【稲又山】北尾根〜稲又山〜所ノ沢越

2022年11月12日(土) [日帰り]

• GPS: 07:57
• 距離: 31.2km
• 登り: 1,925m
• 下り: 1,926m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:35
• 休憩: 0:18
• 合計: 7:53

5:46 畑薙ダムゲート前
6:01 6:01 青薙山登山口
6:13 6:19 中ノ宿吊橋
10:54 11:07 稲又山
11:26 11:26 所ノ沢越
13:11 13:11 中ノ宿吊橋
13:23 13:23 青薙山登山口
13:40 13:40 畑薙ダムゲート前
13:40 ゴール地点

天候

◎快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

◎中の宿吊橋にMTBデポ

コース状況／危険箇所等

◎稲又山北尾根
赤石渡から渡渉して尾根に取り付きました。
尾根末端の取り付きは、沢にありがちな岩壁なので注意が必要です。
取り付きから1450mまでの区間にコルが３つ有ります。全て岩場の下降で悪く特に最後はクライムダウン出来ませんでした。

その後は安定して藪もないので特に問題ありませんでした。
明瞭な道、路面の硬さから過去に宿舎へのルートとしてしっかりした道があったと思います。

◎稲又山〜所ノ沢越〜中ノ宿橋
驚きました。
以前歩いた時の印象は南嶺稜線の中でも藪と倒木が鬱陶しいというものでした。
昨年、知り合いのガイドさんからフォレスト（十山）さんの整備が入ったと聞いていましたが、倒木処理、マーキング、ザレ場のロープ設置、足場のカッティング。思っていた以上の整備で完成度が非常に高く殆ど走れました。
諸事情が色々あるとの事ですが山と高原地図の赤線復帰も遠くないと思います。

写真

11/12 5:44

畑薙橋辺りからボッチ薙を観察したかったのでこの時間スタート。

11/12 6:15

中ノ宿吊橋に自転車をデポ。
ここからは軽く走って赤石渡へ。

11/12 6:31

舗装が更に進んでますね。

11/12 6:44

先日の台風14号で崩れた地点。

11/12 6:45

電柱も薙ぎ倒されてました。

11/12 6:56

赤石渡。
渡渉は痛い季節になりました。

11/12 6:57

聖岳が綺麗に見えてますね。

11/12 7:03

取り付き地点。
河床から10m位はどこも崖っぽい。

11/12 7:05

先端付近に根っこがあるラインが見えたので攀じ登ります。

11/12 7:09

急坂の途中にありました。
これで過去に何らかの手が入ってると確信。

11/12 7:21

痩せ尾根ですが道はしっかりしています。

11/12 7:23

コルで崖。
ここは慎重にクライムダウン。

11/12 7:24

降りた所に相当古い3ミリの細引き。劣化していたので軽く引っ張ったら切れた。
確かに人が通るのならば何らかの手掛かりは欲しいところ。

11/12 7:34

これで一安心。
左側は所ノ沢。轟音が聞こえてきます。

11/12 7:53

順調に高度を上げ一安心と思ったら再びコルが悪い。

11/12 7:58

ミニチュア刃渡り。両サイドの切れ落ち方が半端無くここも危ない。
北側の僅かなステップをトラバース。精神衛生的にチェーンスパイクが欲しかった。

11/12 8:02

再びコル。悪い予感してました。
ここは巻きもクライムダウン無理でした。

11/12 8:08

素直にロープ出して降ります。
ここまで悪場が続くと先に不安を感じロープを回収して良いのか迷いました。
回収する前にフリーで登れるのか確認。

11/12 8:26

やっと落ち着いた。

11/12 9:06

イワカガミの庭園。
イワカガミが多い尾根です。

11/12 9:07

誰に見られる訳でもないのに春になれば綺麗な花を咲かせるのでしょう。

11/12 9:10

また岩場が出てきました。
ここは右巻きトラバース。

11/12 9:15

大井川の流れと深南部。こういう景色が見られるから藪尾根は癖になる。

11/12 9:28

この辺りは大木が多かった。ミズナラはありませんね。

11/12 9:40

旧一般登山道に出ました。途中で行き詰まったら、、、という不安から開放。

11/12 9:41

一般登山道はトラバースになりますが、今回は尾根を直進します。

11/12 9:44

これは間違いなく師匠のマーキング。
しなやかに歩いてる姿がイメージ出来る。

11/12 9:57

踏み跡は硬く明瞭。

11/12 10:29

古いペイント。
何ヶ所か目につきました。

11/12 10:38

背後が開けた好展望地。
1番手前に上千枚尾根。左奥に上河内岳東尾根。センターに南岳東尾根。その右に南岳北東尾根。
右は聖岳。
全ての尾根に思い出が詰まっている。

11/12 10:39

赤石岳。一本残っている未踏の尾根を観察。
ここまでの大きさを感じられるのは白蓬ノ頭とこの場所だけではないだろうか？

11/12 10:53

山頂まであと少し。
余裕で11時前に到着すると思ってましたが今回は脚が重い事もあり時間が掛かっている。

11/12 10:54

ひさしぶりの稲又山。
とりあえず休憩しましょう。

11/12 10:57

今日も友人達からのプレゼント井川めんぱにご飯を詰めてきました。
山の楽しみが増えますね。

11/12 11:07

さぁ、所ノ沢越へ向かいましょう。
ここからは結構藪っぽいイメージなんですよねー

11/12 11:08

完璧！
しばらく様子を見ながら走りましたが止まる場所が無い。

11/12 11:16

蝙蝠尾根の整備を思い出す完成度。

11/12 11:21

今は残骸だけが残る宿舎跡。

11/12 11:22

ドラム感がやたらと膨張してますね。

11/12 11:26

所ノ沢越に到着。
以前の山と高原地図で80分を写真を撮りながらで20分で降りてきました。どれだけ道が良いかわかりますね。

11/12 11:33

所ノ沢越のテン場。
水場至近の好物件！

11/12 11:37

水場。
もう氷柱が出来上がってました。

11/12 11:43

ここからはトラバース道が続きます。
真新しいトラロープ。

11/12 11:43

このザレの崩壊斜面が悪いので山と高原地図から外されました。

11/12 11:43

現在は支柱にトラロープが掛けられています。
ただ、再び大きく崩れると全て流されるでしょう。

11/12 11:45

以前より少し下を巻いて新しく付け替えられた道。
マーキングが凄い！

11/12 11:47

悪い場所には概ねトラロープが張られていました。

11/12 12:08

往路で登ってきた場所に到着。

11/12 12:09

地元の銘菓を食べて少し休憩。

11/12 12:24

落ち葉がふかふか。
深すぎて中に潜んでいる浮石が怖い。

11/12 12:49

こんなにしっかりした標識があるのに前回は走り過ぎて気が付かなかった天狗石。

11/12 12:58

渡渉点。
水量が少なく飛び石で簡単に渡れました。

11/12 13:01

吊橋までのトラバース道が悪そうだったので一旦河原に降りて歩きます。

11/12 13:09

中ノ宿吊橋。
紅葉が素晴らしい！

11/12 13:10

吊橋から見る上流側。

11/12 13:11

稲又山方向。

11/12 13:11

デポしておいた自転車で沼平へ戻ります。

11/12 13:26

瀬切れは初めて見た。
確かにずっと雨降ってないですからね。

11/12 13:33

畑薙大吊橋を越えた地点から見る上千枚山方向。
今までこの季節に何度も来てますが今回が1番綺麗でした。

11/12 13:40

ゲートに戻ってきました。
ここは寸又峡？ってくらい紅葉狩りの観光客が大勢いて駐車場は満車！
こんなのも初でした。

11/12 13:47

ここで浚渫船も初めて見た。

11/12 13:57

白樺荘でスッキリ！

11/12 18:08

帰りに藤枝に寄ってBBQ。
シェフの料理がヤバすぎ！

11/12 18:12

こちらは地元の有名人キリンさんの作るパン。通称キリンベーカリー。

11/12 18:45

ステーキも追加！

11/12 19:00

パンとかぼちゃの中にチーズの入ったビーフシチュー。

11/12 20:47

キリンさんの作るタルト。キリンフェボン。
めちゃくちゃ美味かった！

撮影機器：

iPhone 12 mini 128GB au Apple

感想

kaikairei

好天予報の土曜日。
今回は単独なので光岳周辺の地味な尾根を歩く予定でしたが、友人からBBQのお誘いがあったので行き先を変更。
私の尾根ハントに付き合って頂いている友人達とは可能な限り魅力的で楽しそうな尾根に行きたい。
ソロの時は作業のような地味な尾根に行くようにしていますが、今回は少しだけ魅力的な稲又山北尾根へ。

沼平→中ノ宿吊橋までe–MTB。このくらいの距離なら走れば良いのに一度楽を覚えると抜けられません。
自転車をデポして赤石渡へ。
幸いにも水量が少ないので渡渉は膝丈程度。それでも季節的に水温が下がり、かなり痛い渡渉となりました。

取り付きは以前下見して難しいと思っていましたがやっぱり悪い。
岩に根っこが伸びているラインが見えたので、そこを登るとしばらくは安定しますが、コルの度に悪い岩場で簡単な尾根ではありませんでした。
ここからは多少の岩場は有りますが大した問題は無く、何より藪が全く無いので快適でした。
そんな好条件でも足が重くスローペースになり予定より遅れて稲又山に到着。

少し休憩して所ノ沢越へ。
数年前の蝙蝠尾根を思い出す行き届いた整備に驚きました！ここまで変わるのか。。。やっぱプロは凄いなぁ。
快適に走って下山。道が良くなった事もあって予定より早く沼平に戻ってこられました。
テレビの紅葉情報で見頃とは聞いていましたが、過去1番の美しさで普段は全くいない観光客が一眼レフカメラを片手に大勢紅葉狩りに来ていたのには驚きました。

白樺荘で温泉に入りBBQへ。
山で楽しみ下山後は友人達と美味しい料理を食べながらお酒を飲んで楽しい時間でした。

これで私がターゲットと定めていた白根南嶺（農鳥岳以南）大井川流域の尾根は残り１つとなりました。
尾根ハントを始めた頃は１つの尾根を歩くと喜んでましたが、最近は１つ終わってしまう毎に寂しさも感じます。
南アルプスにある標高点２つ以上（又は特に大きな尾根）の全ての尾根。
もう焦って登る必要はないので友人達と楽しんで歩きたいと思います。

コメント

kontomo1005

所ノ沢越が使えれば東河内の楽しみが倍増しますね😆
kaikaireiさん、ありがとうございますm(_ _)m
パンピー代表として来週末行ってみます( ･?ω･?)
（怖くてテッタイするかもしれませんが）

kaikairei

kontomo1005さん、おひさしぶりです。
山伏〜布引山辺りまでは、南嶺の中でも特に地味で登山者が少ないので静かな山歩きが好きな方にとっては秘境的な場所ですね。
そんな場所を東河内からとなると相当マニアック。パンピーの領域ではありませんよ！笑笑
見事に整備されているので、歩いてくれる方がいれば私も嬉しいです！