北八ヶ岳/赤岳鉱泉〜東天狗岳〜西天狗岳〜高見石〜渋の湯
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 807m
- 下り
- 977m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:05
天候 | 曇り&ガス&強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
渋の湯〜茅野駅:バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
全コースに渡って問題なし |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
二日前の天気予報は晴れ予想であったが、前日に予報が急に変わり強風&ガスのなかの北八ヶ岳ハイキングとなった。
それでも、北八ヶ岳らしい苔むした樹林帯で存分の自然を体感し、展望がない分足元に目を凝らすと多くの夏のお花に出会えた。
・赤岳鉱泉で前泊し、標高2060mとは思えない温泉旅館でゆったりと山小屋では味わえない美味しい夕食と個室で翌日の登山への英気を養った。
・赤岳鉱泉から夏沢峠までは北八ヶ岳の導入部のような苔が美しい樹林帯を登る。道端のお花もちらほら。
・夏沢峠から蓑冠山までは北八ヶ岳特有の苔の樹林帯が強い風を遮ってくれ快適に進む。
・蓑冠山の山中から樹林帯を抜けて根石山荘への下りの稜線に入ると、猛烈な風が行く手を遮るほど強烈にあたる。
・根石岳山頂付近が風のピークであったが、赤岳鉱泉で予報を聞いていた最大風速15m〜20mのとおりの強風であった。
・東天狗岳山頂も強風とガスで見通しもゼロに近く、登山者も早々にいなくなった。風を避けるべく大岩の陰で休憩し、その後西天狗岳へ向う。
・西天狗岳側は不思議と風が弱く助かった。が山頂では相変わらずの展望ゼロ。
・東天狗岳から天狗の奥庭という岩の重なった岩礫地帯を黒百合ヒュッテへと下るが、ここは再び風が強く慎重に岩を飛び飛び下る。
・黒百合ヒュッテに下ると、太陽も時折顔を出しテント場も広がる憩いの広場である。ここでカレーうどんをいただく。
・黒百合ヒュッテからは5分程で中山峠へ。中山峠から中山へ一登り。
中山は樹林の中にあり展望は得られないが、ピークを少し高見石側へ進むと展望台がある。が、ここでもガスと強風でパスして高見石への下りに入る。
・この下りは苔むす樹林帯で昼なお暗しのもののけ姫の世界である。
ただ、風が遮られるため助かる。大きな石や岩の川を下る感じで中々スピードは出せない。
・いい加減飽きてくる頃にようやく高見石小屋に到着。
・高見石小屋のすぐ裏に大きな岩が重なった高見石という岩群があり、その一番上まで登るとパッと展望が広がり、眼下に持ちに眠るような白駒池が見える。今までの道中はガス続きで高見石sのでの展望も半ばあきらめていたので、本当にラッキーでここまで歩いてきた甲斐があったと嬉しくなう。
・高見石小屋から渋の湯へ下るが、高見石側は素晴らしい苔の中の道が続く。登山道自体が苔むした木々や岩の中をぬって進む。正に北八ヶ岳の真骨頂といったルートである。
・樹林帯の苔の道が終ると賽の河原の岩下りに入る。急に明るくなるが、この岩下りはペンキのマークを辿りながら岩の上を飛びながら進む。
賽の河原の中間点辺りに大きな地蔵さんがあり、今回の安全登山のお礼をする。
・渋の湯から茅野駅行のバス便が14:50発が最終なので、間に合わないと大変なので最後は走りながら急ぎ、滑りこみセーフである。高見石小屋から苔道をゆっくり楽しんだせいもあるが、コースタイムどおりしっかり1時間30分かかった。
今回の北八ヶ岳ハイキングは天候には恵まれなかったが、北八ヶ岳らしい苔むす林を存分味わい、夏の多くの高山植物にも会えた合格点の山旅となった。
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