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Yamareco

記録ID: 490897
全員に公開
沢登り
谷川・武尊

仙ノ倉谷 中ゼン〜西ゼン

2014年08月07日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.4km
登り
987m
下り
974m

コースタイム

日帰り
山行
6:40
休憩
0:00
合計
6:40
6:00
400
スタート地点
12:40
ゴール地点
登山口6:00 - 中ゼン出合8:00 - 西ゼン(1630m)9:55 - 東西ゼン出合11:20 - 登山口12:40
天候 晴れ時折ガス
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山道が沢を横切るところから入渓する
ちょっと先には遭難碑があり、そこからも入渓できる
2014年08月07日 06:52撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 6:52
登山道が沢を横切るところから入渓する
ちょっと先には遭難碑があり、そこからも入渓できる
沢を登って行くと中ゼンの広大なスラブが見えてくる
2014年08月07日 07:12撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 7:12
沢を登って行くと中ゼンの広大なスラブが見えてくる
西ゼン・東ゼンの出合が近づくとスラブ帯が出てくる
2014年08月07日 07:24撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 7:24
西ゼン・東ゼンの出合が近づくとスラブ帯が出てくる
出合にかかる西ゼンの滝
ウォータースライダーみたい
2014年08月07日 07:41撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 7:41
出合にかかる西ゼンの滝
ウォータースライダーみたい
出合にかかる東ゼンの滝
2014年08月07日 07:42撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 7:42
出合にかかる東ゼンの滝
東ゼンF1を越えるとすぐに中ゼンの出合となる
奥にちょっと見える
2014年08月07日 07:47撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 7:47
東ゼンF1を越えるとすぐに中ゼンの出合となる
奥にちょっと見える
中ゼンのスラブ登場!
お、雪渓が残ってる
2014年08月07日 07:49撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 7:49
中ゼンのスラブ登場!
お、雪渓が残ってる
ドーンとスラブが広がっている
下部が見えている
最初は傾斜が緩い
2014年08月07日 07:49撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 7:49
ドーンとスラブが広がっている
下部が見えている
最初は傾斜が緩い
東ゼンF2
水流沿いを登れそうに見えるが意外に厳しい。左から巻く。
これのすぐ上が中ゼンの出合
2014年08月07日 07:52撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 7:52
東ゼンF2
水流沿いを登れそうに見えるが意外に厳しい。左から巻く。
これのすぐ上が中ゼンの出合
中ゼンのスラブを見上げる
出だしはちょっと立っている
2014年08月07日 08:00撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 8:00
中ゼンのスラブを見上げる
出だしはちょっと立っている
1450mくらいまでを下段とすると、そこまでは傾斜が緩い。
2014年08月07日 08:04撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 8:04
1450mくらいまでを下段とすると、そこまでは傾斜が緩い。
写真で見ると傾斜があるように見えるがそれほどでもない。
乾いている部分を選んでいけば、快適に登っていける
ルーファイが大事。ハマるとやばい。
2014年08月07日 08:06撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 8:06
写真で見ると傾斜があるように見えるがそれほどでもない。
乾いている部分を選んでいけば、快適に登っていける
ルーファイが大事。ハマるとやばい。
振り返るとこんな感じ
2014年08月07日 08:06撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 8:06
振り返るとこんな感じ
上段に入ると傾斜がきつくなってくる
奥に二俣が見える
本流筋の左に行くと東ゼン側に出れる。西ゼンに行くなら右。
2014年08月07日 08:10撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 8:10
上段に入ると傾斜がきつくなってくる
奥に二俣が見える
本流筋の左に行くと東ゼン側に出れる。西ゼンに行くなら右。
二俣近くまで来ると一気に急傾斜になる。
振り返るとこんな感じ(ボケてるけど・・)
ノーロープではミスは許されない
2014年08月07日 08:21撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 8:21
二俣近くまで来ると一気に急傾斜になる。
振り返るとこんな感じ(ボケてるけど・・)
ノーロープではミスは許されない
水滴が付いたまま撮ったからボケボケ・・
2014年08月07日 08:26撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 8:26
水滴が付いたまま撮ったからボケボケ・・
二俣を過ぎて、最後のスラブ帯が見えてくる
2014年08月07日 08:36撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
8/7 8:36
二俣を過ぎて、最後のスラブ帯が見えてくる
最上部のスラブ帯
2014年08月07日 08:43撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 8:43
最上部のスラブ帯
スラブ帯最後の岩壁
左端には水が流れている。簡単なように見えて意外に渋い。
右から登る。
2014年08月07日 08:47撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 8:47
スラブ帯最後の岩壁
左端には水が流れている。簡単なように見えて意外に渋い。
右から登る。
岩壁を越えると草付き露岩帯となる。
草付きは滑るので露岩をつないで登って行く
2014年08月07日 09:02撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 9:02
岩壁を越えると草付き露岩帯となる。
草付きは滑るので露岩をつないで登って行く
最後にこんな沢形を詰めて行くと
2014年08月07日 09:13撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 9:13
最後にこんな沢形を詰めて行くと
尾根上に出る
概ね頭を越える笹薮
西ゼン源頭部を目指して斜めに下りて行く
2014年08月07日 09:35撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 9:35
尾根上に出る
概ね頭を越える笹薮
西ゼン源頭部を目指して斜めに下りて行く
1630mで西ゼンの枝沢に降り立つ
2014年08月07日 10:06撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
8/7 10:06
1630mで西ゼンの枝沢に降り立つ
1550mくらいにかかる滝
2014年08月07日 10:12撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 10:12
1550mくらいにかかる滝
第2スラブを見下ろす
結構斜度があるが、ラバーシューズで乾いたところを選んで下りて行けばスタスタ下りられる。快適♪
2014年08月07日 10:14撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 10:14
第2スラブを見下ろす
結構斜度があるが、ラバーシューズで乾いたところを選んで下りて行けばスタスタ下りられる。快適♪
第1スラブと第2スラブの間にある滝 その1
2014年08月07日 10:32撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 10:32
第1スラブと第2スラブの間にある滝 その1
第1スラブと第2スラブの間にある滝 その2
適当に巻き下りる
2014年08月07日 10:40撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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第1スラブと第2スラブの間にある滝 その2
適当に巻き下りる
第1スラブ その1
2014年08月07日 10:49撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 10:49
第1スラブ その1
第1スラブ その2
第2スラブよりも傾斜は緩い
2014年08月07日 10:54撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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第1スラブ その2
第2スラブよりも傾斜は緩い
第1スラブ下の滝
2014年08月07日 10:57撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 10:57
第1スラブ下の滝
最後にもう1回、第1スラブを振り返る
2014年08月07日 11:03撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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最後にもう1回、第1スラブを振り返る
西ゼン東ゼンの出合
2014年08月07日 11:18撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/7 11:18
西ゼン東ゼンの出合
撮影機器:

感想

中ゼンは文字通り、東ゼンと西ゼンの間にある広大なスラブを持つ沢だ。あまり水も流れていないので、沢登りというよりもスラブ登攀といった感じである。
昨年、東ゼンを遡行した際にそのスラブに魅了され、登ってみたいと思っていた。

終了点は尾根上で、踏み跡も無い。一般的には二俣で東ゼン側に進み、尾根を乗っ越して枝沢から東ゼンに下りた後に下降するという下山ルートを取るらしい。
そこで久しぶりに西ゼンにも行ってみたかったので、二俣で西ゼン側に進み、西ゼンを下降するというルート取りとした。

中ゼンのスラブは大きく分けると、1450mくらいまでの傾斜が緩い下部と斜度が上がる上部の2つに分けられる気がした。
上手くルーファイすれば、ロープは使わないでも済むらしい。確かにロープを使うほどではないが、高度感があるので慎重にならざるを得ない。ラバーだと快適に登っていけるが、ルーファイには気を使う。
私は、最初は左から取り付き、下部の途中で水流を横断して右に移動し、その後は右を登った。

登攀ルートは気を使うが、沢のルート選びとしては難しくない。基本的にスラブをグイグイ登って行くだけである。二俣では左が本流となるらしく水が流れていたが、右はほとんど流れていなかった。

右俣を詰めて行くとスラブが終わり、草付きの露岩帯といった感じになる。そのまま詰めて行くとやがて沢形も無くなり、尾根上に出る。尾根上は背丈以上の笹薮。それほど濃くないが、それなりに鬱陶しい。

西ゼン方向に斜めに下りて行き、1630m付近で西ゼンに出る。あとは下って行くだけ。いくつか出てくる滝は巻いて下りた。懸垂するなら支点は灌木から取ることになるが残置スリングは見かけなかったので残置しないといけないだろう。
スラブは乾いたところを選べは、ラバーだとスタスタ下りて行ける。驚異のグリップ力。かなり快適。こちらも気を抜くとハマるのでルーファイは慎重に。私は右に左にと細かく移動した。


今シーズンからラバーシューズを導入したので、上越のスラブでその力を試してみたいと思っていた。そこで昨年見かけて、気になっていた中ゼンに行ってみた。
感想としては、「すごい!」の一言。ものすごいグリップ力である。結構な斜度でもスタスタ登って(下って)行ける。フェルトでは考えられない。この快適さは病みつきになりそうである。
中ゼンは終了点に下山ルートが無いという難があるが、その広大なスラブはなかなか快適な登攀が楽しめる。下山を西ゼンに取れば、スラブ三昧の1日になることは間違いない。沢慣れしている人にはお勧めのルートである。

8月くらいだと日差しが強烈で暑く、熱中症の心配をするほどだった。9〜10月が適期かも知れない。


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コメント

さすがのコース取りですね〜
yoshiさん、こんばんは〜
西ゼンに中ゼン、すばらしいルートですね!
例の靴でいかれたのですよね。登りも下りもフリクションがよく効いていそうですね〜。それにしてもスラブの上部は結構立ってますね!東のナメ沢を思い出しました。
青空と山の緑、スラブは映えますね! 目で見てみたい景色です^
まさに上越!という遡行、お疲れさまでした〜
2014/8/7 22:25
スラブ三昧
stkさん、こんばんは。

お誘いを受けておきながら、先に行ってしまい、すみません
今回の山行は昨シーズンから考えていたもので。

2つの沢をつないだので、スラブ三昧となり、十分に上越を堪能してきました。

西ゼンは2回目でしたが、やっぱり銘渓でした。あのスラブは本当に素晴らしいです。楽しんで来て下さいね
2014/8/7 23:00
Re: スラブ三昧
結構高度感有るんですね、フリー登攀はワンミスが許されないので緊張感があるんでしょうねぇ…自分たちも行ってみようと思います。gankoyaさん一緒にどう?
(*Θ_Θ*)/
2014/8/8 13:01
Re[2]: スラブ三昧
確かに斜度も高度感もあるのですが、順相の快適なスラブなのでそれほど緊張感はありませんよ。ただハマったらヤバいので、慎重にルーファイしました。

感想にも繰り返し書いたのですが、スラブとラバーの相性は抜群ですね。本当に吸い付くようで快適極まりないです。病みつきになりそうです

中ゼンは私くらいだと手頃で楽しいですが、クライマーのsawadonさんでは物足りないかも知れませんよ
2014/8/8 20:40
よしさん、場所お借り致しま−す(笑)
さわどんさん こんにちは。
お誘いいただきありがとうございます。うれしいなぁ。
井さんに会えると思うと胸がザワつきますね(笑)。

中ゼンの登りは緊張すれば何とかなりそうですが、
西ゼンの下降は今は全くムリなんです。
まだ右くるぶしとヒザが負担になっていて、
スラブの下降は考えただけで恐怖です。

僕にもやれそうなプランを見かけたらお願いしますので、どうかよろしく!
2014/8/9 18:49
う〜む、西ゼンに出ましたか
おはようございます。
下界が暑い日に、ひとりで楽しんでましたね

中ゼンの上部はずいぶん立って、やっぱり怖そうですね。
中ゼンから東ゼンに出て稜線まで詰めあげるのは聞きますが、ちょっとかったるい。
西ゼンの下降はナイス!ですね。

でも、スラブの下降は危険度2倍にUPですから、沢慣れた人限定ですね。
2014/8/8 6:20
Re: う〜む、西ゼンに出ましたか
平標新道をただ下るのも面白くないので工夫してみました
スラブを楽しめる良いルートですよ。

最初はちょっと恐いかなと思っていたのですが、ラバーで下ってみたらこれがなんと快適なことか  病みつきになりそうです。
2年前に苦労させられた金山沢にリベンジしに行くのも良いなあと思っています。
2014/8/8 20:35
西ぜん
yoshi629 様こんにちは。実は来週、西ゼンに行こうと思っていたのですが素人に毛が生えた程度のメンバー3人で周りから反対され辞めましたが、やはり絶景ですね 是非行ってみたいですがこのスラブでNOロープは怖すぎです
そして西ゼン、東ゼンは知っていましたが中ゼンも有るのですね
あー羨ましいです。自分もこんな沢に行けるようになりたいです
2014/8/10 0:24
最初は経験者と
Krkdxさん、こんにちは。

そうですね。上越、多雪地帯の沢の経験が無いメンバーだけで行くと聞いたら私も止めるかも知れません。この辺りの沢になるとクライミング技術のみではちょっと心許ないです。ルーファイや高巻技術が重要になってきます。特に草付きの高巻などは重要なポイントです。最初は経験者に同行してもらった方が良いでしょうね。2,3回ほど経験すれば、西ゼンくらいなら問題なく行けるようになるのではないでしょうか。

中ゼンは文字通り、西ゼンと東ゼンの間にある沢です。出合からも見えますよ。なかなか快適なクライミングが出来る沢です。その内、気が向いたらどうぞ。

西ゼンは本当に見応えのあるスラブが展開する銘渓ですよ。是非、行ってみて下さいね
2014/8/10 11:24
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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