西丹沢の森と水めぐり 大滝橋〜畦ヶ丸〜本棚〜下棚


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 975m
- 下り
- 866m
コースタイム
8:30 林道から登山道へ。
8:45 沢から離れてクサリの急登へ。
9:30 一軒家避難小屋着。 9:40 出発。
10:10 ステタロー沢を離れて斜面へ。
10:27 大滝峠着。 10:30 出発。
11:32 畦ヶ丸避難小屋通過。
11:35 畦ヶ丸山頂着。昼食で大休止。 12:10 出発。
12:57 善六ノタワを通過し休憩点着。 13:00 出発。
13:28 急下降途中の休憩スポット着。 13:30 出発。
13:49 本棚分岐通過。
13:53 本棚着。 14:07 出発。
14:30 下棚分岐通過。
14:35 下棚着。 14:45 出発。
14:50 下棚分岐通過。
15:28 最後の堰堤通過。
15:35 西丹沢自然教室バス停着。
15:42 定時から少々遅れてバス発車 (終了)。
※本棚・下棚・西沢周辺では、三脚を立てての撮影の繰り返しですので、『山と高原地図』のコースタイムよりも全然遅くなっております。
天候 | 曇りときどき晴れ 午後一時にわか雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路……西丹沢自然教室からバスで新松田へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
総じて、登山道を管理する神奈川県の御尽力により、数年前の大洪水による荒廃から再び整備が加えられつつあり、安全に往来できると思います。ただ、もともと足場の狭いザレザレの高巻き道やヤセ気味尾根の通過 (しかも急勾配な場所もあり) がしばしばあり、それが一層狭まってヒヤヒヤさせられる場所も。足の置き場に注意して、あまり歩幅が大きくなり過ぎないようにするのが吉。湿気や暑さで歩みがふらつくと、歩幅が乱れてバランスを崩し、そのまま谷底へ……ということになりかねないかも。また、クサリが設けられた岩場の急登や、沢筋の簡易な橋など、濡れた状態では非常に滑りやすくなっています。とりわけ降雨直後は慎重に歩くことが大事だと思われます。 畦ヶ丸の山頂南側では、笹がかなり繁茂しつつあるような気が。顔に当たると痛いですし、尖った先端が怪我の元にもなりますので注意。 大洪水ののち、とくにトレイルが分かりづらかった西沢沿いは、さすがにその後散々踏み跡がつけられたことにより、普通に注意していれば問題ないかと思われます。とりわけ荒廃していた本棚・下棚への道も何とかなっていますが、ちょっとした徒渉もありますので足下注意 (これは元からそうですね……^^;)。 |
写真
感想
梅雨に入り、同じ休みでも他に所用のある日に限って晴れ、山に行く時間があるときに限って雨ということで、イイ加減運動不足でヤバいな……と感じていた今日この頃。いっぽう、ヤマレコにアップされる皆様の記録を拝見しておりますと、次第に標高が上がって高山の夏山風情がまぶしい限り! あ〜、少なくとも一泊二日の余裕があれば良いのですが、多忙のため一泊二日の山行すらなかなか行けないという……。
というわけで、ようやく巡って来た「雨が降らず、他の用事もない休み」の行き先は、結局近場をチョイス (笑)。蒸し暑くなってオフシーズンに入ったと思われる丹沢をサクッと訪れることにしました。もっとも天気予報では、湿気の流れ込みで大気の状態が不安定ということですので、そんな日に展望の山に登っても余り面白いものではありません。そこで、展望はほとんどゼロではあるものの、その代わりに森と水の風情が絶品な畦ヶ丸をめぐることに決定! 畦ヶ丸といえば、シロヤシオの白とブナの淡い新緑の組み合わせが最高に夢の世界であり、あるいは紅や黄色に染まった秋の風情も素晴らしいものがありますが、梅雨時だからこそ最高潮に達したブナと苔の緑、そして豊かな水量を誇る沢筋の風情もまたいぶし銀のような味わいに満ちているはず……と狙った次第です。
今回、夏至を過ぎた梅雨時真っ盛りに畦ヶ丸を訪れてみて、その狙いはバッチリ大当たり♪ ほとんど貸切状態の登山道をのんびりと歩きながら、これでもか!というほど現れるブナの巨木に癒され、滝の音や瀬音によって蒸し暑さを忘れ (あ、でも湿度は非常に高いです。レンズが結露しかけてヤバかった……)、びっしりと成長した苔の緑に侘び寂びを感じ……。あと、稜線は辛うじて風が抜けていたため、そこそこ快適に歩けたのも良かったです♪
また、夏の西丹沢の良いところは、恐怖のヤマビルが今のところいないことでしょうか。そして、最高に鬱陶しい蜂やブヨの類も全然寄ってこないとはラッキー♪と思いつつ歩いていたのですが、さすがに畦ヶ丸山頂で大休止している間は、二酸化炭素かカップラーメンの匂いを嗅ぎつけた虫がブンブン顔の周りにたかって参りました (苦笑)。それでも、初夏の奥多摩のように激しくたかられるというほどではありません (^^)。
まぁ結論としましては……蒸し暑くてオフシーズンな丹沢も、暑さ対策 (←ポカリスエットを多めに持参) と十分な体力さえあれば、むしろ緑の大自然が一番瑞々しさを増している雰囲気を楽しむことが出来るということを再確認でき、行って正解・ギャンブル大当たり♪という気分です (笑)。やはり丹沢は奥が深く、尽きせぬ魅力の宝庫です! 以上、ご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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なお水分は、行動中+西丹沢バス停ゴール時に、ポカリスエット2リットル、そしてカップヌードルの汁とインスタントコーヒー2杯分を飲みましたので、計3リットル程度を消費。但し私は身長181cmですので、他の方はもっと少なくて済むでしょう。
また、趣味の写真撮影と脚力維持のための負荷も兼ねて、カメラ+レンズ約4kg、ゴツい三脚約4kgを持参しておりますので、体力のある方が軽い荷で歩かれるのであれば、もっとハイペースで行けるかと存じます。
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