白髪岳
1986marilyn
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 807m
- 下り
- 809m
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| 天候 | 晴れ。昼過ぎにときどき曇り。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
車は林道第二炭山線入り口近くの路肩の広いところにとめた。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
＜白髪岳〜陀来水岳＞ ・踏み跡がほとんどない。所々に道標が立っているのみ。 ・1304mのコブ？あたりで尾根道を直角に曲がるところがわかりにくいかも。 ・カヤに入ると踏み跡？が乱れてわかりにくい。鹿よけの柵？が尾根上に断続的に続いて、柵にピンクテープも付いているので、これに沿って進むほかない。 ・カヤは背丈を超えるところもあり強引にかき分けて進むしかない。 ＜鞍部〜陀来水岳＞ ・短い急坂だが踏み跡がないのでピンクテープを目印に進む。 ＜陀来水岳〜川内川の上流＞ ・踏み跡は明瞭だが、一部雨水で斜面が崩れて踏み跡がなくなっているところがあるので注意が必要。 ＜川内川の上流〜林道＞ ・川底から林道への登り口がわかりにくい。右岸を見上げると右手の上部にピンクテープが見えるので、岩や石の多いところを右手に登っていくと踏み跡がある。 |
写真
榎田林道から林道第二炭山線に入るところ。通行止めのためここから白髪岳登山口まで3�卻發�。車は近く路肩の広いところに止めた。
1
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
2022年10月23日(日)【白髪岳】
2022年3月末に転勤で宮崎に越してきてから尾鈴山、高隈山と歩いたが、次の山はブナ林のある山として下関時代から気になっていた熊本県の球磨川の南にある白髪岳を歩くことにした。
ヤマレコの記録を見ると榎田林道から先の林道第二炭山線は途中で路肩が崩壊していて通行止めなので、白髪岳登山口まで3�劼曚瀕啼擦鯤發�なくてはならないが、その分入山者は少なくて静かな山歩きが楽しめそうなことも白髪岳をチョイスした理由だ。
予定よりかなり遅れて、8時前に林道第二炭山線の入口に着いたが、予想外に車は1台もなかった。舗装された林道歩きは広葉樹林もあるが単調だったので、Spotifyでウエストコーストサウンドを聴きながら歩いたので退屈しなかった。旧登山口らしき場所では道標や踏み跡を確認できなかった。バスの駐車場手前でSpotifyが切れて、そこから少し歩くと少し広い白髪岳登山口に着いた。
白髪岳登山口から植林や照葉樹の森を緩やかに登っていくと、途中からブナが現れるようになったが、落葉紅葉樹だけの森というわけではなかった。30分ほどで平坦な広葉樹の森の中にある「猪ノ子伏」という所に着いた。
さらにゆるやかに広葉樹の森を登っていくと、広い稜線に出た。樹木のない見晴らしの良いところから、長い稜線の先に白髪岳が見えた。その右側、遙か南には韓国岳、北には雲の間に市房山も見えた。
広い稜線は少しアップダウンがあったが、所々に樹木がないところがあり、稜線漫歩気分で歩けたが少し長かった。
三池神社から先は落葉樹の多い疎林になり、快適な稜線歩きになった。最期に少し登ると樹木のないかなり広い白髪岳の山頂についた。
ガイドブックからは想像できなかったとても眺めの良い山頂部であった。韓国岳や市房山は雲の間から少しだけ見えていたが、やがて雲の中に隠れてしまった。
1時間以上もひとりで山頂の憩いを楽しんだ。
主稜線はさらに南の国見山へ下っていくが、私の足では往復にはかなりの時間がかかるので、次回に譲って、陀来水岳へ縦走するため、西に延びる尾根に入った。
朽ちかけた道標には「白髪岳〜陀来水岳の間 カヤの為、歩行困難」と書いてあったが、白髪岳の山頂の樹木がすっかりなくなっているように、カヤもほとんどなくなっているだろうと勝手に思い込んだ。
広い尾根道は樹木が少なく眺めが良くて快適だったが、踏み跡がほとんどなく、悪天やガスで視界が悪いときは注意が必要だと思った。
1,304mのコブ？を過ぎて、北側の主稜線を見上げながら、落葉樹の疎林が続く快適尾根道を進んでいると、尾根はカヤに覆われ始めた。やがて背丈を超える高さになり、足下がおぼつかなくなり、歩行が困難になっていった。
頭上には雲が広がり初めて、時折り暗くなるので少し不安になったが、鹿よけの柵が尾根上に断続的に続いているので、道迷いの不安がそれ以上大きくなることはなかった。しかし、悪天やガスで視界が悪いと歩きにくいだけに不安が増すと思われる。
はっきりしない踏み跡を辿って、強引にカヤをかき分けて進むと、ようやくカヤを抜けて陀来水岳との鞍部に出た。裏山の雑木林のようなところをピンクテープを頼りに短い急坂を登ると陀来水岳の山頂に着いた。樹林に囲まれた小さな山頂はとても静かだった。
鞍部に戻って、川内川の上流に向けて急坂を下った。途中雨水で斜面が崩れて踏み跡がなくなっているところがあった。
かなり下ってようやく川内川の上流に出た。頭上の雲もすっかり消えてしまったのか、谷には光が溢れていて、落葉広葉樹の緑が鮮やかだった。
冷たい沢の水で顔を洗ってさっぱりしてから、林道までの急坂を登り返した。林道に出て振り返ると、さきほどまで格闘していたカヤの尾根が青空をバックに綺麗に見えていた。韓国岳や市房山を隠していた雲もすっかり取れているだろうと思った。
白髪岳登山口に戻る林道は荒れて歩きにくいと思っていたが、落石や路面が掘れたところも路肩が崩壊しているところもなくて歩きやすかった。
登山口から舗装された林道第二炭山線を下った。途中の眺めの良い場所からすっかり雲がなくなった青空に市房山などの山並みや足下に広がる球磨川流域がよく見えた。
車を置いたところに戻ったのは16時を回っていた。私の車しか止まっておらず、今日は山中で誰にも会うこともない静かな山旅となった。
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