記録ID: 48805
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積雪期ピークハント/縦走
十和田湖・八甲田
北八甲田 石 倉 岳 コ ー ス
2004年04月24日(土) [日帰り]

コースタイム
酸ヶ湯温泉P 8:00―地獄湯ノ沢8:25―○補助板8:33~40―赤清水8:56―石倉岳鞍部9:40~45―すいれん沼コース横断(岳竿)10:00―猿倉コース△61,62 10:22―985m(昼食)11:30~12:32―すいれん沼コース横断(岳竿)13:20―石倉岳鞍部13:48―赤清水14:17―アオモリトドマツ○補14:18―ト○補14:19―ブナ○補14:31―ト○補14:33―地獄湯ノ沢14:38―酸ヶ湯温泉P 15:00
過去天気図(気象庁) | 2004年04月の天気図 |
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写真
感想
山は新雪が10センチほど積もっていた。今日はスノーシューで石倉岳コースを辿り、昭和63年5月2日の猿倉コースでの涸沢の遭難現場に向かうという予定だ。
スノーシューの一人が降りてきた。酸ヶ湯温泉の逢坂専務らしい。毎朝散歩しているらしく、来るたびにトレースを見る。山の上は黒い雲で視界はない。心配してかどこまでと聞かれたので、石倉岳の鞍部までと答える。納得したようにうなづいた。
西風が強いが、背後からの風なので前方の視界はよい。林間を地獄湯ノ沢まで辿り、石倉岳コースの指導標を探す。去年テープを付けておいたブナに木についている一枚だけを確認。後は見つけられないまま、石倉岳の鞍部まで来てしまう。遭難地点と思われるところまでは、始めに合わせた磁石の方角120度でよさそうだ。山の風下となり視界はよい。竹竿のすいれん沼コースを横切って涸沢を左に確認してその縁を下って行く。クレバスがあるので沢の近くまでは寄れない。鎮魂の墓標は、連休になれば斜面の上から対岸に見えていると聞いていたが、それらしきものは見当たらない。猿倉コースの△61,62番を確認して、なおも下ってみたがやはり見えない。戻って再度探してみたがやはり見えない。昼食後東側の沢も見たがやはりなし。知っている人にきちんと教えてもらわないとだめと納得して帰ることにした。兵庫県のご遺族は事件後、十年ほど鎮魂のため、来岳されていたとの事。ご遺族にとっては、怨みの八甲田であったでしょう。地元の八甲田愛好者は肝に銘じ、入山に際して霊を慰めようと思う。
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