山伏 安倍奥周回
- GPS
- 22:32
- 距離
- 49.5km
- 登り
- 5,859m
- 下り
- 5,809m
コースタイム
- 山行
- 11:53
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 13:52
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地面はザレた箇所が多く、その上に落葉 が積もり、道が埋もれている。 全体的に標識が少ない。井川峠手前の谷 道はほぼバリルート。谷を詰めて行けば 北側尾根の側面に細い道がある。 中級者向けかなと思います。 |
その他周辺情報 | 梅ヶ島温泉 わさび栽培発祥の地 真富士の里(道の駅) |
写真
感想
南ア南部安倍奥、人気が少なく営業小屋
が無い。私向きなので行ってみました。
山伏と十枚山は人気があり、人の混雑が
予想されましたが、コースから外す訳に
もいかず結局、欲張りして周回。
井川峠までは、レコで道が分かり難いと
ある通り、地形図と景色を確認しながら
の登高です。尾根を上がると一服峠、谷
道(沢)を詰めて井川峠に至ります。綺
麗な沢が標高1450m付近に現れる。
井川峠から笹山間は地形図には登山道の
表記が無いけれど、幅広尾根で道は分か
ります。笹山を下りたところで林道にで
る。キツい登りを回避して西側の展望が
良い林道を歩き、途中から山道へ入る。
百畳平は広い。なぜ草木がもっと茂らな
いのか不思議でしょうがない。陽当たり
良いのに、何故だろう。
山伏は登山者が数名、笊ヶ岳が北方向に
くっきりと見え、布引山の急登斜面が美
しいです。カレー飯を補充して出発。
幕営予定の安倍峠は見えるけど遠い。
登り始めて8時間、疲労を覚えました。
山伏を過ぎると、立ち枯れと苔の森が続
きます。北八ヶ岳の苔の森とは雰囲気が
違って、活気のない「再生」の印象を強
く感じます。
大谷嶺の山頂は独り占め、音がしない。
雪山の休憩時のようで、目を閉じては開
けて夢見心地を堪能しました。
下りで3人組のパーティに出会い、今日
始めての会話をして元気がでた。
続く八紘嶺、疲労と日が陰り始め焦る。
足元がザレぎみの箇所が多く、道もぼん
やりしているので、ナイトハイクせずに
安倍峠に辿り着きたい。
17時頃安倍峠駐車場に到着、車は現在通行止め。平らな砂利地に幕営、トイレは
閉鎖されていた。疲労が著しく、夕飯を
作るも食欲でず、しかも不味い。トイレ
用の高分子凝固剤で固めて持ち帰り。
ごみを増やして失敗である。激甘紅葉に
ウイスキーをどぼどぼ入れ、行動食の柿
ピーを口に流し込む。水も残り1.5Lしか
ない。とにかく疲れ果て、寝た。
翌日、早く目覚めたのでバラの段で日の
出を迎えようと早出する。方向音痴にな
っていて、日が出ないと方向感覚がおか
しく、コンパスで感覚を修正する。登り
は意外とキツい、疲れが残る。バラの段
は展望が良いけれど、早く着き過ぎた。
ワサビ沢の頭はのっぺりとしたピーク。
新鮮わさびと刺身、歩きながら酒呑みた
〜いと思うばかり。安倍奥にワサビ栽培
発祥地があり、帰りにワサビを買った。
奥大光山、大光山ではヘトヘトに疲れて
山頂などどうでもよかった。東側斜面が
崩落していて避けるように道取りが続い
ていた。まるで雪屁のような大地。
刈安峠から十枚山の登りが始まります。
十枚山を近くで見ると「十枚」の意味が
理解できた。枚は「滝のような」を意味
するそうです。後半で西側に大きな尾根
が見え、やっとかと思いきや違った。
ほんまにしんどい。(;´Д`)ハァハァ。
十枚山山頂には男性が一人。自分が到着
した後、別コースからわんさか登山者が
登ってきた。混雑する山頂は苦手なので
昼飯を諦め直登コースの下りへと向う。
下りも強烈です、ほんと直登。
約1時間半で林道に合流。途中1箇所崩れているところで道が3m位ズレてる。
日中は分かるけど、夜間は見つけ難い。
民家のある林道を下り、十枚山登山口駐
車場を経由、六郎木駐車場まで歩く。
沢で水浴びしたい、そんな思いで沢を見
てると滝が見えた。落葉と日差しの弱さ
が秋らしく良い感じ。
今回は良くない山行でした。達成感より
疲労が勝り、仕事みたいな山行になって
しまった。
南ア南部安倍奥の山域は、崩落が多く、
登山道も荒れぎみです。個人的には好き
なのですが、ずっと淋しい感じがしてい
て、頭の中にナウシカのエンドロールが
繰り返し木霊(こだま)してました。
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