景信山-小仏城山-紅葉台


- GPS
- 03:42
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 797m
- 下り
- 813m
コースタイム
13:24 小下沢分岐
13:38 景信山
14:01 小仏峠
14:20 城山
14:41 一丁平
15:18 もみじ台
16:33 小仏峠登山口
天候 | 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
休日は、すぐに満車でしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 雨続きでかなり泥濘、滑りやすい箇所があります。 |
写真
感想
久しぶりの奥高尾。
梅雨ですから仕方ないですが、それにしても今年は雨が多いですね。
エルニーニョの影響かどうかはわかりませんが、
各地で記録的な降雨が続いていますし、台風も来ています。
今日の合間を逃すと、またしばらく雨続きとなりそうで、
仕事を手早く片付けて、午後から登山を嗜んでみました。
しかし一ヶ月ほど登山していませんでしたから、ちょっと不安でしたけど、
問題なのは暑さだけ。
足の衰えも不調も何も感じず、ひと安心。
数年かけて鍛え上げた足腰は、一月程度のブランクでは衰えないようですね。
積み重ねの結果は、キチンと物になっていると確認できただけでも、
私にとっては貴重な収穫です。
汗だくで景信山へ。
湿度が高いし、気温も厳しい。低山の季節じゃないですね。
しかも、雨続きによる滑りやすさ。
でもまあ、その辺は昨年も存分に体験しています。
連れが雨男ばかりという噂もありますが、どうなんでしょう。
幸い、午後は雲の切れ間も多く、山頂では晴れていました。
景信山はお店も休業。水分も食料も現地調達の軽装なので、
とにかくお店のある小仏城山に急ぎます。
泥濘をクリアして、小仏城山。
ここは営業していました。ひとまずカルピス水。
ベンチで休んでいたら、向かいのおばさんからお菓子の余りを
お裾分け。甘くて、速攻チャージできました(*^^*)
さらに進んで、紅葉台の細田屋さんの冷やしとろろそばを目指します。
紅葉台到着は15時過ぎ。閉店しかけたところに飛び込んでしまいました。
でも快くお作り頂けて助かりました。
冷たくて美味しいとろろが、お腹を満たします。
さて下山ですが、車は小仏峠。
まあ大したことはない、戻ればいいことです。
巻き道もあるし、そんなに急な坂もないですし。
数年前、登山を始めた頃ならうんざりしたかもですね。
これは心境の変化もありますが、何より体を磨いた結果でしょう。
景信山も小仏城山も、最早コンビニに買い物にいくようなものです(笑)
それだけ成長したということですね。
まあ昨年などは、富士山の前にも、北岳の前にも、
ウォームアップと称して高尾山でした。
高尾山は月に一度程度の頻度で日々のトレーニングに利用させてもらっていましたが、
そうした傾向も、未だ続いているようです。
低山はこの時期だと暑すぎるので、少しでも高い山には行きたいですが、
気候がそれをなかなか許してくれません。
以前は車がないという理由でしたけど、
山のご機嫌とは本来、天候によるものだったかと、改めて感じました。
懐具合や、気分、予定など忙しさなんかは、専ら個人の都合です。
機嫌なんかじゃなくて、山が人を選ぶ「ふるい」なのか、どうなのか。
単独行で北岳を制した初年。天気はともかく、
山はひたすら我が身を受け入れてくれました。
俄に、予定を組むのが難しく感じたのは車が無かった頃ですが、
それでも電車利用に拘れば、何ら問題はありませんでした。
山の予定を立て辛くなったのは、同行者が増えてから。
何故でしょうね。
そんな昨今でも、単独行なら相変わらず、難なく帰ってきています。
何となくですが、
もしかして「山が人を選んでいる?」とふと思いました。
明確な根拠はありません。ただ、頂上にたどり着けるか否か、
或いは登山に向かえるのかどうかさえも、
心を見透かすような意思を、意識してしまいました。
一人一人の人間に、そう大差があるとも思えませんし、
技術的にも、装備的にも、過不足はないはずなんですが。
しかしそれでも、どうにも運に恵まれない人はいるし、
私のように何ら憚ることなく、登りたい山にどんどん登れる人間もいます。
装備以上に必要なのが体力ですが、それ以上に「心」も磨く必要が、あるような。
山に楽しみを全く見出だせないなら、つらいだけです。
楽しみを享受するには、体力よりも知識です。
もちろん、体力的な楽しみもありますし、それを否定はしませんが、
鳥や動物、草花だって山の面白さですね、生物学。
岩や土といった、地質学。史跡や古い名称などの、歴史。
夜になれば満点の星、天文学。
山の面白さを紐解くには、こうした「引き出し」が必要だったんだと、
今日改めて思いました。
そうした引き出しがなければ、残念ながら
草は草でしかない。石も木も鳥も、石や木や鳥でしかない。
行き着くところ、坂は坂でしかないし、山は山でしかない。
幾度となく、山に登り、
少ないながらも積み重ねた標高や距離、日数。
それらは単なる数字でなく、
自分が積み重ねた人生そのものなんだと、ふと思った奥高尾でした。
はじめて、コメントさせていただきます
じわりじわり、しみてしまいました。感動しました
歩くことがまだ生きる一部、細胞とかしていません
土にひかれるので、いずれ、山に受け入れてもらえる妄想をいだいてみます。
土を研究してみたいです。すみません。またお邪魔致します
Yuminosukeさんこんにちは(*^^*)
コメントありがとうございます。
山の土も趣深いですね。
火山だったり海の底だったり、
山が生きていると一番感じられるのが土かもしれませんね。
山は、自分達とは比較にならない桁違いの尺度で
いろんな事を教えてくれるから、面白いですね。
何か面白い発見がありましたら、ぜひ教えてくださいね(^^)/
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