re:川苔山〜遭難リベンジ〜

コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:50
10:40百尋ノ滝–11:45足毛岩の肩–12:25川苔山
13:25川苔山–14:20エビ小屋山-15:05赤杭山-16:20古里(下山口)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バス停:西東京バス川乗橋 奥多摩駅前(改札出てすぐの)バス停より |
コース状況/ 危険箇所等 |
細倉橋〜百尋ノ滝間の登山道が、崩落箇所があるため通行止めになっています。川乗林道をそのまま進み、迂回路とするように、表示があります。 |
写真
感想
川苔山は、2013年10月13日に登り、初めての道迷いを体験し、山の恐ろしさを実感させられた場所です(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-357324.html)。そのときは、絶望的な徘徊の中、同じく道に迷っていたベテランの方に遭遇し、同行させてもらうことで、暗闇の中、なんとか下山することができました。
その経験から、地形図を読めるよう勉強することと、GPSロガーを使用することを自分に課していました。今回の山行は2.5万分の1の地形図を片手に、地図読み練習山行でした。気になる地形があったり、見通しのいいところに出たりすると立ち止まり、地形図と周りを見比べる、自分のいる場所を地形図上で探してGPSで答え合わせをする、というようなことを繰り返していたので、タイム的には少々のんびりしていると思います。
ともあれ、自分にとっては楽しむための山行です。楽しみながら以下記録も付けてきます。
朝、予定通り奥多摩駅前から8:10のバス(平日ダイヤ)に乗り、川乗橋へ到着。歩きだすとすぐに、セミがよくわからない(巨大な蚊のような)虫にとりつかれて暴れている、おぞましい場面に遭遇。おぞましくも、なかなか見たことのない自然の姿だったので、じっくり観察します。かわいそうなセミは暴れているのですが、取り付いている方の虫は微動だにしないところが怖い。何をしようとしているのか気になりましたが、セミに手を合わせ先に進みました。
細倉橋から登山道に入る予定でしたが、途中崩落があるため通行止め、とのこと。
登山道と平行している林道を進みます。30分くらい歩くと、登山道へ入るポイントがあるのですが、道標が若干目立たないので、見落としそうでした。そこから10分ほどで、百尋ノ滝。大きすぎず小さすぎず、ちょうどいい大きさのきれいな滝です。大きすぎないので、滝壺も浅く、普通のハイカットの登山靴なら滝の直下まで行けます。少しのんびり遊びました。
百尋ノ滝から少し進むと、東西にわかれる分岐があります。どちらも山頂へのいくようですが、前回に続き今回も右、西へ。西へ分岐したあとも何カ所か分岐がありますが、5万分の1の登山地図には記載がないものばかりです。前回は、ここでも脇道に入ってしまい道に迷いましたが、それをふまえての今回です。地形図とGPSアプリとコンパスで、現在地を確認しながら進みました。すると、百尋ノ滝から1時間ほどで、前回は通れなかった足毛岩の肩のポイントに到着できました。ここから先は、判断に迷うような分岐はなく、頂上まで一本道でした。
この日、川苔山山頂には誰もおらず、貸し切り状態で気持ちよかったです。のんびり食事をとります。
さて、問題はこの後です。前回はこの後、赤杭尾根に入れず山の恐怖を体験しました。その反省があるので、本腰いれて、よりこまめに現在地を確認しながら進みます。
前回道を間違えたポイントを、再度確認しつつやり過ごし正しいコースに進むことができました。赤杭尾根は比較的緩やかな下りの一本道なので、大変地形図読みの練習になりました。小ピークを巻いたら方角と地形図を確認したり、展望が開けたら見える地形と等高線を見比べたり、尾根を緩やかに曲がるポイントでは現在地が探しやすいことを実感したり…そんなことをしながらのんびり下りました。脇道のエビ小屋山と赤杭山にも立ち寄りました。エビ小屋山の山頂は、ガムテープに手書きで「エビ小屋山」と書かれているだけで面白かったです。
順調に、ゆっくりしたペースで下り、概ね予定通りに古里の町に下山しました。古里の町も、まあ、写真映えのする、雰囲気のいい山里でした。
リベンジ、といっても、川苔山に対してネガティブな気持ちはないのですが、自分の慢心と失敗へのリベンジですね、成功しました。川苔山には勉強させてもらいました!
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