欄でご教示くだされ。