北八甲田 大岳
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2005年02月の天気図 |
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感想
今年の冬山は予定通りに達成されていない。大雪のためか、体力の減退か。大雪の後片付けで体力が消耗していることは確かである。
今日も幾分吹雪模様ではあるが、風は強くない。温泉前に駐車して、大岳コースを西回りで大岳避難小屋まで行く予定である。湯坂のゲレンデには、シュプールが僅かに見て取れる。左側からゆっくり回って坂上に登る。
ブナ林に入ると、竹ポールが立てられている。前の日に、ポール立てをやったのだろう。ポールの傍は、ラッセルも浅くなっている。鍋坂を登り毛無岱へ出る。左側には、宮様コースのポールも立てられている。時折視界も利きポールが数本見えるときもあるが、山並みまでは見ることが出来ない。湿原が切れる○169付近に来たら急に右の方に曲がってポールが立てられている。どうしたことだろう。ちょうど酸ヶ湯沢の上部を横切る方に向かっている。かまわずに、スキー指導標の付けられている元のコースを辿る。コースは、毛無岱の湿原からは、鳥滝沢の南側の小尾根沿いに登って行くことになっているのだ。凹地の中に、△160,159を確認する。左に小尾根を見ながら急な登りに入ると、右側にポールが見えてきた。○140あたりで合流。ここから大岳避難小屋に向けて、トラバースに入る。1400m付近の標高になると、西風が下から吹き上げてきて、視界もポール一本が確認できるだけになる。しばらく小屋へ向かってみたが、小屋の手前の小尾根のトドマツ帯付近で撤退する。ラッセルも深いところは腿まで、下りもシール付けたままなのでほとんど滑らずに歩いての下山だ。
140付近からは、真西に今回付けられたポールを辿る。素晴らしい大斜面だ。スキーヤーなら興奮するだろう。酸ヶ湯沢上部から、大岳山頂に向かっている大斜面である。下って酸ヶ湯沢が近くなると、樹林となり、乱雪帯となる。沢の上部を横切って、毛無岱の○169に至る。乱雪帯から、○160までにあと数本誘導ポールが欲しい。
ポールが立てられたので、安心して歩けるが、本来のコースを一部であるけれども変更する必要があるのだろうかと疑問に思った。スキー指導標や、竹ポールはスキーヤーばかりでなく、登山者も利用しているのだから。スキーヤーには、ガイドがついて案内すればいいのだし、天気の良いときには、トレースがあれば、一般のスキーヤー、登山者でもそれを辿ることが出来るから。
深雪なのと、視界が悪いので、最後までシールを付けたまま下った。
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