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記録ID: 470367
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ハイキング
日光・那須・筑波

那須岳(1917m)♪懐かしの山紀行・日本百名山11座目♪

2012年10月22日(月) [日帰り]
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sho0120 その他1人
GPS
--:--
距離
10.8km
登り
699m
下り
997m

コースタイム

09:30 那須ロープウェイ山頂駅
10:00 茶臼岳(1915m)山頂 10:10
10:50 峰の茶屋避難小屋
11:30 朝日岳山頂(1896m)
12:10 清水平
12:50 三本槍岳山頂(1917m) 13:10
13:50 清水平
14:40 峰の茶屋避難小屋(小休止) 15:00
15:45 那須ロープウェイ山麓駅

<6時間15分>
天候 晴れのち曇
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
○東北自動車道「那須IC」を下りて、県道17号那須街道を北上します。
○終点付近に「那須ロープウェイ山麓駅」があり、190台分ある駐車場に停められます。

<自宅から2時間>
コース状況/
危険箇所等
○コースは登山道が整備されており、標識も充実しています。
○朝日岳へ向かう鎖場は、足場が狭くゴロ石も多いので要注意。
満員のロープウェイで標高1684mの山頂駅へ
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満員のロープウェイで標高1684mの山頂駅へ
ザレ斜面を直登して茶臼岳へ
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ザレ斜面を直登して茶臼岳へ
茶臼岳山頂1915m雲の中で真っ白(^^;
茶臼岳山頂1915m雲の中で真っ白(^^;
峰の茶屋避難小屋付近から臨む朝日岳
峰の茶屋避難小屋付近から臨む朝日岳
足場の狭い鎖場を抜けて目指す朝日岳
足場の狭い鎖場を抜けて目指す朝日岳
風も出てきた朝日岳山頂1896m
風も出てきた朝日岳山頂1896m
清水平方面から見上げる三本槍岳
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清水平方面から見上げる三本槍岳
三本槍岳山頂1917mは強風で凍えそう(>o<)
三本槍岳山頂1917mは強風で凍えそう(>o<)
赤い紅葉が栄える下山道
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赤い紅葉が栄える下山道
朝日岳の山腹を彩る紅葉
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朝日岳の山腹を彩る紅葉
やさしい色づき、黄色の紅葉
やさしい色づき、黄色の紅葉
紅葉に抱かれた鉱山事務所跡地への道
紅葉に抱かれた鉱山事務所跡地への道

感想

那須岳は、活動中の成層火山である茶臼岳を主峰とした、鋭峰の朝日岳や最高峰の三本槍岳の峰々を含んだ那須連峰の総称であり、那須岳という固有のピークはない。一般的には那須岳のピークを示す場合には茶臼岳を指すことになるが、1915mの茶臼岳よりも1917mの三本槍岳の方が標高が高く、奥まった処に位置しているので那須岳の呼称にふさわしい気もする。しかし、噴煙をあげる茶臼岳を写真や映像で見ると、やはり那須の顔は茶臼岳だと納得をしてしまう。
20年ほど前、職場の旅行で那須を訪れた際に那須ロープウェイに乗って山頂駅からの眺望を楽しんだ。季節は夏で、Tシャツ、短パン、サンダルの超軽装であり、当然茶臼岳の山頂を踏もうなどどいう野望は一切もっていなかった。しかし、爽やかな風が吹く快晴の山頂駅に降り立つと、山頂まで登ってみたい好奇心がわき上がってきた。無謀にもサンダルでザレ場斜面を登り始めたが、砂利が素足に厳しく当たり、指の間や足の裏に入り込んで、簡単にリタイヤをした記憶がよみがえる。その時は、茶臼岳をリベンジしようとか、朝日岳や三本槍岳まで縦走しようとか、まったく考えが及ばなかった自分がいた。
さて、今回の那須三山の縦走は、紅葉がぐっと深まった10月下旬。一般的には、2000m足らずの山の紅葉は見頃を迎えているが、那須の紅葉は大変早く、9月下旬には赤や黄色、橙色が山腹を彩る。10月下旬にもなると、山腹よりも山麓に紅葉が下っていき、朝日岳の登りや三本槍岳への稜線は、すでに冬へのアプローチを始めようとしている。
那須ロープウェイ山麓駅の駐車場は、平日の恩恵に授かりゆとりをもって停められた。9月下旬から10月初旬の週末は、早朝暗いうちから混雑するので、平日登山ができる現状を有効に使わない手はない。それでも、次々に車は登ってきて、駐車スペースをどんどん埋めていく。さすが人気の日本百名山であり、ましてやオンシーズンでもある。ロープウェイは満員であったが、たった5〜6分程度の宙ぶらりん。色とりどりの紅葉を楽しめるのは束の間で、何とも呆気なく山頂駅に到着する。ベンチで靴紐を縛り直しザックを調節していると、身軽な観光客が歓声を上げながら山頂の方に登っていく。スニーカーや運動靴の若者もいれば、ヒールや革靴の都会派もいる。あの頃の自分は、登山に来られた山家の方々にはどう写ったのだろうと、改めて考えさせられる。
茶臼岳山頂では、移り気な山の天気にみごとに振られた。ロープウェイに揺られているときは、あんなに良かった天気が、登っている最中にもくもく雲がわいてきて、1915mの山頂では5m先も見えない雲の中。火口をぐるっと回っても、見えるのは足元の登山道だけ。指導標を頼りに峰の茶屋へ下っていくと、次第に雲が引き視界が開けてきた。
峰の茶屋避難小屋のある分岐では、多くの登山者に出会った。避難小屋でひと休みする登山者が多い。そこから見上げると、火山だと改めて痛感する朝日岳の鋭峰がそびえている。岩肌があらわになった登山道は、アルペン気分満載で登れる。途中には、鎖場やガレ地もあるので要注意だが、 2000mに満たない山にしてはドキドキ感のある登山道である。切れ落ちた斜面の上にある山頂は狭く、十分な高度感を味わえる。
朝日岳から三本槍岳までのルートは、稜線歩きと清水平越えをして、さらにここから登りになる。那須三山とはいえ、三本槍岳はかなり離れた場所にあり、1917mの山頂は栃木県と福島県の県境に位置する。また、名前とは真逆のなだらかな山頂を有する山でもある。この日は、三本槍岳の山頂でゆっくりランチタイムを考えていたが、吹きすさぶ冷風に凍えそうになり、風の当たらぬ福島県側の斜面で急いでおにぎりを頬張った。
帰路は、峰の茶屋分岐までの往路をひたすら戻り、避難小屋でコーヒーを入れて暖を取った。ひと休みしてから、鉱山事務所跡地を経由して那須ロープウェイ山麓駅の駐車場に戻ることができた。今回の登山では、このルートが一番綺麗に紅葉していて、色とりどりの広葉樹に囲まれながらゆっくり下山することができた。日帰りロングの山行の一番最後にご褒美をいただき、充実感&満足感いっぱいで帰路についた。もちろん、そのまま自宅に戻ることはせず、那須温泉元湯「鹿の湯」で汗を流し、疲れた身体をリフレッシュした。

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