日光白根
- GPS
- 07:30
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 918m
- 下り
- 917m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
紅葉シーズンの快晴週末は、大混雑で300人近くが登山。 五色沼上、標高2200m辺りで紅葉は見ごろ。 |
写真
感想
この日はあたしの誕生日なのだが、台風の特異日と言われたのは伊勢湾台風やカスリン台風が来た過去があったらしいが、最近じゃ天気がいい。本日も馬鹿っパレ。日光の山などはほとんど初めていくのだが。
ロープウェーで登ったり、金精峠からの道もあるが、まあ目に付いた菅沼登山口から。体調不良と睡眠不足で出発は10時半ととんでもなく遅い。
2時間ほどで弥陀ヶ池へ。すでに下ってくる人も多くなっている。思ったより綺麗な池で、ここに出てようやく白根本峰が目の前に迫ってくる。紅葉が綺麗だ。ここから登ろうとも思ったが、五色沼へ。高度で100mも下る。五色沼向こう側斜面の木々も色づいている。池のほとりに鹿がいた。避難小屋方面に登る。
さてここから本峰を目指す。時間が遅くなっているが天気が安定しているから心配がない。しかも遅い方が客が帰った後ですいている。がら場を1時間登って頂上へ。五色沼が綺麗に見える。
白根は標高が2500mを超えていて、ここより北でこれより高い山はない。上信越の山の中でも一番高いか。頂上から北側に双耳峰で綺麗なのは燧ヶ岳で、これも東北一の高度だと言われたりして、一番くっきり見える。思ったよりも近い。左に至仏があって、さらに左に武尊。武尊は明日登る予定だ。ここから尾瀬の方には、2000mオーバーの温泉岳、四朗山、なんて地味山がなだらかに続いているが、どうも志賀高原みたいな感じがして、高ければいいってもんでもないと思っている。白根も火山の北八ヶ岳と同じように、シラビソが密生しているところが多いし、ハイマツと言うよりもシャクナゲ。樹木の線が細くて、豊かな広葉樹が広がるというところは少ない。上越ほど雪がないから仕方がないか。
深田久弥もこの山を起点にして、見える片っ端から百名山に入れてしまって、その大安売りぶりには、ちょっと辟易する。南の方じゃ赤城、皇海、男体山。北へ燧、至仏、会津駒、平ヶ岳じゃ、どうにかしてくれよと、毎度思う。
深田の最大の欠点は、雪のないときだけしか登らないし、雪に対する考察が全くなかった。雪はただ怖いもので登山を阻害するものというだけの認識。だから特に南の、赤城、皇海、男体山なんて、奥秩父と何が違うんだといつも思う。私こういう山だめなんです。2000mに満たなくたって谷川連峰にずっと価値を見出します。そういう先入観があって、日光の山にはこの30年間一切きたことがなかったが、それでもようやく踏みいれたものの、やはり期待は外れて思っていた通り。山の構成と、樹木植生が違うんですね。
さて白根の頂上じゃ、住んでいるカラスに脅かされて鳴き声がうるさくて仕方がない。カラスは縄張りに人間が入ると、いつまでも出るまで鳴いていてうるさいもんです。誰もいなくなった頂上をゆっくり下って、弥陀ヶ池から登った道を下っていく。最後は暗くなってライト点灯。遠くで女の悲鳴かと思ったら、鹿の鳴き声久しぶり。Pにはもう誰もいません。
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