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Yamareco

記録ID: 491019
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊山・大日岳(テント2泊)

2014年08月02日(土) 〜 2014年08月04日(月)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
60:16
距離
37.9km
登り
2,977m
下り
2,975m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:26
休憩
0:09
合計
9:35
4:25
43
スタート地点
5:08
0:00
157
7:45
0:00
106
9:31
0:00
78
10:49
0:00
1
10:50
10:59
147
13:26
0:00
34
2日目
山行
9:03
休憩
1:12
合計
10:15
4:56
53
5:49
0:00
35
6:24
0:00
83
8:19
8:30
21
8:51
0:00
45
9:36
0:00
7
9:43
0:00
86
11:09
11:37
84
13:01
13:17
6
13:23
0:00
53
14:16
0:00
30
14:46
0:00
25
3日目
山行
9:53
休憩
0:51
合計
10:44
5:57
50
本山小屋
6:47
0:00
37
7:24
0:00
35
7:59
8:29
30
8:59
0:00
120
10:59
11:20
1
11:21
0:00
52
12:13
0:00
66
13:19
0:00
68
14:27
0:00
134
16:41
ゴール地点
天候 8/2 晴れ
8/3 晴れ後雨
8/4 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
弥平四郎口駐車場に8/1 23:00着車中泊.
この時点で空きスペースは6台分.
8/2 4:00頃に駐車場は満車
コース状況/
危険箇所等
弥平四郎口より新長坂ルートは崩落箇所あるが,通行可能.登山路は明瞭.
また,新ルートの樹林帯は道が狭く急な坂道が続き,テン泊装備を背負っての下山には堪えました.大きな倒木があり,これを乗り越える必要あります.細かな倒木は処理されていました.
その他周辺情報 温泉:ロータスイン
新長坂ルート
2014年08月02日 07:50撮影 by  DSLR-A900, SONY
8/2 7:50
新長坂ルート
2014年08月02日 08:53撮影 by  DSLR-A900, SONY
8/2 8:53
稜線に出るとトンボの群れ
2014年08月02日 09:34撮影 by  DSLR-A900, SONY
2
8/2 9:34
稜線に出るとトンボの群れ
チョウも多い山でした
2014年08月02日 13:01撮影 by  DSLR-A900, SONY
1
8/2 13:01
チョウも多い山でした
稜線から大日岳
2014年08月02日 13:57撮影 by  DSLR-A900, SONY
2
8/2 13:57
稜線から大日岳
切合小屋はイベントで満員.テント場も大混雑.
3
切合小屋はイベントで満員.テント場も大混雑.
夕焼けに照らされた雲
2014年08月02日 18:32撮影 by  DSLR-A900, SONY
3
8/2 18:32
夕焼けに照らされた雲
2014年08月02日 18:49撮影 by  DSLR-A900, SONY
1
8/2 18:49
2014年08月02日 18:52撮影 by  DSLR-A900, SONY
2
8/2 18:52
大日岳のシルエットと三日月
2014年08月02日 19:15撮影 by  DSLR-A900, SONY
4
8/2 19:15
大日岳のシルエットと三日月
切合小屋からの朝焼け
1
切合小屋からの朝焼け
御前坂・飯豊山頂を望む
御前坂・飯豊山頂を望む
切合小屋の雪渓
御前坂より大日岳
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御前坂より大日岳
イイデリンドウ
飯豊山頂はガスの中
1
飯豊山頂はガスの中
ヒナウスユキソウ
ヒナウスユキソウ
ピンク色のチングルマ
2
ピンク色のチングルマ
雲が晴れてきた
御西避難小屋は大日岳に向かった人がデポした荷物でいっぱい
1
御西避難小屋は大日岳に向かった人がデポした荷物でいっぱい
文平の池と北股岳
迷彩カラーの山肌がかっこいい!
2
文平の池と北股岳
迷彩カラーの山肌がかっこいい!
大日岳山頂
御西小屋
御西岳の道沿いはチングルマの群落
御西岳の道沿いはチングルマの群落
頂上小屋のテント場
1
頂上小屋のテント場
1000円のビール
朝焼け〜
飯豊はお花畑が素晴らしい山でした
飯豊はお花畑が素晴らしい山でした
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

登山口から一番近い切合小屋テントサイトまで10kmもあり,テント装備一式を持って長距離を歩いたことない&超久々の重装備なので少々不安を抱えつつ,弥平四郎口から頂上小屋テント場に2泊して飯豊山と大日岳を満喫する予定で8/1の夜に自宅発.

高速を弥平四郎口を目指すが,徐々に民家が減り真っ暗で何も見えない.カーナビだけを頼りに登山口に向かい,23:00弥平四郎口着.この時点で駐車場の空きはあと僅かで,翌朝4:00には満車.大半が県外ナンバーで人気の高さを実感する.

■8/2 弥平四郎口〜切合小屋
 弥平四郎口から新長坂コースに入り,しばらくしてお腹の調子が悪くなり,祓川山荘で休憩.祓川山荘に前泊していた団体さんと話をすると,今夜は山頂小屋泊で明日大日岳に上り縦走するという.この団体さんに先行して祓川山荘を出発するが,やはりお腹は完調ではない….ゆっくり歩いていると先ほどの団体さんが来たので,先行してもらう.
 歩いているうちに徐々にお腹は復調したけど,8:00をまわると日が昇って来て今度は暑い!無理をせず団体さんのペースに合わせてゆーっくりと樹林帯を歩きます.前を行く団体さんは10名ほどで男性と女性のガイドさん付.特に男性のガイドさんの荷物が大きく重そうだが,路肩の小さな草花を見つけては解説していて,その超人ぶりに感心.
 松平峠からしばらくして樹林帯を過ぎると,ジリジリした直射日光を浴び一気に体力が蒸発していく!こまめに給水休憩を取りながら坂道を登りきって新ルートとの合流地点に辿り着く.このときに地図をどこかに落としたことに気がつくが,後続の夫婦が拾ってくれていました.ありがとうございます!
 稜線に出ても団体さんのペースが上がらない.これで頂上小屋にたどり着けるか不安になるが,写真を撮りつつゆーっくりと歩を進め体力温存.しかし,ゆっくり歩いても体力温存している感じがしないほどに暑い.
 ようやく三国小屋に到着.温度計をみると30℃超え.一気に気力が萎え,切合小屋でテン泊する案が急浮上.どうするかは道中決定することにして三国小屋を発つ.下りてくる登山者と情報交換をすると,皆「どこに行っても暑い」「上に行っても風すら吹いていない」という気が萎える情報しか得られず気力も蒸発.切合小屋でテン泊することにほぼ決定.そうなると時間的にもかなり余裕なので写真を撮りながら歩く.

■切合小屋テン場
 気温31℃.小屋でテント場使用料の500円を払い,説明を管理人さんから聞く.水場もトイレもすぐ近くで便利だ.水場に行くと,先行していた団体さんの疲労の激しいお客さん1名と男性ガイドさんがいる.お客さんの荷を軽くしたためにガイドさんのザックはパンパンに膨れている.どれくらいの重さがあるのか聞くと「出発時は35kg」という返事.ただただ感心.僕は切合小屋で断念することを伝え,ここで団体さんと別れた.
 テントを張りにテント場に行くとすでに数張りのテントがあった.テントを張っていると,地図を拾ってくれた夫婦の方が,テント場唯一の日陰で手招きをしている.この暑さの中,日陰が最高のごちそう.再びありがとうございます!日陰に集まった5人の登山者で歓談しながら夕食.ブルーモーメントと稜線のシルエットが綺麗だった.

■8/3 切合小屋〜飯豊山〜大日岳〜頂上小屋
 起床後,テントをザックに詰め込み飯豊山に向けて出発.20kgの荷物が肩に食い込む.しかし,高山植物のお花畑が綺麗だ.花と景色を楽しんでいると時間がどんどんと過ぎてしまう.超スローペースで頂上小屋に着.サブザックに水と行動食と雨具を詰め込み,ザックをデポして御西避難小屋に向かう.荷物が軽く足取りも軽い.飯豊山〜駒形山〜御西岳をつなぐルート沿いのお花畑の見事さに感動していると御西小屋に着.
 時間的に余裕なので大日岳を目指す.大日岳に向かう途中で昨日の団体さんとすれ違い挨拶を交わす.急坂を登り切ると飯豊連峰最高峰の大日岳.道標が立っているだけのシンプルな頂上.景色を楽しんでいると,切合小屋で隣のテントにいた二人組の男性が登って来て,しばらく山話.
 来た道を引き返し頂上小屋を目指す.御西避難小屋を過ぎた辺りから遠くで雷鳴が聞こえるようになり,曇ってきた.
 頂上小屋で500円を払いテント場の受付を済ます.テントを立てていると小雨が当たるようになってきた.断続的に雷鳴が聞こえる.周囲はガスに覆われ眺望はない.テントに入り着替えていると足に黒いスイカの種のようなものが付いている.何かに打ち付けた内出血かとも思い,メガネを掛けてよーく見てみると,明らかに異物が足に食い込んでいる.脳内図鑑を超高速でめくると該当するものがあった.マダニである.非常袋の中から毛抜を取り出してマダニを摘出.気休めに殺菌剤を塗って就寝.夜中に雨音で数回目が覚める.

■頂上小屋テント場
使用料は切合小屋と同じ500円.山頂直下の稜線にテントが張れるプレミアム感はあるがトイレと水場が遠く少々不便.

■8/4 頂上小屋テント場〜弥平四郎口
 朝,ガスの中に太陽は見えるが眺望はない.テントを撤収するが雨に濡れ重い.今日は来た道を引き返し,日没前に登山口に下りればいいので,今日もゆっくりなペースで,疣岩山からは新コースを使うことにする.新コースは斜面を直角に下りる急坂が続き,20kg近いザックを背負っていると下り坂でもかなりしんどい.
 16:00を回り,登山口も近くなり気楽になっていると,下から登ってくる初老の男性.大きなザックを背負っているが,下はジーンズでなんとなく違和感.すれ違いざまにどこに行くのか声をかけると「上です」という短い返事.この男性のことを考えていたら登山口に到着.着ていた服は汗でぐっしょり.ゆっくりなペースで歩いていたとはいえ,なかなかしんどい山でした.しかし,それ以上に感動的な山でした.とりあえず自分の足で完歩できてよかったです.

■反省点
・完全に体力不足
・荷物の軽量化.特に食料
・撮影機材のメンテナンスと撮影機材の運搬方法の再考
・エネループは入山前に満タンにしておく




 

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コメント

こんにちは。
大日岳登頂おめでとうございます。
装備20キロはキツイですね〜。
山頂からの景色を追加してもらえると嬉しいです。
2014/8/9 12:37
>shuetsuさん
了解です
荷物は15kg程度に抑えたいですね.
2014/8/9 19:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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