秋の六甲古道を行く《アイスロード~シュラインロード》



- GPS
- 05:38
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 711m
- 下り
- 727m
コースタイム
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:22
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
・六甲駅〜新六甲大橋下までタクシー利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈道の状況〉 ・危険個所なし |
写真
感想
今日のコースは阪急六甲駅〜六甲ケーブル下駅〜新六甲大橋下〜アイスロード〜前ヶ辻〜シュラインロード〜神鉄有馬口駅まで。
かつて六甲越えの「唐櫃道」と呼ばれた古道です。
アイスロードやシュラインロードは明治時代末頃から六甲山上に住み始めた西洋人たちによって名付けられ、今に残っている名称です。
六甲駅から新六甲大橋下までは交通量が多く危険なので、タクシーを利用しました。
新六甲大橋下の交差点を直進したところが、アイスロードの登山口になります。
アイスロードは前ケ辻に通じる谷筋の古道、六甲山上の池で作られた氷を下ろすのに利用されたのでアイスロードと呼ばれたそうです。
歩くと間もなく、ドライブウェイ下の薄暗いトンネルをくぐり、大きな堰堤脇を進み、真水谷を渡渉する。谷筋の古道には様々な花が咲き、楽しみながら歩く。
途中の水呑茶屋跡のベンチで最初の休憩をとる。
やがて谷筋から尾根道になり、緩やかな道からキツイ坂道に変わります。
氷を積んだ大八車でこんな道を下っていたのかと感心します。
少し視界が開け眼下に海が広がっています。表六甲でも標高600m付近は鮮やかな紅葉が見られます。
前ケ辻から直進せず、ドライブウェイを歩き六甲山ビジターセンターに立ち寄る。
時間が十分あるのでランチタイム、その後ビジターセンターの見学、六甲山のことを少し勉強させていただきました。とても参考になりました。
長い休憩後、シュラインロードに向かいます。
唐櫃から前ヶ辻までの道は「シュラインロード」と呼ばれています。
修験道の開祖役行者を祀る行者堂や、多くの石仏などがあるため「神聖な道」というような意味です。シュラインの意味が解りホットしました。
シュラインロードの石仏は、六甲山上で200年近く続く貴重な歴史文化遺産です。唐櫃古道の時代に設置された由来を含めて、先人が営んだ足跡を偲ぶことができます。
また、石仏に合わせてミニ巡礼コースが設置されています。
シュライロードは裏六甲のミヤコザサの道、山斜面は鮮やかな紅葉に染められ、表六甲のアイスロードとは相違を感じます。
古道は静かな道でした。
六甲山は都会から近く人気の山ですが、アイスロード2名、シュラインロードで3名の登山者に会っただけでした。
歴史や信仰、先人の営んだ生活を偲ばせてくれる貴重な古道は心優しい道でした。
ゆったり古道を楽しむことができました。
初めてのコース、企画していただいた皆さんありがとうございます。
追記:カメラの設定を間違い、映像が乱れています。
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