記録ID: 4863679
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ハイキング
東北
【津軽の道を歩く15】黒石街道01（和徳→田舎館→黒石）
2022年11月01日(火) [日帰り]
青森県
faroe
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:08
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 21m
- 下り
- 14m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
Out:弘南鉄道黒石駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
黒石街道は、弘前と黒石を結ぶ街道です。 明暦2年（1656年）に弘前藩から分知される形で黒石藩が立藩してからはその重要性が増した街道でした。 弘前と黒石の往来以外にも ・山形方面の湯治場への往来（山形街道へつながります） ・浅瀬石川で運ばれた木材の弘前への移送路 ・黒石から岩木山神社等への参詣 などの役割がありました。 主なルートは、 ➀今回歩いた和徳→日沼→田舎館→黒石というルート ��日沼から尾上を経由し、乳井通りと一緒に黒石に向かうルート（こちらが本道） �Ｆ�崎から黒石へ向かうルート（鯵ヶ沢から黒石へ向かう場合に利用） などがあったようです。 集落を除くと水田地帯を通るため、圃場整備や道路造成の影響でかなりの部分が失われています。 雑感です ・和徳→境関 和泉〜境関間で消失します。 この間でルートの考察上意見が分かれそうなのが、福田を通るか、です。 天保国絵図では福田を通るように見えますが、そのためには腰巻川を 2回渡らなければなりません。 明治地図では、福田に渡らず、手前で境関に向かうルートがあり、 このルートの方が自然です。 また「御国中道程之図」の「和徳町追分より沖浦村湯元迄」についても 福田には寄っていないように見えます。 ただ、天保国絵図も無視できないですので、 当初は、福田を通っていたが、次第に変わっていったと考えることにします。 また、現道でも、福田方面は道がありますが、福田によらないルートは 境関の最後の部分しか歩くことはできません。 ・境関→田舎館 日沼などの集落部分で旧道が復活しますが、 大部分が水田に隠れていると推測されます。 蒲田や新山に旧道があります。 ・田舎館→追子野木 この区間も、水田に隠れてしまっている部分が多い区間です。 垂柳は、天保国絵図に従い、集落には入らないルートとしました。 ・追子野木→黒石 千歳橋を渡った後は、神明宮に向かいました。 「御国縮図並弘前之図其外所々之図」の「黒石之図」において、 現千歳橋から直に上がっていく道がないためです。 |
| その他周辺情報 | 弘前駅、黒石駅を別とすると、 公衆トイレは、 駅前北公園 黒石神明宮 黒石市役所 あたりになります。 弘南鉄道の田舎館駅にはトイレはありませんでした。 自販機、コンビニは適度にあります。 |
写真
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JR弘前駅からスタートします。
朝の弘前駅は、通勤通学の人がたくさん。
朝の弘前駅は、通勤通学の人がたくさん。
和徳稲荷の先の対馬木工所の交差点からスタート。
前の道は羽州街道で奥が油川方面。
黒石街道は右手東側に向かいます。
前の道は羽州街道で奥が油川方面。
黒石街道は右手東側に向かいます。
昭和11年道標右 猿賀黒石通り
正面 進修小學校通り
進修小學校は1939年に和徳小学校に併合されました。
現在も、児童館に名前が残っています。
11/1 8:40
昭和11年道標
右 猿賀黒石通り
正面 進修小學校通り
進修小學校は1939年に和徳小学校に併合されました。
現在も、児童館に名前が残っています。
右 猿賀黒石通り
正面 進修小學校通り
進修小學校は1939年に和徳小学校に併合されました。
現在も、児童館に名前が残っています。
昭和11年1月弘前市併合とある。和徳村が弘前市に合併されるのは昭和30年、と思いましたが、昭和11年に部分的に弘前市に合併されているようです。
11/1 8:43
昭和11年1月弘前市併合とある。
和徳村が弘前市に合併されるのは昭和30年、と思いましたが、昭和11年に部分的に弘前市に合併されているようです。
和徳村が弘前市に合併されるのは昭和30年、と思いましたが、昭和11年に部分的に弘前市に合併されているようです。
県道268号とぶつかりますが、この先境関まで消失区間になります。
わずかに旧道が残っているように見えますが、すぐに行けなくなります。
火の見やぐらで右へ
ここの左からくる道が、福田を通らないルートです。
ここの左からくる道が、福田を通らないルートです。
明治43年道標 追分石右 大光寺道
左 黒石道
オートバックスの所にあったという話なので、新しい黒石街道と福田を経由して大光寺へ向かう道の分岐にあったのだと思います。
11/1 9:28
明治43年道標 追分石
右 大光寺道
左 黒石道
オートバックスの所にあったという話なので、新しい黒石街道と福田を経由して大光寺へ向かう道の分岐にあったのだと思います。
右 大光寺道
左 黒石道
オートバックスの所にあったという話なので、新しい黒石街道と福田を経由して大光寺へ向かう道の分岐にあったのだと思います。
福田を通らない方の道はこちら
こっちの方が旧道の雰囲気があります。
こっちの方が旧道の雰囲気があります。
境橋で平川を渡ります。
かつては船渡しでした。
平川を渡ると消失区間です。
かつては船渡しでした。
平川を渡ると消失区間です。
黒石から弘前を目指すと、岩木山を見ながら進む形になります。
今回は逆なので、背負っています。
今回は逆なので、背負っています。
この住宅の左先で消失します。
黒石に向かう道は、八甲田山を見ながら進む道です。
この先かなりの消失区間です。
黒石に向かう道は、八甲田山を見ながら進む道です。
この先かなりの消失区間です。
奥は八甲田山で、手前のアンテナのある山が高森山。
燃えるようです。
燃えるようです。
ここで県道に戻りますが、またしばらく追子野木あたりまで消失区間。
弘南鉄道田舎館駅。
トイレを借りようと思ったのですが、ありませんでした。
トイレを借りようと思ったのですが、ありませんでした。
髭文字題目道標右 十二河原
左 弘前街道
文化六年冬十一月
黒石妙経寺日宣建立
国中卯辰両年餓死精 二十七回忌追善
天明の大飢饉になるのでしょうか。
弘前藩では10数万人の餓死者を出したといわれます。
十二河原は田舎館村にある集落です。
11/1 12:03
髭文字題目道標
右 十二河原
左 弘前街道
文化六年冬十一月
黒石妙経寺日宣建立
国中卯辰両年餓死精 二十七回忌追善
天明の大飢饉になるのでしょうか。
弘前藩では10数万人の餓死者を出したといわれます。
十二河原は田舎館村にある集落です。
右 十二河原
左 弘前街道
文化六年冬十一月
黒石妙経寺日宣建立
国中卯辰両年餓死精 二十七回忌追善
天明の大飢饉になるのでしょうか。
弘前藩では10数万人の餓死者を出したといわれます。
十二河原は田舎館村にある集落です。
追分正面 青森道右碇関道
ここで尾上周りの黒石街道の本道と合流します。
→尾上→鯖石は乳井通りであり、羽州街道に合流して碇ヶ関に向かう形になります。
11/1 12:13
追分正面 青森道
右碇関道
ここで尾上周りの黒石街道の本道と合流します。
→尾上→鯖石は乳井通りであり、羽州街道に合流して碇ヶ関に向かう形になります。
右碇関道
ここで尾上周りの黒石街道の本道と合流します。
→尾上→鯖石は乳井通りであり、羽州街道に合流して碇ヶ関に向かう形になります。
千歳橋で浅瀬石川（あせいしがわ）を渡ります。
旧道は若干下流だったそうです。
旧道は若干下流だったそうです。
この小川が、弘前藩と黒石藩の境だったようです。
（手前の川かもしれませんが）
坂を上がったらすぐに黒石市街地です。
（手前の川かもしれませんが）
坂を上がったらすぐに黒石市街地です。
黒石前町の交差点で終了とします。
右に行くと山形街道。
奥からくるのが、藤崎からの黒石街道。
右に行くと山形街道。
奥からくるのが、藤崎からの黒石街道。
黒石市立図書館。青森県内10市の中では、最後に設置された図書館です。
今年開館しました。
街道の本はほとんどありませんでした・・・
11/1 12:53
黒石市立図書館。
青森県内10市の中では、最後に設置された図書館です。
今年開館しました。
街道の本はほとんどありませんでした・・・
青森県内10市の中では、最後に設置された図書館です。
今年開館しました。
街道の本はほとんどありませんでした・・・
感想
腰を痛めて、3週間ぶりのリハビリ街道歩きです。
予想はしていましたが、水田地帯の旧道は、消失区間が多いですね。
気持ちの良い空気の元の、街道歩きでした。
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