早池峰山コメガモリ沢左岩稜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,206m
- 下り
- 1,180m
コースタイム
天候 | 雨のち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
小雨が登山口で雪になる。雨よりはいい。準備してスキーで歩く。積雪は一か月前より増えた様子。ガードレールがほぼ隠れている。そして雪がやや重い。少しラッセル気味。二人で交互に先頭になる。考えていたよりも時間を要した。いつものコンタ1290付近にイグルーを作る。Oさんがスノーソーを忘れたためスコップでブロックを作っていた。僕はイグルーの中に入って床からブロックを切り出す。今日は雨が降ったので雪は少し湿っていてしまっていると思われた。ブロックができやすいと予想していたが、切り出す時点でブロックが崩れて形にならない状態だった。はじめの大きなブロックは良かったが、天井が近づいてくると特に薄く切ることができなかった。やがてOさんと僕が入れ替わった。僕が外でブロックを切り出してOさんが積み上げる。なかなか天井がふさがらず、暗くなってしまって、そして一部崩壊したりして、ふたりであきらめてツエルトを屋根にした。スキーをたてて、ロープを張って、ツエルトを張るように入口のチャックを開いて張って天井とした。やっと中に入る。中からブロックで入り口をふさいだ。荷物をまとめ、飲みながら水を作り、鍋を作る。酒量もちょうどいい。就寝とする。
寝ているときは少し寒かったが、起きてシュラフから出ると寒くない。屋根にしたツエルトが積雪で少し下がってきている。ブロックも上部が崩れそうだった。全体が崩壊しないように注意しながら、ブロックを一個ずつ取って外に投げたりして補修した。朝食食って、お茶飲んで、歯磨き、うんこ、準備して外に出る。スキーで出発。外も寒くない。コウベコウリでスキーをデポ。アイゼンにする。足元の雪は硬くはなく、少し沈む。それでも約2時間で取り付きに到着。雪が降っていて天気は良くはないが、風が弱いのでどちらともやめるとは言わない。少し食ってから登り始める。
1ピッチ目:正面は無理。正面の少し左にナッツ1個ビレイを取って行こうとするがすぐにあきらめた。もっと左の斜めの凹角状を登る。
2ピッチ目:正面突破を試みるが、中央部の立てそうな丸い部分になかなか立てず、滑落。あきらめてずっと左の草付きスラブを登る。
アンザイレンしてトラバースする。
3ピッチ目:Oさんがトップ。見た目ガバがたくさんありそうだが取り付くとそうでもない。一度岩峰に登るがその先が切れ落ちているようで、岩峰から下降し、右にトラバースして終了。
あとはいい岩稜がなく、適当に登ってきた。その上に登攀できそうな岩稜はなく、下山とする。右岩稜側を下降したらすぐに滝が出た。高さはさほどないが幅が広い。以前右岩稜をやった時に懸垂下降した所だろう。Oさんが先に降りた。僕はザイルでボディビレイ。そのあと僕はOさんの下からの指示で足を下ろしていった。この滝の下降で時間を食った。でもまああとは下るだけ。スキーデポ地に無事到着して、スキーに履き替え、降りて行った。イグルーには雪が結構積もっていた。デポした荷物をパッキングして帰ることにする。うすゆき山荘の先でシールを外すが、トレースに雪が積もっていて滑走できない。シールを外してからしばらくは足を交互に動かして進んだ。後半やっと自然に滑降していった。赤いゲートが見えて到着。駐車場で後片付け。帰宅した。
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