飯豊山
- GPS
- 17:39
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,102m
- 下り
- 2,094m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:39
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:35
天候 | 8日晴れのち霧時々雨 9日晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
熊に遭遇した飯豊山
10月8ー9日
メンバー:Y、U、O、S
当初の計画は赤石岳ー荒川三山縦走へ行く予定だったが、8月の豪雨で林道通行止めになっており、送迎バスの再運行の見込みがないため、予定していた宿泊をキャンセルせざるを得なくなり、急遽、光岳ー聖岳縦走に変更したが、10月連休の天候があまり良くなかったので、3人メンバーからリクエストの結果で、百名山未登頂の飯豊山を決定した。
ランクは上級向けである。
Yは飯豊連峰2回行ってるので、ルートと状況はかなり熟成している。または、個人的は飯豊山が大好きである。
登山口はいくつあるが、今回は未踏の御沢野営場からスタート、1泊2日で飯豊山にピストンする。
宿泊は山小屋がない。避難小屋はいくつあるが、シーズンオフになっているため、管理者不在が多い。
避難小屋は満室になる恐れがあるので、4人用テントを持っていく。
8日朝、御沢野営場駐車場に着く。連休だからほぼ満車の状態。
天候は曇り→晴れ→霧→雨→霧→雨 ゴロゴロ変わる。
7時25分ごろに出発。
1日目 御沢登山口→横峰→地蔵山西分岐→剣ヶ峰→三国岳避難小屋→種薪山→切合小屋→草履塚→姥権現→御秘所→御前坂下→一ノ王子→本山小屋
登山口〜横峰までは急登でゆっくりとしたペースで登る。
剣ヶ峰〜三国岳避難小屋の間に岩稜線歩き。雨が降っていて岩が滑りやすく慎重に登る。
三国岳避難小屋〜切合小屋の間は稜線アップダウン繰り返し。切合小屋で休憩する。
雨が強く降り始めた。切合小屋に停滞しようかと迷っていたが、ちょうど雨が止んだので、本山小屋までに行くことにした。
【ツキノワグマに遭遇】(注:ヒグマではない)
14時ごろに切合小屋を出発して1分後に熊に遭遇した。
Y、Uさん、Oさん、最後にSさん 順で並んで歩いていた。
Yは左側に黒っぽい物体が見えたので、何かなと思って横に向くと、逃げている熊のお尻がはっきり見えた。初めて熊だと認識した。後ろにいたメンバーが熊に襲われたのではないかと思い、後ろに向くと、3人が立ち茫然の状態になっていた。襲われたかと聞いたら、熊が上野さんと奥井さんの間に通して行っただけ。
初めに見た時、黒い犬だと思っていたが、耳の形を見て熊と分かった、まさか熊だったとは・・・とOさんが驚いた様子だった。
たぶん、熊が笹薮から出て、私たちに遭遇して驚いて猛スピードで山肌の中へ走り逃げたのではないかと推測。
熊が、並んでいた我ら4名の真ん中に突入してきたとき、もしメンバーが気付かず熊をぶつかったら大怪我になる恐れがある。本当に危機一髪だったと言える。メンバーが怪我もなく、不幸中の幸いだった。
どの山、どこでも、熊がいることはわかっているが、熊は人に対して臆病なので、いつも人に離れて歩いてる習慣があるので、熊のリンを鳴らして、熊が人の存在を知って、その場に離れていくことが肝要。
臆病で逃げて行く熊の様子を見たら熊は異常ではない。ごく普通の熊だとYは思っている。
Yは登山15年目になるが、今まで熊に会ったり見たりしたことはあまりない。
今回に初めて熊に遭遇したことになる。
少しでも本当に怖かったよ。
メンバーは熊の遭遇でショックが隠し切れない状態なので、前に進むか、後退するか、悩んだ。
結局、とりあえず本山小屋までに行こうと励ましてながら、メンバーがよく頑張っていただいた。
16時ごろ本山小屋に着いて小屋の中に覗いてみると、登山者がいっぱいいた。泊まるところがないので、仕方がなく本山小屋の近くにテントを設営して泊まることにした。外は寒かったが、テントの中に暖かった。夕食はOさんが手作りで作ったタコライスとクラムチャウダーを食った。とても美味しかった。
2日目 本山小屋→飯豊山→本山小屋→一ノ王子→御前坂下→御秘所→姥権現→草履塚→切合小屋→種蒔山→三国岳避難小屋→剣ヶ峰→地蔵山西分岐→横峰→御沢登山口
4時起床。朝ラーメンを食った。
外に出ると、空が晴れていた。
テントまわりに白く凍っていた。
昨日に雨で濡れた靴が白く凍っていた。
本山小屋から飯豊山まで20分くらい。ご来光を拝むことができた。
ついに飯豊山登頂。メンバーと記念写真を撮り、360度のパノラマを堪能した。
飯豊連峰の最高峰は大日岳である。飯豊山山頂から3時間くらい行けるという。
当初の計画では大日岳へ行く予定だったが、時間の都合で見合わせをする。
いつかにまた飯豊連峰縦走に行く機会があったら最高峰の大日岳に登りたいと思っている。
飯豊連峰のような長い稜線は、日本どの山にない。
だからYは飯豊連峰が好みである。
本山小屋に戻って、テントをたたんで、後ろ髪をひかれる思いで、昨日に通ったコースと同じに復路で下りていった。
13時25分ごろ、無事に下山。
飯豊の湯に浸かって疲れを癒してから、喜多方市へ行って「赤れんが」という店で喜多方ラーメを食った。美味かった。
10月連休は11月並みで寒かったが、紅葉と最高の眺望が見れて本当に良かった。
おしまい
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