御嶽山 慰霊と遭難
- GPS
- 09:40
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,496m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 9:37
天候 | 終始ほぼ曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
約10年前、登山として初めて登って涙した山。
登山を始めるきっかけになった山。
噴火によって多くの犠牲者を出してしまった山。
遭難が発生しかけた登山。
※タイトルにも有るとおり慰霊と遭難により明るい内容では無く、人によっては気に障る内容となってますのでご注意ください。
今回は慰霊登山。
噴火後中々色々合わずやっと上まで登る事が出来ました。
消えていく噴火の面影、消える事のない想いと爪跡。
自身のやるせ無い思いを胸に被災者の方々に弔意を持ち思いに馳せました。
そしてその下山中に起きた遭難案件。
八合目を過ぎ、七合目まで後10分程と言うところで前を下山していた老夫婦の1人が転倒。
大きな怪我は無いものの脚に来ていて下山スピードが極端に遅い。
しかもロープウェイで帰ると言う。
時間は16時10分、ロープウェイ最終は16時半。
コースタイムで20分。間に合いそうに無く、
しかもヘッドランプを持っていないとの事。
黒沢登山口に一緒に降りてそこから自身の車でロープウェイ駐車場まで行く事を提案。
一度は承諾を得ましたが頑張ってロープウェイ乗り場まで行きますと言われ、最悪乗り場で野宿しますとまで。
10月初旬とは言え標高2000メートルで装備を持たず野宿するのは危険なのは明白。
今強引にお願いしても反発されるかも知れないと先にロープウェイ分岐まで下山。
これが最大の判断ミス。分岐でタイムアウト確定ならすんなり聞き入れて貰えるだろうと待つも一向に降りて来ない。
七合目の小屋の先の分岐まで行き何度も大声で呼ぶも返事無し。
まさか女人堂まで登り返して山荘に向かったのか?
それとも焦って勘違いして手前の分岐から滝の方に行ってしまったのか?
どちらにしろ到着までに真っ暗になる。
ほかってはおけず、滝への道、八合目、どちらに向かうか迷う。
歩くスピードはかなり遅いはずなのでダッシュで滝の方へ少し進み呼び掛けるが反応なし。
この時点で自分に焦りが出て来た。
下手に捜索すれば自分が遭難する危険もある。
分岐まで戻り八合目まで登り返すか迷っていたら上から降りてくる姿が。
合流し声を掛けるとあの後また転倒したそうで2人の状態を確認し一緒に下山する事をお願いし、今度は快諾して貰う。
分岐から登山口までコースタイムは40分。
でもこのペースだと何も無くても軽く1時間半はかかる
だろうと判断。
しかし万が一で持参して来た予備の小型のヘッドランプでは3人を安全に照らせない。
ましてやこれ以上トラブルが発生してヘッドランプの電池が切れれば動けなくなるのでここで決断。
ヘッドランプを渡す。
ダッシュで下山すれば暗くなる前に車に戻りメインのヘッドランプを持って来る事が可能と判断し、
登山口まで分岐は無いので戻ってくるまで必ず2人離れない様にお願いする。
ここからはアドレナリン全開。
火事場の馬鹿力とでも言うんでしょうか、
ダッシュで下山し暗くなる前に車に到着。
必要と思える装備を持ち登り返す。
真っ暗な中無事に合流しホッと一息着くも合流時は2人は少し離れてました。
コースタイム40分の所を2時間位かけて下山し送り届け、無事登山を終了する事が出来ました。
が、最初に無理だと判断した時に離れるべきではなかったと反省。
疲弊して焦っている人は何をするか分からない、
また何か起こるかもしれないという事を想定出来ていませんでした。
結果論になるので今回の判断が正しかったかどうかは分かりません。
警察に連絡した上で行動を共にし動くべきではなかったかもしれませんし、七合目の山荘で待機させて警察に任せて下山するべきだったかもしれません。
トレースを再生して貰うと分かりますが自分もかなりウロウロし焦り出してました。
ただ個人的には、全ての可能性を考慮して覚悟を持って行動をしたつもりです。
殆ど自分の我儘ですが無事に下山出来て良かったと思いました。
客観的に見たら感情に流されている時点でこの判断は危険なのは間違いないです。
これを拝見された方々、もし同じ様な状況になった時は真似をしない様にお願いします。
長文、失礼しました。
変な事ですが、
いつもの自分だったらこの時間に山に居ませんでした、前日からの偶然と偶然が重なっての遭遇。
不思議な事もあるんですかね。
ドキドキしました。
事故にならなかったのはgakunemoさんの判断のおかげです。
ありがとうございます!
自分がサポート出来たのは過去の経験からですが
何よりも当事者のお二人が最後までこれ以上に体調を崩さず、頑張ってくれたからだと思います!
ひとつ間違えば二重遭難になっていたでしょう。
今回もう1つ学んだ事があります、
それはヘッドランプはやっぱり大光量のタイプの物が良いなって事です!(笑)
友達のサポートにまわり、途中下山してのリベンジ登山、、
御嶽山に引き離され、引き寄せられ、
偶然、運命、、、
なにより無事下山され、大変お疲れ様でございます、
本当に、良かった、、です、
ちょくちょく拝見させて頂いてます、ありがとうございます!
そうですね、どんな時でも一緒に同行するからには責任と覚悟が必要だと考えてまして。
先週登頂していたら今回は登ってませんでしたし、
前日に大山に行ってなかったら昼過ぎには下山していたと思います。
本当に不思議だなと感じました。
ただ、焦りは判断を狂わせるので見失ってどう動くか迷った時が1番怖かったです。
これからの登山に繋げて行きたいと思います!
ありがとうございます!
1度戻って大声で探し続けた時、ほんとに少し上に居たのですが
声が軽く反響するほどだったのに聞こえなかったそうで驚きました。
その時に下した僕の判断は周辺には居ない、でした。
分岐で入れ違ってたりしていたら自分も遭難していたかもしれないです。
結果論になってしまいますが、
無事下山出来たから良かったものの、更なるトラブルで遭難していたら、「判断は正しくなかった」となっていたでしょう。
現状プラスアルファの事態を予測した上で、今回は賭けだったと思ってます。
今となっては行動の良し悪しは別として、ただただ良かったなと思ってはいますが💧
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