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Yamareco

記録ID: 4849785
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳

【南ア】石空川地蔵沢遡行

2022年10月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:20
距離
3.1km
登り
364m
下り
360m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:08
休憩
0:00
合計
3:08
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
精進ヶ滝駐車場:簡易トイレ有
コース状況/
危険箇所等
地蔵沢は登れない滝が多く、高巻き中心になるが、大滝はかなり立派で一見の価値がある。
その他周辺情報 ・地蔵沢の名称は、現地堰堤の銘板及び下記ページに拠る。石空川南沢にも地蔵沢があるので紛らわしい。
http://suji3.a.la9.jp/mr678.html
・今回の大滝は、名称不明のため「地蔵沢大滝」と仮称を付す。
・2021年2月23日にアイスクライミングで訪れた記録:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2951301.html
・地蔵沢の遡行記録は他に見つけられていない。紫山岳会の「大武川遡行記録集」でも地蔵沢には言及されていない。
地蔵沢最初の5m滝:容易だが水が冷たい
2022年10月29日 13:26撮影 by  SO-02J, Sony
10/29 13:26
地蔵沢最初の5m滝:容易だが水が冷たい
2段10m滝:左の側壁が立派
2022年10月29日 13:29撮影 by  SO-02J, Sony
10/29 13:29
2段10m滝:左の側壁が立派
2段10m滝をリードするtamoshima:脆さとぬめりで悪く、この後クライムダウン
2022年10月29日 13:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/29 13:38
2段10m滝をリードするtamoshima:脆さとぬめりで悪く、この後クライムダウン
17m滝:登れそうになく、高巻きは大変
2022年10月29日 13:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/29 13:53
17m滝:登れそうになく、高巻きは大変
ナメ滝と、この沢唯一の堰堤
2022年10月29日 14:30撮影 by  SO-02J, Sony
10/29 14:30
ナメ滝と、この沢唯一の堰堤
大滝の前衛の20m滝:これも登れず左から巻き
2022年10月29日 14:43撮影 by  SO-02J, Sony
10/29 14:43
大滝の前衛の20m滝:これも登れず左から巻き
大滝:滝壺から見える範囲で40m強
2022年10月29日 15:20撮影 by  SO-02J, Sony
10/29 15:20
大滝:滝壺から見える範囲で40m強
大滝上部:滝壺から見えなかった範囲もあり、落差48mと推定
2022年10月29日 15:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/29 15:28
大滝上部:滝壺から見えなかった範囲もあり、落差48mと推定
遡行図
2022年11月18日 08:14撮影
11/18 8:14
遡行図

装備

備考 ラバーソールで行ったが、沢中はフェルトのほうが良さそう。高巻きが多いのでフェルトならチェーンスパイクがあるとよい。

感想

松山沢川〜コタキノ沢が想像以上に早く終わったので、もう1つの行き先候補であった、地蔵沢の下部だけ行ってみることに。

石空川渓谷駐車場に着いて、そういえば、ここは亡きキノポンと最後に(と言っても2度だけだが)同行したところだと思い出す。さほど親しかったわけでもないのに、それでも喪失感が無くなることはない。

地蔵沢出合は一ノ滝のすぐ下で、遊歩道を歩いていれば良かったのだが、無駄に遊歩道を外れて川のそばを歩いたところ、ボルダリングに良さげな岩が結構あった。ボルダラーの皆さん、開拓してみては。って、ボルダラーはこんな記録読まないだろうけど。
一ノ滝を横目に地蔵沢に入ると、すぐに5m滝。これは簡単だが水が冷たく、先が思いやられる。続けて2段10m滝。簡単ではなさそうだが登れそうに見えたので、ロープを出してtamoshimaリードで取りつくも、水の冷たさとぬめりと脆さでやる気がなくなり、クライムダウン。巻きは思ったより楽だった。
程なくで17m滝。垂直で立派な滝だが登攀対象ではなく、右から巻く。ここは側壁が高くて尾根まで巻き上げられ、面倒だったが、良い感じで沢筋には戻れた。
少しのナメを経て、こんなところにもあるのかよ、と思うような堰堤を右から巻き、右から小沢が入ると、いよいよ1年8か月くらい前にも来た石空劇場である。と言っても凍っておらず、印象はだいぶ異なる。凍っていれば楽しく登れるこの壁も今は登れず、大滝の前衛滝も左から巻く。意外と小さく巻け、大滝直下には容易に行けた。以前来たときは中途半端に氷がありよく分からなかったが、本当に立派な滝である。こんな滝が、観光地のすぐそばに、知られずに眠っていようとは。これだから沢登りは面白い。
大滝を高巻くのは面倒そうな上に時間もないので、ここから右岸尾根に出て下山することにする。右岸尾根に出る途中の小尾根はナイフリッジで、大滝も良く見え楽しい。
右岸尾根に出るのは苦労はなく、尾根に出てしまえばかなり歩きやすい。尾根の末端は急峻なので途中で小沢に入って下り、無事に石空川に降り立った。

【総評】
地蔵沢は、登れる滝が少ないので登攀的には面白くないが、立派な滝が多くあるので滝見メインの沢屋にはお薦めできる。
こんなに立派な滝があるのに知られていない沢を探索でき、半日ながら充実の山行であった。

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