渡渉訓練 魚野川

2014年06月28日(土) [日帰り]

コースタイム

午前：ロープを使った渡渉訓練
午後：ゴルジュ帯の遡行実践訓練

天候

晴れ

コース状況／危険箇所等

ゴルジュ帯は短いが流れが結構強い部分もあり、実践訓練に向いている。
時間があれば、同じところを二度遡行するのも練習になる。

多少の生活排水が入っているようで、磯のような匂いがした。

写真

6/28 11:32

ロープを使った渡渉
こう見えて川の真ん中は結構水流が強いです

6/28 11:42

末端交換三角法などなど色々試しました
渡渉するSさん

6/28 11:42

Sさん強い流れを受けています
小柄な女性は体重も軽く、渡渉はキツイようです

6/28 13:27

午後は場所を変えてゴルジュ突破の訓練

6/28 13:29

Hさんの模範演技
ロープを引いたまま泳いで対岸に取り付きます

6/28 13:36

ここは流れが早いところ
流れの強いところをヘツリ泳ぎするチームもありましたが、我々は対岸に渡り流れが弱いところをヘツリ泳ぎして、ジャンプ渡渉してこちらの岸に戻りました。

6/28 14:08

前の写真の岩場を回り込んだところ

6/28 14:08

ヘツリます

6/28 14:20

かなり流れが強いゴルジュ帯に突入します

6/28 14:26

ヘツって行ったが行き詰まった。
対岸はヘツれそうだけれど流れが強い。
ここはどう処理するか？
Hリーダーが行きます

6/28 14:27

Hリーダー、飛んだ！

6/28 14:27

ザッボ〜ン！

6/28 14:27

流されながらも対岸にたどり着きました

6/28 14:27

そのままヘツリ泳ぎした後、ヘツります
カワセミ泳法というんだっけ？

6/28 14:28

Hリーダー成功しました。
前のチームはまた別の方法でクリアしています

6/28 14:36

流れの強いゴルジュ帯

6/28 14:36

先ほどのHリーダーがジャンプしたところを上から

6/28 15:04

最後の付近、ちょっと難しいヘツリです
普段は岩屋のSさんがヘツリます

6/28 15:12

Sさんが始めたら、みんなヘツリ出しました。

6/28 15:12

まだまだつづくよヘツリチャレンジ
ここを超えて、訓練終了です。

撮影機器：

FinePix XP70 富士フイルム

感想

sobacha

例年、丹波川で行っていた山岳会の渡渉訓練を、今年は魚野川で実施しました。


沢登りでは、沢ではなく、黒部上ノ廊下のように、もうほとんど川といえるようなルートがあります。
このようなところだけでなく、目的の沢に至るまでに、アプローチでその沢の本流を遡行することがあり、
このような場合、流れが強い、深い水域を渡る必要が出てきます。

渡渉訓練では、このような場面を想定し、単独で渡る、二人で支えながら渡る、スクラムを組んで渡る、
ロープを張って渡る、など様々な渡り方を実際に練習します。

川に入った経験があまりないとわからないのですが、水の流れが持つ力はかなり強く、
膝程度の水深でも流れが強ければ、人は簡単に押し流されます。



さて、魚野川の流域で、今年の渡渉訓練です。

総勢28人が幾つかの小パーティに分かれて、午前中は様々な渡渉の練習を行いました。

午後は場所を少し変え、ゴルジュ地形を小パーティごとに遡行しました。
結構流れが強い部分もあり、それなりの練習になりました。


去年までの丹波川は、上流に民家があるので生活排水が入り込み、少々匂いが強かったのですが、
今年のところは、丹波川よりは水がきれいなようでした。
それでも、磯のような臭いがして、ある程度排水は入っていることが伺えましたが。


私は泳ぎが苦手なので、泳ぎ系の沢にはあまり行かず、今回の渡渉訓練が活かされることは
あまりなさそうですが、難しい沢ではゴルジュの突破は必須の技術なので、良い経験が出来たと思います。