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Yamareco

記録ID: 480846
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

荒川三山、赤石岳周回(山小屋宿泊)

2014年07月16日(水) 〜 2014年07月20日(日)
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コースタイム

7月17日 6:10さわら島-13:00千枚小屋
7月18日 5:50千枚小屋-7:05千枚岳-8:20東岳(悪沢岳)-11:40荒川小屋
7月19日 6:10荒川小屋-7:00大聖寺平-8:15小赤石岳-9:00赤石岳-11:55赤石小屋
7月20日 6:10赤石小屋-8:50さわら島
天候 7月16日 さわら島(15:00)晴れ
7月17日 さわら島(6:00)うす曇、千枚小屋(13:00)晴れ時々曇り
7月18日 千枚小屋(6:00)曇り、千枚岳(7:15)曇り、11:40東岳(悪沢岳)(8:20)霧(雲中?)と強風、稜線を外れると風は無くなる、荒川小屋(11:40)曇り
7月19日 荒川小屋(6:00)曇り、大聖寺平手前のトラバース道(6:45)曇り、強風でまっすぐ立てない。赤石岳(9:00)霧(雲中)と強風、稜線を外れると無風、富士見平手前(11:25)曇りと雷(稲光は見ていない)、赤石小屋(12:00)曇りと雷(稲光は見ていない)
7月20日 赤石小屋(6:00)晴れ、さわら島(9:00)晴れ、一瞬雨
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
行き:新東名 島田赤石IC-国道473号-国道362号-県道77号-県道388号-(この間すれ違い困難)-県道60号-畑薙第一ダム夏季臨時駐車場駐車(無料)
帰り:畑薙第一ダム夏季臨時駐車場駐車-県道60号-(県道60号湯ノ島温泉方面通行止め)県道189号-県道27号-新東名 新静岡IC
静岡県 井川周辺の交通規制<http://www.city.shizuoka.jp/deps/ikawa/ikawa_trafic.html>
コース状況/
危険箇所等
さわら島ロッジにはコインロッカーがあります。1日300円〜400円
温泉は駐車場から10分の白樺荘で。510円タオル別。

ほとんどの工程で、10歩ごとにマークを確認しつつ進みました。
下を見がちになりますが、積極的に前方を確認することが必要です。

さわら島-千枚小屋:岩頭見晴は若干の下りの岩場。トラバース注意。他は危険箇所無し

千枚小屋-千枚岳:危険箇所無し。
千枚岳-丸山:岩場下りがあります。トラバース注意。
丸山-東岳(悪沢岳):岩場下りがあります。山頂近くは大きな岩上を歩く。
東岳(悪沢岳)-荒川岳<中岳> :東岳下りは崩れ谷の脇を歩きます、スリップ注意。コルからは危険箇所無し。
荒川岳<中岳>-荒川岳<前岳> :危険箇所無し
荒川岳<前岳>-荒川小屋:危険箇所無し

荒川小屋-赤石岳:危険箇所無し
赤石岳-富士見平:トラバース道、桟橋注意。踏み抜き必至の約7m雪渓があります(最危険場所)。踏み抜くと雪渓とともに奈落の底まで落ちそうです。
富士見平-赤石小屋:危険箇所無し

赤石小屋-さわら島:急坂、落ち葉によるすべり注意。林道に降りる階段は滑ります。(2回転んだ)
16日。駐車場には10台くらい。
16日。駐車場には10台くらい。
駐車場入り口。7月16日からはこちらからバスが発着
駐車場入り口。7月16日からはこちらからバスが発着
ダムを過ぎると未舗装路。マイクロバスのおなかをこすってました。さわら島から奥はもっと細いらしい。
ダムを過ぎると未舗装路。マイクロバスのおなかをこすってました。さわら島から奥はもっと細いらしい。
さわら島のレストハウス。帰りのバスはこちらから発車。
さわら島のレストハウス。帰りのバスはこちらから発車。
さわら島ロッジ前。ここにバスが到着する。
さわら島ロッジ前。ここにバスが到着する。
17日。さわら島ロッジの一番奥から登山口へ。鳥居の左側から登山口へ向かう。
17日。さわら島ロッジの一番奥から登山口へ。鳥居の左側から登山口へ向かう。
林道の橋の左手前が、登山口。ここから登山開始。
林道の橋の左手前が、登山口。ここから登山開始。
釣り橋も渡ります。
釣り橋も渡ります。
ガレ場。この先もマークを確認しながら進む。
ガレ場。この先もマークを確認しながら進む。
東海フォレストの案内板。千枚小屋まで複数ある。
東海フォレストの案内板。千枚小屋まで複数ある。
2個目の鉄塔は下を通る(写真)。
1個目の鉄塔下は通らない。
2個目の鉄塔は下を通る(写真)。
1個目の鉄塔下は通らない。
清水平。この下に水場がある。平らじゃなかった。
清水平。この下に水場がある。平らじゃなかった。
読めない。
まっすぐな登り。
まっすぐな登り。
木馬道跡。『きんま』と読むらしい。
木馬道跡。『きんま』と読むらしい。
千枚小屋に到着。
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千枚小屋に到着。
富士山が目の前に見えます。
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富士山が目の前に見えます。
18日。ここはまだガスっていない。
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18日。ここはまだガスっていない。
手前が丸山。奥がたぶん悪沢岳。
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手前が丸山。奥がたぶん悪沢岳。
岩場を下りてきました。
岩場を下りてきました。
大きな岩の上を歩きます。
大きな岩の上を歩きます。
悪沢岳に到着。ガスっていて、風が強い。
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悪沢岳に到着。ガスっていて、風が強い。
少し不気味。
中岳避難小屋。安心しました。
中岳避難小屋。安心しました。
荒川中岳。避難小屋の裏にあります。
荒川中岳。避難小屋の裏にあります。
荒川前岳。風が強い。
荒川前岳。風が強い。
荒川小屋が見えてきました。
荒川小屋が見えてきました。
通過する人が多いようです。どこかのガイドパンフにも、千枚小屋から直接赤石小屋に行くように書かれていました。その際の赤石小屋到着時間は17:00と記載されていた。
通過する人が多いようです。どこかのガイドパンフにも、千枚小屋から直接赤石小屋に行くように書かれていました。その際の赤石小屋到着時間は17:00と記載されていた。
19日。荒川小屋の裏山。崩れている。
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19日。荒川小屋の裏山。崩れている。
小赤石岳の肩からの尾根。
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小赤石岳の肩からの尾根。
富士山は晴れてました。
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富士山は晴れてました。
大聖寺平前のトラバース。この付近が一番風が強かった。
大聖寺平前のトラバース。この付近が一番風が強かった。
大聖寺平。
小赤石岳の肩へ続く道。上部がガスっている。
小赤石岳の肩へ続く道。上部がガスっている。
小赤石岳。
赤石岳へ続く稜線。一瞬見えた。
赤石岳へ続く稜線。一瞬見えた。
赤石岳山頂。
モンベルのオレンジのレインパンツは目立つので気に入っている。
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赤石岳山頂。
モンベルのオレンジのレインパンツは目立つので気に入っている。
赤石避難小屋は、赤石岳山頂過ぎにある。
赤石避難小屋は、赤石岳山頂過ぎにある。
花を撮影していました。
花を撮影していました。
アップで撮影するのが好きです。
アップで撮影するのが好きです。
たぶん砲台型休憩所。
たぶん砲台型休憩所。
雪渓。下部が空洞で、ところどころ穴が開いている。
雪渓上に上がるためには1メートルぐらいある。
このときは下側の踏み跡は気づかなかった。
雪渓。下部が空洞で、ところどころ穴が開いている。
雪渓上に上がるためには1メートルぐらいある。
このときは下側の踏み跡は気づかなかった。
下側の踏み跡でポールが止まった。助けに行くぞ。
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下側の踏み跡でポールが止まった。助けに行くぞ。
桟橋が複数ある。
このあたりから雷が。写真撮ってる場合じゃない。
桟橋が複数ある。
このあたりから雷が。写真撮ってる場合じゃない。
赤石小屋に到着して、赤石岳を望む。
赤石小屋に到着して、赤石岳を望む。
20日の朝は晴れていた。
20日の朝は晴れていた。
急坂に落ち葉が溜まっています。
急坂に落ち葉が溜まっています。
ここを降りると、下山完了。
ここを降りると、下山完了。
下から3段目で悲劇が起こった。
下から3段目で悲劇が起こった。
駐車場は5割くらい埋まっている。
駐車場は5割くらい埋まっている。

感想

今年の目標の1つである、荒川三山(3000m峰5,6座目)、赤石岳(7座目)周回を歩いてきました。
この日のために仙丈ヶ岳、富士山で調整してました。(仙丈ヶ岳、富士山ごめんなさい)

体力と天候が心配だったので、千枚小屋、荒川小屋、赤石小屋に宿泊しました。初日に余裕を持つためさわら島で前泊、17日朝から千枚小屋に向かいました。

7月17日
3000m以上は雲がかかっていましたが、道中は全般的に曇り空で順調に登ることができました。
千枚小屋からは富士山がきれいに見えます。7月6日はあそこに居たんだなー。
7月18日
千枚小屋から丸山は、ガスっていなかったのですが、悪沢岳山頂に近づくと風も強くなりガスって景色はまったくありませんでした。
まるで伊吹山8,9合目のようで、3000m級を歩いている気がしませんでした。
強風のため悪沢岳で急いで証拠写真を撮り、荒川中岳避難小屋で休憩しました。避難小屋はとてもありがたかったです。
中岳、前岳とも強風でしたが、稜線から数m降りると風は無く、お花畑が広がっていました。
7月19日
この日から天候がさらに不安定になるとのことでしたが、とりあえず赤石岳を目指します。
大聖寺平手前のトラバース道が一番の強風で先に進むことを躊躇、予備日もあるので荒川小屋に戻りかけましたが、「もう一度行って無理と判断したら戻ろう」と決め大聖寺平に向かうと、若干弱まっていたので先に進むことができました。
赤石岳の最後の登りで「こんにちわ」との声。びっくりして振り返ると山岳レース練習の人が。自分の重装備に比べあまりの軽装に「自分と比較するな。見なかったことにしよう。」と自分に言い聞かせました。
赤石岳避難小屋の主人は気さくな方で、にレインウェアのコーディネートを指摘されましたが、「命かかってるんで」と答え、赤石小屋に出発。
後は下るだけだけだと思いお花畑でたくさん写真を撮る。
砲台型休憩所の下で休憩の方とすれ違う。ザックは2個で、人は一人。もう一人はと?と思い、岩場を回りこむと最難関の雪渓に目が行き、「あらら・・」と思った瞬間、横に人が!で、振り返ったときにザックが岩にあたり落ちそうに・・・。
気持ちを落ち着かせて、ポールの長さを変え、ゴムキャップを外し(片方しか外れなかった・・)乗りこえようとしたとき、ポールのストラップを通していなくて、手から離れて・・・。「さよならポール・・・ここでさよなら・・・」・・が、下の踏み跡で止まったので救出に行きました。
雪渓と、人と、ポールと連続して起きたのでかなり動揺しましたが、水を飲み気持ちを落ちつかせて出発です。
リスタートすると今度は雷が。。「えー」思いましたが、赤石小屋まで1時間とちょっと。後は下るだけ。大丈夫。自分に言い聞かせて歩きにくいトラバースと桟橋を急ぐ。
ゴロゴロと聞こえるたびに「近づいていないな。」と確認し、先に進むと気になることを思い出した。『富士見平、見晴らしポイント・・・』。お花畑で時間を掛け過ぎたか・・。とりあえず先に進みます。
富士見平に付くと予感的中。自分より高い木が無い!しかも小ピーク!、一番緊張しました。腰を低くしダッシュ。
赤石小屋に着くと、雷のせいか、かなりの人数です。寝床もいっぱいになりましたが、何とか熟睡。
7月20日
お世話になった主人にお礼を言って、さわら島に向けて出発。下っていくと天気が好転。暑いぐらいでした。
林道が見えてきて、「いよいよラスト」と慎重に40段くらいの階段を降りたのですが、2段目ぐらいですべって転倒。「何で。。ここで。。」と気を取り直してゆっくり降りる。
人の気配を感じて目を向けると残り3段目くらいで2度目の転倒。。。「最悪。。」右手の親指をひねったようです。
さわら島に着いて、一寝入りしてバスに乗り駐車場に向かいました。

今までの山登り経験が生きた登山でした。
初めての連泊縦走だったので、工程に余裕を持って山に入りました。そのため十分な余裕があったはずですが、冷っとしたことがあったので、もっと注意深く(心に余裕を持つ?)する必要があると感じました。最後の3歩くらいで転倒だなんて。。。

ガスって展望が無く景色はだめでしたが、達成感は満たされました。景色の良いときにもう一度来たいと思います。

次の3000峰も南アルプス狙ってます。

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