記録ID: 4801430
全員に公開
アルパインクライミング
甲信越
御前ヶ遊窟ハイグレード・ハイキング
2022年10月16日(日) [日帰り]
新潟県
シュ～
その他5人
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 06:52
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,100m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
しじみ沢出合いまで：いわゆるへつり道で肩は消えつつあり、崖から沢に落ちないよう草木を掴みながら進む。これが延々と続く。ハイグレードの所以。 渡渉点：二ヶ所。特に問題ない。 遊窟へのスラブ登り：斜度の緩いところは問題ない。乾いた場所をフリクションを効かせて登る。鎖や古いロープも要所要所にあり。斜度が出てくると右手の藪に逃げるが、やがて再びスラブへ戻ってくる。ルンゼ状の地形を登ったら途中で右へトラバースするのがセオリーらしいが、今回はトップのメンバーが直登してしまったのでみなついていくことに。クラックに靴を突っ込んでしばらく耐えなが登攀し、藪が出てきたところで樹木を頼りながら斜度が緩むところまで攀じ登った。遊窟へは藪道を行く。遊窟から登山道へは再びスラブとなるがまもなく藪となり尾根筋の登山道に飛び出る。 井戸小屋ルート：一般登山道であり特に問題ないが、一部急斜面で滑りやすい。チェーンスパイクがあると良い。 |
| その他周辺情報 | 御神楽温泉 みかぐら荘 https://maps.app.goo.gl/zGFv1PNjJTkhg4YTA?g_st=ic |
写真
一つ目の渡渉点。メンバー四人はラバーソールの沢靴、一人はアプローチシューズ、私はおろしたてのハイパーVです。靴は濡れませんでした。
10/16 7:42
一つ目の渡渉点。メンバー四人はラバーソールの沢靴、一人はアプローチシューズ、私はおろしたてのハイパーVです。靴は濡れませんでした。
足元は非常に悪いです。右下の崖に落ちないよう左側の草を掴みながらひたすらへつって行きます
二つ目の渡渉点。かつてはここで登山靴を脱いだそうですが（それで今回は沢靴を持ち込んだメンバーが多かった）、いい具合に飛石がありここでも靴を濡らさずに済みました。
2
10/16 9:46
二つ目の渡渉点。かつてはここで登山靴を脱いだそうですが（それで今回は沢靴を持ち込んだメンバーが多かった）、いい具合に飛石がありここでも靴を濡らさずに済みました。
ハイパーVのフリクションがよく効くので鎖は万一に備えて触ってるだけ。実際は足だけで登れました。
トップは直登していきましたが、これはリーダーが想定したルートではなかったようです。クラックに靴を突っ込んでトップについて行きます。もう進むのみです。
1
10/16 11:18
トップは直登していきましたが、これはリーダーが想定したルートではなかったようです。クラックに靴を突っ込んでトップについて行きます。もう進むのみです。
トップはスラブをガンガン登攀、我々は藪が出てくると灌木を掴みながら登りました。安全第一。
スラブ登り切りました。高度感抜群。フリクション抜群のハイパーVが写ってます
大スラブの頭ルートでも下山できるようですが、今回は行きません。
撮影機器：
感想
一般登山道ではなく、岩あり、薮こぎ、ルートファインディングありでまさに登山の総合力を試せるスリリングで変化に富んだ1000�蛋宛紊了格發�を「ハイグレード・ハイキング」と呼ぶようです。御前ヶ遊窟はそういう所かもしれません。
ここが3度目となるリーダーによれば、アプローチのヘツリ道は以前よりも荒れて難しくなっており、かつての真っ白なスラブの美しさも今は灌木や草が繁茂し、苔で岩も黒くなってしまったようです。しかし初めての私には十分すぎるほど刺激的な景色です。この山行のために用意したHyper Vのフリクションを効かせ、時には靴をクラックにねじ込み、あるいは灌木を掴みながらなんとか攀じ登りました。念のため登攀道具一式（シューズ、ロープ、ハーネス、ガチャ類）持ち込みましたが使いませんでした。まさにハイグレードハイキングですが、トレッキングよりは上で、どちらかというとマウンテニアリングに分類されると思うのでヤマレコ上の分類はアルパインにしておきます。決して安易なコースじゃないので。
今回は会のメンバー6人で臨み、うち私を含めた3人が御前ヶ遊窟は初めて。また6人中3人は普段からクライミング山行を、リーダーとトップを行ったメンバーもハイグレード・ハイキング経験が豊富。このような頼もしい大先輩達との同行は私にとって貴重な山行体験です。好天のもと終始絶景が楽しめました。
https://tokyo-nbr.jp/
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