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Yamareco

記録ID: 48767
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳

2009年10月11日(日) [日帰り]
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kuma-kuma その他3人
GPS
--:--
距離
8.6km
登り
1,108m
下り
1,159m

コースタイム

北沢峠〜北沢駒仙小屋〜仙水峠〜駒津峰〜甲斐駒ヶ岳〜駒津峰〜双児山〜長衛荘〜北沢駒仙小屋(泊)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年10月の天気図
アクセス
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘

感想

10月10〜12日の三連休は、朝日岳・雪倉岳・白馬岳を縦走する計画を立てていましたが、
諸事情で中止になり、替わりに甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳の一泊二日コースに行くことになりました。

山岳内では、同じ日時で赤岳に行く山行計画もあったので、合流もちょっと考えましたが、
こちらも諸事情で断念。近場の南アルプスで、紅葉が綺麗で、少し歩き応えがあって、
台風の影響で道路が閉鎖されていない場所・・・と条件を絞っていったら、自然にこの山域に決まりました。



前日は20:00に小牧市役所に集合し、伊那経由で23:00頃には登山拠点になる仙流荘脇の駐車場に到着。
もう夏山シーズンは終わっているというのに、なぜか物凄い車の数です。ちょっと心配に・・・。

翌朝は05:00起床で06:05始発のバスに乗る予定でしたが、さすがにこれだけ登山者が居れば臨時バスが出ます。
05:30に仙流荘発の南アルプス林道バスに乗り、06:20には北沢峠に到着です。

さっそく北沢駒仙小屋テント場に移動して幕営。荷物をデポして、07:15には甲斐駒ヶ岳に向けて歩き始めました。
甲斐駒は過去に何度か登っていますが、秋山シーズンは初めてで、紅葉の状況を気にしながら高度を上げていきました。

仙水小屋までは約30分で通過。そこからもう少し高度を上げると、樹林帯を抜け出し、いよいよ甲斐駒らしくなってきます。
仙水峠まではごつごつとした岩場を進みますが、朝露が凍ってしまってツルツル滑ります。
でも、朝日を浴びてのピカピカが気持ちいい。

仙水峠には08:10に到着。ここで漸く一服です。
見上げると甲斐駒の白い山肌が迫ってくる感じで、テンションが上がります。
鳳凰三山のオベリスクも、上から引っ張られたかのように突き出しています。
後方を振り返ると、明日登る仙丈ヶ岳をバックに形良いケルンが良い感じです。

仙水峠から駒津峰までは、再び樹林帯です。
結構な急傾斜でちょっときつくなりますが、ここさえ抜ければ稜線に出て、景色が開けるので、テンションは下がりません。
北岳、間ノ岳、塩見岳、富士山と、高度を上げると今まで見えなかった山々も視界に入ります。

駒津峰には09:30に到着です。
さぁ、ここまで来ればあと一息です。
軽くエネルギーと水分補給をして、頂上アタックです。

と気持ちは高ぶりましたが、登山道は大渋滞・・・。
ツアー登山の団体が全く進んでくれないのです。
ちょっと体調の悪かったHさんは安心した感じでしたが、私は下山時間が気になってちょっとイライラ。
この時期は、下手をすると樹林帯の中で日が暮れてしまう可能性もあり、余りゆっくりしたくないのです。

駒津峰から山頂までは、直登ルートと巻き道ルートがありますが、今回は直登ルートを選択。
計画段階では「巻き道の方が良いかな?」と考えていましたが、KさんとSさんは直登したくて仕方ない感じです。
Hさんがちょっと心配でしたが、迷った末に「大丈夫」ということで、直登ルートへ。

このルート、岩場になりますが、巨岩が多いのでちょっと大変です。
カメラとストックをザックに収容して進みますが、足が届かない場所もあり、雨では絶対に通りたくないムード。
それ程、危ない場所はありませんが、岩から落ちれば大怪我の可能性もあるので、三点確保で岩場を乗り越えます。
最後は、花崗岩のざれ場を登り、11:00に山頂到着です。

山頂からは南アルプスの他に、中央アルプス、八ヶ岳、更には北アルプスまで見ることができました。
夏場より空気が澄んでいるので、遠くまで良く見えます。
大混雑の山頂では、最近はまっている「みかんゼリー」を食べ、雄大な景色を楽しみました。


下山は巻き道経由ですが、ざれた石が滑ります。
直登ルートの始まる分岐点までは、トラバース気味に戻ります。
ところが、ここも大渋滞。
大したことのないちょっとした段差でも、ツアー登山者の皆様は進んでくれません。
「もう少し、低山で練習した方が良いんじゃないの?」というレベルでした。

駒津峰からの下山は登りとルートを替え、双児山経由で北沢峠を目指します。
双子山へは、一旦大きく下ってから、軽く登り返す感じです。
ここも大渋滞で、傾斜のある場所で立ち止まるのが足にきついのです。
遅いのではなく、止まってしまうのが意味不明。
「まともに歩けないのなら、先を譲ってくれ〜」と思いましたが、ツアー登山者の皆様にはそんなの関係ないようです。
団子状の渋滞はどんどん膨らみ、双児山の周辺で他のパーティーが強引に抜き去ったことで、
なんとか渋滞から脱出できました。

双児山を過ぎれば、後は樹林帯を下るのみ。
秋の紅葉を楽しみながら、15:00下山です。
ちょっと、時間が掛かり過ぎです・・・。


晩御飯はキムチ鍋です。
白菜、えのき、ニラ、にんじん、豚肉などを放り込み、キムチの素を入れるだけで出来上がり。
ただ、これが馬鹿にできないおいしさでした。
締めは焼きそば麺を煮て、キムチラーメン?にしました。
これは、最近のメニューの中でも大ヒットです。
難点は、テントにキムチ臭がついてしまうことですが・・・。

この日は20:00に就寝しました。
さすがに寒くなってきましたね。

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