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Yamareco

記録ID: 4784019
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

気になっていた船坂峠から白水山経由六甲山への道

2022年10月12日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:58
距離
15.3km
登り
1,355m
下り
1,056m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:16
休憩
0:42
合計
10:58
6:42
10
スタート地点
6:52
6:52
77
8:09
8:11
6
8:17
8:18
11
8:29
8:29
86
9:55
10:12
61
11:13
11:14
8
11:22
11:28
49
12:17
12:20
163
15:03
15:04
8
15:12
15:13
22
15:35
15:36
51
16:27
16:28
5
16:33
16:40
42
17:22
17:23
8
17:31
17:31
6
17:40
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
宝塚駅から蓬莱峡周辺から上るための知るベ岩や座頭谷行きのバスは現在平日朝の運行は無く、生瀬から歩くことになる。
宝塚からバスで生瀬に行く場合、二つ手前に生瀬橋という停留所があるが別物なので間違わないように。
コース状況/
危険箇所等
白水山尾根から瑞宝寺谷西尾根の区間は上級者コースと書かれており、実際パズルのようにルーファイ力が試されたり、普通は道とは思えないガレ、ザレ、フカフカズルズル等の急斜面を這い上ったり、それでいてトラロープ等は一切無しとそれなりの経験が必要な所なので、誰にでもお勧め出来るコースではない。
昔は51号線宝塚有馬間には平日でも少ないながらも一日中バスの運行があったのに、今では通勤用に朝は有馬から宝塚向きだけ、夕方宝塚から有馬向きだけになってしまい、幾つも登山道のある蓬莱峡周辺の登り口となる知るベ岩や座頭谷というバス停あたりまで生瀬から歩かなければならなくなってしまった。
しかしこの道はメインの176号線を通らない山間の間道で、狭く曲がりくねってるのに採石場が集中していて大型ダンプの通行量が多く、歩道もほとんど無い中30分以上も歩くのは正直ちょっと怖い。
その上この日は宝塚から生瀬まで電車ではなくバスで行ってみようなどと思いついて乗ったはいいものの、生瀬の前に生瀬橋というバス停があるのを知らずそこで下りてしまい、街中を二停分も長く歩く羽目に。
先が思いやられる。
2022年10月12日 07:10撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 7:10
昔は51号線宝塚有馬間には平日でも少ないながらも一日中バスの運行があったのに、今では通勤用に朝は有馬から宝塚向きだけ、夕方宝塚から有馬向きだけになってしまい、幾つも登山道のある蓬莱峡周辺の登り口となる知るベ岩や座頭谷というバス停あたりまで生瀬から歩かなければならなくなってしまった。
しかしこの道はメインの176号線を通らない山間の間道で、狭く曲がりくねってるのに採石場が集中していて大型ダンプの通行量が多く、歩道もほとんど無い中30分以上も歩くのは正直ちょっと怖い。
その上この日は宝塚から生瀬まで電車ではなくバスで行ってみようなどと思いついて乗ったはいいものの、生瀬の前に生瀬橋というバス停があるのを知らずそこで下りてしまい、街中を二停分も長く歩く羽目に。
先が思いやられる。
やっと着いた知るベ岩バス停付近で今は閉鎖されている座頭谷への道にガードレールを越えて入る。
2022年10月12日 07:30撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 7:30
やっと着いた知るベ岩バス停付近で今は閉鎖されている座頭谷への道にガードレールを越えて入る。
いったい昔この先に何があったのかと思わされる立派な橋。
2022年10月12日 07:31撮影 by  iPhone 12, Apple
1
10/12 7:31
いったい昔この先に何があったのかと思わされる立派な橋。
座頭谷最初の徒渉点。
座頭谷はほとんど巻き道が付いていてそこを辿るかぎり河原を歩くのは半分も無い。
しかしこの日はこの後船坂谷、瑞宝寺谷と越えていく予定なので水量が気になるところ。
このあたりではちょっと多めかと思った。
2022年10月12日 07:52撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 7:52
座頭谷最初の徒渉点。
座頭谷はほとんど巻き道が付いていてそこを辿るかぎり河原を歩くのは半分も無い。
しかしこの日はこの後船坂谷、瑞宝寺谷と越えていく予定なので水量が気になるところ。
このあたりではちょっと多めかと思った。
座頭谷の由来はその昔一人の座頭が迷い込んで亡くなったという話を見た記憶があるが、こんなガレガレのところを目が見えなくて一歩も歩けるとは思えず、昔はもっと平坦だったのか。
しかし100年前の六甲山は全山はげ山だったとのことで、砂岩の山だからその頃から崩落は激しかったと思われるのだが。
それにしてもこの少し手前で降りてくる人とすれ違ったのには驚いた。
2022年10月12日 08:12撮影 by  iPhone 12, Apple
1
10/12 8:12
座頭谷の由来はその昔一人の座頭が迷い込んで亡くなったという話を見た記憶があるが、こんなガレガレのところを目が見えなくて一歩も歩けるとは思えず、昔はもっと平坦だったのか。
しかし100年前の六甲山は全山はげ山だったとのことで、砂岩の山だからその頃から崩落は激しかったと思われるのだが。
それにしてもこの少し手前で降りてくる人とすれ違ったのには驚いた。
もう源頭近くでいきなり現れたケルン。
昔こんなものがあったかまったく記憶に無いが、一瞬お地蔵さんでも立っているのかとビビった。
2022年10月12日 08:29撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 8:29
もう源頭近くでいきなり現れたケルン。
昔こんなものがあったかまったく記憶に無いが、一瞬お地蔵さんでも立っているのかとビビった。
最後の尾根を登って出てきたのはもうやっているのかどうかも分からない蜂蜜農場とやら。
2022年10月12日 08:45撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 8:45
最後の尾根を登って出てきたのはもうやっているのかどうかも分からない蜂蜜農場とやら。
このあたりは何かの管理道とかでハッキリした道が何本も交錯してるのにいずれも目的地の船坂峠より東の方に出てしまうため、地理院地図には載っている清水谷への道を下りようとしたらそれらしきものは何も無くて逆にどこでも下りれそうで少々彷徨った。
清水谷に下りたところにはテープがあったから、どこかに道はあったものと思われるがよく分からず。
2022年10月12日 09:31撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 9:31
このあたりは何かの管理道とかでハッキリした道が何本も交錯してるのにいずれも目的地の船坂峠より東の方に出てしまうため、地理院地図には載っている清水谷への道を下りようとしたらそれらしきものは何も無くて逆にどこでも下りれそうで少々彷徨った。
清水谷に下りたところにはテープがあったから、どこかに道はあったものと思われるがよく分からず。
とりあえずスタート地点の船坂峠に着いたのでここからに備えて飯。
右が清水谷から上ってきた道で左奥へが六甲山への縦走路。
今回はこの写真正面、道標の奥に向かって入っていく。
2022年10月12日 09:57撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 9:57
とりあえずスタート地点の船坂峠に着いたのでここからに備えて飯。
右が清水谷から上ってきた道で左奥へが六甲山への縦走路。
今回はこの写真正面、道標の奥に向かって入っていく。
前の写真の道標の後ろの木に書かれている白ペイント文字。
以前この文字に気が付いて興味が湧き、船坂谷に下りるつもりで入っていったら上手く大堰堤を高巻いて川上ノ滝手前に出たことがある。
その時はそのまま船坂谷を登ってしまったが、その後また別の機会に六甲山から下りるのに瑞宝寺谷西谷を下ったところ途中で同じペイントを発見。
ここまで繋がっているのかと驚き、いったい誰がと興味も湧いて以来船坂谷から瑞宝寺谷西尾根まで歩いてみたかった。
2022年10月12日 10:12撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 10:12
前の写真の道標の後ろの木に書かれている白ペイント文字。
以前この文字に気が付いて興味が湧き、船坂谷に下りるつもりで入っていったら上手く大堰堤を高巻いて川上ノ滝手前に出たことがある。
その時はそのまま船坂谷を登ってしまったが、その後また別の機会に六甲山から下りるのに瑞宝寺谷西谷を下ったところ途中で同じペイントを発見。
ここまで繋がっているのかと驚き、いったい誰がと興味も湧いて以来船坂谷から瑞宝寺谷西尾根まで歩いてみたかった。
船坂峠から入ってすぐは狭くいやらしいトラバースが続く。
2022年10月12日 10:21撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 10:21
船坂峠から入ってすぐは狭くいやらしいトラバースが続く。
小さい谷を下りてこのまま船坂谷老ヶ石あたりに出るのかと思わせながら直前でマーキングは左に曲がってまだまだ高巻いていく。
2022年10月12日 10:55撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 10:55
小さい谷を下りてこのまま船坂谷老ヶ石あたりに出るのかと思わせながら直前でマーキングは左に曲がってまだまだ高巻いていく。
ついに船坂谷に下りたところ。
水量はやはりちょっと多いかと思うが徒渉点には大きな石が連なっていて簡単。
渡ればすぐに川上ノ滝。
2022年10月12日 11:18撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 11:18
ついに船坂谷に下りたところ。
水量はやはりちょっと多いかと思うが徒渉点には大きな石が連なっていて簡単。
渡ればすぐに川上ノ滝。
やはり水量は多めか。
しかし迫力増しても残念なのは真後ろに巨大堰堤が見えていること。
2022年10月12日 11:22撮影 by  iPhone 12, Apple
1
10/12 11:22
やはり水量は多めか。
しかし迫力増しても残念なのは真後ろに巨大堰堤が見えていること。
川上ノ滝から左岸の斜面の石積みを登るとすぐに白水山の例の白ペイント。
以前はここを左に上って行って滝の後ろの巨大堰堤を巻いてまた船坂谷を上って行ったが、今回は右のガレガレの斜面を登っていく。
2022年10月12日 11:31撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 11:31
川上ノ滝から左岸の斜面の石積みを登るとすぐに白水山の例の白ペイント。
以前はここを左に上って行って滝の後ろの巨大堰堤を巻いてまた船坂谷を上って行ったが、今回は右のガレガレの斜面を登っていく。
最後までガレた急斜面を登りきったところにまたペイント。
2022年10月12日 11:46撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 11:46
最後までガレた急斜面を登りきったところにまたペイント。
しっかり踏み跡のある細尾根を辿ってたどり着いた白水山。
以前来た時よりだいぶ綺麗に整理されているのは分かるが、こんなに視界が開けていたかは記憶に無い。
2022年10月12日 12:16撮影 by  iPhone 12, Apple
1
10/12 12:16
しっかり踏み跡のある細尾根を辿ってたどり着いた白水山。
以前来た時よりだいぶ綺麗に整理されているのは分かるが、こんなに視界が開けていたかは記憶に無い。
さてどこから右に入るのか踏み跡なりテープなりを見落とさないようにと慎重に歩いてたらいきなりクッキリ白ペイント。
上級と書いてあるがいったい何をもって上級というのかよく分からないし、そもそも自分が上級とも思えないので不安も覚える。
2022年10月12日 12:36撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 12:36
さてどこから右に入るのか踏み跡なりテープなりを見落とさないようにと慎重に歩いてたらいきなりクッキリ白ペイント。
上級と書いてあるがいったい何をもって上級というのかよく分からないし、そもそも自分が上級とも思えないので不安も覚える。
最初はいくつかの堰堤の裏を繋ぐように小さい枯れ谷をパズルのように横断していく。
ちなみにこのコースのほとんどの部分にはマークはこまめにしっかりある。
逆にマークが無ければ本当に彷徨うことになりそうな場所もあるので、とにもかくにもマーク確認が第一。
そしてパズルのようにというのは行けば分かるし、個人的に一番簡単で楽しいところだったが、このコース後半はほんとに危ないところもあったので誰もが入っていいとは思えず、コース案内的なことはあまり書かないようにしたい。
そしてその谷間を過ぎて上りにかかるとなんか右横上空にワイヤーが渡されてるなと思ってたら忽然とコンクリートの電柱出現。
なんでこんな所にとあまりの非現実感にびっくり。
この上の尾根には何も無いと思うので、おそらくはここら一帯の堰堤を作った時の残滓か。
2022年10月12日 13:06撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 13:06
最初はいくつかの堰堤の裏を繋ぐように小さい枯れ谷をパズルのように横断していく。
ちなみにこのコースのほとんどの部分にはマークはこまめにしっかりある。
逆にマークが無ければ本当に彷徨うことになりそうな場所もあるので、とにもかくにもマーク確認が第一。
そしてパズルのようにというのは行けば分かるし、個人的に一番簡単で楽しいところだったが、このコース後半はほんとに危ないところもあったので誰もが入っていいとは思えず、コース案内的なことはあまり書かないようにしたい。
そしてその谷間を過ぎて上りにかかるとなんか右横上空にワイヤーが渡されてるなと思ってたら忽然とコンクリートの電柱出現。
なんでこんな所にとあまりの非現実感にびっくり。
この上の尾根には何も無いと思うので、おそらくはここら一帯の堰堤を作った時の残滓か。
電柱の斜面を登り切ったら瑞宝寺谷東尾根とでもいうべき尾根上に。
ここもしっかり踏み跡はあるがそれを乗り越えてそのまま瑞宝寺谷へ下る踏み跡に。
2022年10月12日 13:17撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 13:17
電柱の斜面を登り切ったら瑞宝寺谷東尾根とでもいうべき尾根上に。
ここもしっかり踏み跡はあるがそれを乗り越えてそのまま瑞宝寺谷へ下る踏み跡に。
前半は傾斜も緩やかで楽に下りていけるが、このペイント過ぎからだんだん傾斜が。
2022年10月12日 13:25撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 13:25
前半は傾斜も緩やかで楽に下りていけるが、このペイント過ぎからだんだん傾斜が。
写真では傾斜感は分かりにくいが、木の間を掴まり渡っていくようにしか下りようのない激下り。
ちなみに、このコース全般にガレ、ザレ、ズルズルの急傾斜、後半になればなるほど普通は山道にならないような急傾斜が多く、もし登路になっているなら他のコースならロープが付けられているようなところが多くなるが、その全てにロープなどはまったく設置されていない。
これも上級者向けという所以だろうが、短い距離ながら四つん這いで上り、木につかまりながら下りと、身体的には結構きつい。
2022年10月12日 13:28撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 13:28
写真では傾斜感は分かりにくいが、木の間を掴まり渡っていくようにしか下りようのない激下り。
ちなみに、このコース全般にガレ、ザレ、ズルズルの急傾斜、後半になればなるほど普通は山道にならないような急傾斜が多く、もし登路になっているなら他のコースならロープが付けられているようなところが多くなるが、その全てにロープなどはまったく設置されていない。
これも上級者向けという所以だろうが、短い距離ながら四つん這いで上り、木につかまりながら下りと、身体的には結構きつい。
最後結構続く激下りでやっと下りてきた瑞宝寺谷。
向こうの斜面に土嚢で補強された瑞宝寺谷道が見える。
2022年10月12日 13:47撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 13:47
最後結構続く激下りでやっと下りてきた瑞宝寺谷。
向こうの斜面に土嚢で補強された瑞宝寺谷道が見える。
その道からすぐに最後の瑞宝寺谷西尾根への登り口。
このコースのきつさはここからが本番。
2022年10月12日 13:50撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 13:50
その道からすぐに最後の瑞宝寺谷西尾根への登り口。
このコースのきつさはここからが本番。
とうてい道とは思えないガレガレズルズルの斜面を這い上ってくると唐突に人工的な石組みとしか思えない跡が。
それを抱え込んでいる木の大きさを考えるとそれこそ六甲山保全工事初期、大正とかの時代の物か。
2022年10月12日 14:13撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 14:13
とうてい道とは思えないガレガレズルズルの斜面を這い上ってくると唐突に人工的な石組みとしか思えない跡が。
それを抱え込んでいる木の大きさを考えるとそれこそ六甲山保全工事初期、大正とかの時代の物か。
ここは完全にルートロストした古い石積みの堰堤。
こんな所までとびっくりして思わず堰堤まで行ってしまったが、その手前、この写真左後ろにマーキングが有り、その後この堰堤周辺にはどこにも見当たらなかったのでおそらくそのマーキングから直上するような登路があったと思われる。
自分はこの堰堤左を無理矢理上り、すぐ左上の細尾根に上がったところでテープを見つけたので間違いないと思う。
ちなみにこの堰堤越え、足元はズルズル、手がかりもほとんど無しと相当難しく、ここの斜面そのものも相当な急傾斜なのでやはりきちんとマーキングまで戻るのが良かった。
2022年10月12日 14:23撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 14:23
ここは完全にルートロストした古い石積みの堰堤。
こんな所までとびっくりして思わず堰堤まで行ってしまったが、その手前、この写真左後ろにマーキングが有り、その後この堰堤周辺にはどこにも見当たらなかったのでおそらくそのマーキングから直上するような登路があったと思われる。
自分はこの堰堤左を無理矢理上り、すぐ左上の細尾根に上がったところでテープを見つけたので間違いないと思う。
ちなみにこの堰堤越え、足元はズルズル、手がかりもほとんど無しと相当難しく、ここの斜面そのものも相当な急傾斜なのでやはりきちんとマーキングまで戻るのが良かった。
ついに瑞宝寺谷西尾根の一角に飛び出したところは見晴らしのある場所だった。
足元にはワイヤーのアンカーが残され、またここに上り着く直前にも何本か相当古そうな太く苔むしてもう数年誰も触ってないような千切れたロープが残されていたので、ここら辺も以前は何かの工事が行われていたと思われる。
2022年10月12日 14:50撮影 by  iPhone 12, Apple
1
10/12 14:50
ついに瑞宝寺谷西尾根の一角に飛び出したところは見晴らしのある場所だった。
足元にはワイヤーのアンカーが残され、またここに上り着く直前にも何本か相当古そうな太く苔むしてもう数年誰も触ってないような千切れたロープが残されていたので、ここら辺も以前は何かの工事が行われていたと思われる。
そしてついに以前見つけて気になっていた瑞宝寺谷西尾根道との分岐にあるマーキング。
後から考えるとこれまでこのマーキングにはずっと六甲山Pと書かれており、もしかするとこの後笹藪を横切って山頂方向に行く道もあったのかもしれないが、このような顕著なマーキングも無く踏み跡にも気付かず、想像以上に大変な道で時間もかかってすでに15時くらいだったのでこの後は何も考えずにこの尾根を縦走路まで。
2022年10月12日 14:52撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 14:52
そしてついに以前見つけて気になっていた瑞宝寺谷西尾根道との分岐にあるマーキング。
後から考えるとこれまでこのマーキングにはずっと六甲山Pと書かれており、もしかするとこの後笹藪を横切って山頂方向に行く道もあったのかもしれないが、このような顕著なマーキングも無く踏み跡にも気付かず、想像以上に大変な道で時間もかかってすでに15時くらいだったのでこの後は何も考えずにこの尾根を縦走路まで。
瑞宝寺谷西尾根から飛び出したところ。
この時点ではどこから下りようかまだハッキリ決めてはいなかったが、とりあえずあの頂上には来ましたよの挨拶しておきたい。
2022年10月12日 15:01撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 15:01
瑞宝寺谷西尾根から飛び出したところ。
この時点ではどこから下りようかまだハッキリ決めてはいなかったが、とりあえずあの頂上には来ましたよの挨拶しておきたい。
やっとたどり着いた山頂でいつも通り一枚。
2022年10月12日 15:11撮影 by  iPhone 12, Apple
1
10/12 15:11
やっとたどり着いた山頂でいつも通り一枚。
この日は数日前までの天気予報では晴れだったので山に行くことにしていたのに、当日になってみればどこも曇りで少なくとも夕方まで雨にはなりそうになかった六甲山に来ることに。
頂上からの北側の眺めも雲が垂れ込めてるが、この日は一日こんな感じだった。
2022年10月12日 15:12撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 15:12
この日は数日前までの天気予報では晴れだったので山に行くことにしていたのに、当日になってみればどこも曇りで少なくとも夕方まで雨にはなりそうになかった六甲山に来ることに。
頂上からの北側の眺めも雲が垂れ込めてるが、この日は一日こんな感じだった。
朝の時点ではもし歩き足りなければ極楽茶屋跡まで行って紅葉谷道か裏六甲縦走路から下りればいいかなどと思ってた。
しかし実際にはもう相当疲れ、時間も夕方になってしまったことを鑑みて水量以外は安心安定の瑞宝寺谷を、途中上りルートで横切った場所を確認するのも楽しみかと思って下ることに。
2022年10月12日 15:39撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 15:39
朝の時点ではもし歩き足りなければ極楽茶屋跡まで行って紅葉谷道か裏六甲縦走路から下りればいいかなどと思ってた。
しかし実際にはもう相当疲れ、時間も夕方になってしまったことを鑑みて水量以外は安心安定の瑞宝寺谷を、途中上りルートで横切った場所を確認するのも楽しみかと思って下ることに。
梯子が壊れて代わりに新しくロープが。
こういうところもこの谷道が良く管理されてて安心安定と思う所以だが、肝心のロープがちょっと使いにくく、出来れば梯子の方がこの谷らしさもあって良かったなと感じた。
2022年10月12日 15:56撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 15:56
梯子が壊れて代わりに新しくロープが。
こういうところもこの谷道が良く管理されてて安心安定と思う所以だが、肝心のロープがちょっと使いにくく、出来れば梯子の方がこの谷らしさもあって良かったなと感じた。
もっと上の方で谷道とクロスしたのかと思ってたら結構下ってきててこれでは尾根の斜面長くきつかったはず思った。向こうに見えるのが下ってきた瑞宝寺谷東尾根の斜面。
結構な傾斜なのが分かる。
2022年10月12日 16:01撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 16:01
もっと上の方で谷道とクロスしたのかと思ってたら結構下ってきててこれでは尾根の斜面長くきつかったはず思った。向こうに見えるのが下ってきた瑞宝寺谷東尾根の斜面。
結構な傾斜なのが分かる。
ちょうどこの目の前を右の徒渉点から上がってきてそのまま左の斜面を上がっていった。
その時点ではまさかここからの上りこそが最も怖くきついところだとは思ってもいなかった。
2022年10月12日 16:01撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 16:01
ちょうどこの目の前を右の徒渉点から上がってきてそのまま左の斜面を上がっていった。
その時点ではまさかここからの上りこそが最も怖くきついところだとは思ってもいなかった。
橋は金属に替えられてから変わりないが、欄干は木のままなので緩み弱ってグラグラしてきてたのであまり頼らない方がよさそう。
2022年10月12日 16:04撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 16:04
橋は金属に替えられてから変わりないが、欄干は木のままなので緩み弱ってグラグラしてきてたのであまり頼らない方がよさそう。
ここのスリット堰堤の水量だけが気がかりだったが、奥の本流側は結構流れてるが手前の登山道から染み出してる水量はそんなでもなく、問題無く通れた。
2022年10月12日 16:35撮影 by  iPhone 12, Apple
1
10/12 16:35
ここのスリット堰堤の水量だけが気がかりだったが、奥の本流側は結構流れてるが手前の登山道から染み出してる水量はそんなでもなく、問題無く通れた。
ここの梯子も一番上が外れかけてるが短いので問題無し。
こうして見ると本流側と登山道側の水量の違いが一目瞭然。
2022年10月12日 16:36撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 16:36
ここの梯子も一番上が外れかけてるが短いので問題無し。
こうして見ると本流側と登山道側の水量の違いが一目瞭然。
瑞宝寺公園まで下りてきて今日の水量なら太鼓滝が結構見応えあるかとのぞいてみたら確かにすごいことになってたが、手前の流も結構あって近づけず。
この後公園の綺麗なトイレ側でヤブ蚊に食われながら着替えたり一休憩してから有馬駅に。
それにしても宝塚有馬間のバスは分かりにくく、1時間に一本なのによく分からずに目の前で1台やり過ごしてしまい、結局1時間半ほども駅で時間つぶす羽目に。
2022年10月12日 16:59撮影 by  iPhone 12, Apple
10/12 16:59
瑞宝寺公園まで下りてきて今日の水量なら太鼓滝が結構見応えあるかとのぞいてみたら確かにすごいことになってたが、手前の流も結構あって近づけず。
この後公園の綺麗なトイレ側でヤブ蚊に食われながら着替えたり一休憩してから有馬駅に。
それにしても宝塚有馬間のバスは分かりにくく、1時間に一本なのによく分からずに目の前で1台やり過ごしてしまい、結局1時間半ほども駅で時間つぶす羽目に。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

他の山域は夕方の天気予報が怪しげな中、一日中曇りで済みそうな六甲山に行くことに。
となると気になっているのは以前船坂峠と瑞宝寺谷西尾根で見かけたここを繋ぐルートがありますよマーク。
上の方は笹藪が心配だったがもう10月だし少しは勢いも衰えてるかと突っ込んでみることに。
すでに船坂谷から川上ノ滝までは歩いたことがあり、基本的に巻き道の上り下りに関しては楽な道という認識だったので、まさかそこから先、白水尾根から瑞宝寺谷西尾根までの区間こそが目玉の危なくしんどいルートだなどとはこの時点ではまったく思っていなかった。
なので出来るだけ長い距離歩くために平日バスの無い座頭谷から上ろうとしたら慣れないバス停間違えて1時間近い車道歩きになってしまったり、船坂峠まで出来るだけ直線的に繋ごうと地理院地図にはあった清水谷に下りる道に入ろうとしたらまったく分からず適当に下りる羽目になったりして肝心の船坂峠に着いた時にはすでに一疲れしてしまってた。
そこから川上ノ滝までは楽だったわけだが、滝の横から船坂谷と分かれて白水山への道標に従ってガレて浮き石だらけの斜面を登り、白水山を越えて尾根のどこから右に入るのか、案に相違してまだまだ元気な笹藪の中、踏み跡かテープ見逃さないよう慎重に進んでたらいきなり路傍の石に目立つ白ペイント。
ガクッときて数年前には確かこんなの無かったぞとよく読んでみるとなんとここから上級コースとのこと。
六甲山で何をもって上級というか分からず、自分が上級とも思わないので少々不安になるが、まだこの時点でもどこか楽観視してた。
この上級コース、最初こそありゃ、こんな所登れるのか、と思ったら途中から横にエスケープルートがあったり、堰堤が崩れてると思ったらその根元に降りれるところがあったりとパズルのようで楽しかったが、その後だんだん上り下りも急になり、ガレ場ザレ場に濡れ落ち葉でズルズルに、そして急斜面であまり人に踏まれてないのでフカフカで崩れやすい等の危なくきつい所が増えていく。
そして一般的登山道ならそんなところに必ずあるトラロープ類はどこにも一切無い。
思うに船坂谷に近いところほどすでに使われている山道や踏み跡が多く、途中、白水尾根の上級コースペイントからは古い作業道や踏み跡の残滓を探し出して無理矢理繋いだような、最後はもうとても道とは思えないような所を四つん這いで上って行くようなことになるが、そんな所なので道しるべが無ければそもそもコースとして成り立たないので最初から最後まで白ペイントがしっかり有る。
しかしそれも最後になるほどコースそのものが分かりにくくなるのと同時に探しにくくなってルートロストの危険が大きくなり、そういうルーファイ力や歩く力含めて上級者コースということか。
今回自分は上りだったからなんとか通れたが、同じコースを下れと言われたら無理と思う。
結果として昼過ぎくらいには着くかと思ってた目的の瑞宝寺谷西尾根に上り着いたのがすでに15時くらい。
気力体力共にすでに十分疲れたので、朝の時点では歩き足りなければ極楽茶屋まで行って下りるかなどと思ってたのも全て忘れ、一番楽な瑞宝寺谷道で下りました。
なお、特に最後の瑞宝寺谷から瑞宝寺谷西尾根への登り返し部分は途中所々と最後に古い作業道なのかなと思われる所がある以外はそれを無理矢理登れそうな所繋いだような道とはとうてい呼べないルートで、そもそも道しるべの白ペイントが無ければそこを通ることさえ考えないような場所。
とにかく周りに白ペイントが何も見えなくなったら元に戻るという基本が大事。
それ以外、尾根筋はどこも踏み跡がしっかりあるが、川上ノ滝から登りだす所含めて急斜面の上り下りはやはり通る人も少ないせいか浮き石や滑る所だらけで、一人でも滑落の危険がある上に人と一緒だと落石という危険も増すので間隔開いたりヘルメット持って行ったりといった注意が必要。
そしてそういう危険箇所の全てにどこにも補助ロープなど一切無いという完全自己責任のルートで、これらひっくるめて上級コースと書いてあるのかと思います。
また、今回はまだ元気な笹藪で足元が見えづらく歩きにくい所も多々あったので、行くならば冬から春にかけてで雪や凍結で下が滑らない時というのが一番かと思います。

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