鳳凰三山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 2,016m
- 下り
- 1,999m
コースタイム
青木鉱泉5:55−(ドンドコ沢)−8:05南精進滝8:15−11:10白糸滝11:25
−12:25五色滝12:40−14:03鳳凰小屋(テン泊)
2日目
鳳凰小屋5:30−6:45地蔵岳(朝食)7:30−鳳凰小屋分岐8:50
−9:30観音岳9:45−10:25薬師岳10:55−(中道)−11:40御座石11:50
−14:30林道出合14:40−15:15青木鉱泉
天候 | 25日:晴れのち曇り時々晴れ 26日:(午前)快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最近は「鳳凰山」と呼ぶようですが、小生にとっては「鳳凰三山」。 以前からずっと気になっていた山。 でも、混んでいるのは嫌なので、梅雨明けを聞いて慌てて金曜日に休暇を取得し行って来ました。 ○迷い易いところはありませんでした。 ○危険なところも無いように思います。技術よりもどちらかと言うと 体力勝負な感じです。 ○青木鉱泉から右回りか、左回りか。 小生はテン泊の都合上、ドンドコ沢から反時計回りでの周回でしたが、 こちらが正解な気がします。 中道ルートは御座石以外はこれといった目標地点が無く、 ただひたすら登るのみで精神的に辛そうです。 |
その他周辺情報 | 鳳凰小屋テン場:800円/人・日 |
写真
装備
個人装備 |
BOURBON
|
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感想
(1日目)
「足が攣った」
何となく不安はあった。
先月初めにツクモグサを愛でに八ヶ岳に行って以来、
この1か月半はまったく歩いていない。
ただでさえ、体力、脚力には自信がない上に久々の山歩きで20kg超を背負って歩けるのか。
不安的中。
いい感じで歩けたのは1時間ほどか。
まず左足のふくらはぎが痙攣しそうになった。ヤバい。
その数分後、今度は右足の太腿裏が攣りそうに。何とか耐えた。
それからは歩幅を小さく、なるべく足に負担がかからない様にゆっくりと、
そしてストックを通じて腕力を使い・・・。
ここからは休憩も30分おきに。幸い時間はまだ余裕がある。
もともとバランスを取るために重い荷物を背負っている時はダブルストックを使っているのだけれど、このコース、ところどころ段差が大きいところがあり、
ストックが邪魔になるときがある。
白糸滝と五色滝の中間あたりのそんなところでだった。
大きな段差を手をついて同時にちょっと変な体勢で左足を踏ん張った時、
太腿の裏が攣った。
イテテテ。
歩き終わって狭いテントの中で変な姿勢をした時に攣ったことはあるけれど、
歩いている最中に攣るのは初めて。
暫く座って足を延ばそうとするが痛くて伸ばせない。
15分ほどで何とか復活。
その間、考えた。
行くか。戻るか。ここまで来てしまうと戻る方がしんどそう。
そこからは超スローペース。
歩きながら考えた。
明日はこの足、どこまで持つだろうか。
このままテン泊か、小屋で素泊まりか。
テントの中でまた攣る気もするし、翌朝の撤収に時間を割かれたくない。
といって小屋泊まりは好みじゃない。
明日は予定通りか、来た道を戻るだけにするか。
せっかくの好天予想は無駄にしたくない。
でも、鍛錬不足の足は不安いっぱい。
三山を巡るなら大事を取って小屋泊まりで早出。
戻るだけならテン泊でもいいかな。
結論は前者。
ところが、
何とか鳳凰小屋に着くとテン場が見えた。
整地されていい感じで、さすがに金曜日なのでスペースも十分。
そして、小屋のお姉さんに
「テン泊ですか?」
と言われて、間髪入れずに
「はい、お願いします」
だって。
今まで何を散々考えていたんだ!?
案の定、テントの中でも2回ほど攣ったけど、
それでもあとはノンビリしてウイスキータイム。
夜もまったく寒さを感じずグッスリzzz…。
2日目
「稜線漫歩・白砂青松」
やっぱり花崗岩の山は綺麗だ。
前日のことがあったので、とにかくなるべく足に負担をかけない様、
腕力(ストック)をフル稼働させる。
鳳凰小屋から地蔵岳までの半分は樹林帯、そして後半は砂地の急登。
砂に足を取られて歩き辛いと聞いていたが、確かにその通り。
ただ、高校生の頃に登った三宅島の雄山(直近の噴火前、35,6年前)に比べればそれほどでもない。
あの時は一歩登っても半分以上ずり落ちたなぁ、
などと思っているうちにオベリスクの直下へ。
甲斐駒、仙丈、白根三山は間近、ちょっと向うに八ヶ岳や蓼科山、
富士山もバッチリ、遠くには北ア、乗鞍などなど。
大満足。
ここからは大好きな稜線歩き。
「白砂青松」という言葉は山では使わないのかもしれないけれど、
花崗岩の砂地はまさしく白砂青松なのだ。
観音岳から薬師岳へは右手に北岳。
昨年歩いた常念から蝶ヶ岳の右手に槍ヶ岳と同じ感じかも。
そして薬師岳に着いてしまうと夢空間も残念ながらここまで。
地獄とは言わないけれど、中道の下りは結構辛かったなぁ。
満足度は充分、充実度は十二分ながら、今回は改めて体力、脚力の無さ、衰えを感じさせられた2日間だった。
keith-kさん、こんにちは、basemanです。
テン泊のウィスキータイム、いいですね
心身とも充電されますね。
今年は何か出そびれてしまっていたのですが、
keith-kさんのレコを拝見して【充電】したくなりました。
しっかり計画して、またテント担いでお山歩して来ようと思います。
basemanさん、こんばんわ。
小生もこの1か月半ばかり気持ちはあれど、動けず。
行きたい山はいくらでもあり、北ア、妙高、越後駒ケ岳、至仏山など迷ってばかりで、
梅雨明けを聞いて慌てて決めて、休暇を取った次第です。
もっと、計画、下調べをした方が良かったと思ってます。
basemanさんも早く夏山を楽しんでください。
楽しいレコ待ってます。
keith-kさん こんばんは
komomoと申します。
テント場では短い間でしたがお話し相手に頂いて有難う御座いました。
私も二日間通して予想外な暑さでバテバテな 山旅でした、 特に中道からの長〜い樹林帯の下りと重い荷物で膝に負担来て、へこたれましたけど青木鉱泉近くの沢に着いた時はほっとしました。
私の 筋肉痛は二日経ってから出始めて辛いです。
私も高尾山には体力つくり為、月に二回位 登って 小仏城山の木彫り天狗さん前ベンチで八王子ラーメンカップ麺を食べていますので。
もしかして、またお会い出来そうな気がしますのでお声を掛けて下さい。
(目印はふなっし〜です。)
これからもkeith-kさんの 素敵な山旅を
komonoさん、こんばんわ。
小生、感想欄に書いてある以上に相当バテました。
下山して丸3日経った今日でも駅の階段が辛く、
歯を食いしばって降りている始末です。
それと水分ですかね。
中道の下山では信じられないほど汗をかき、
下山後にペットボトル3本飲んだ後でも体重が4kg落ちてました。
( 既に戻ってますが(^^; )
小生も城山でかき氷食べてますので、
見かけましたらお声がけください。
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