津和野街道を津田から宇佐郷まで(廿日市市津田〜羅漢山〜中国道深谷PA)

2022年11月14日(月) [日帰り]

• GPS: 08:23
• 距離: 26.0km
• 登り: 1,354m
• 下り: 1,261m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:17
• 休憩: 1:04
• 合計: 8:21

8:17 スタート地点
8:35 8:35 「岩倉温泉前」バス停
8:43 8:45 「帯掛明神」と「重なり岩」
9:12 9:12 「上栗栖」バス停
9:16 9:17 津和野街道入口
9:20 9:21 観音堂
9:25 9:25 津和野街道案内板と東屋
9:31 9:31 津和野街道の石畳(404m高)
9:38 9:42 津和野街道の石畳(444m高)
9:44 9:44 杉の巨木
9:53 9:54 津和野街道の石畳(497m高)
10:00 10:00 津和野街道の石畳(521m高)
10:02 10:02 頭岩
10:19 10:33 茶屋跡の東屋
10:38 10:38 肩部
10:46 10:46 かご立て岩
10:51 10:51 松ケ峠
10:58 10:58 悪谷川の東屋
11:10 11:37 悪谷川の東屋
12:00 12:00 越ケ原
12:16 12:17 中道入口
12:32 12:36 羅漢山「板押峠」登山口(広島県側)
12:57 12:57 生山峠
13:01 13:01 羅漢山「お地蔵さんルート」登山口
13:30 13:31 お地蔵さんコース分岐
13:37 13:44 羅漢山
14:04 14:04 津和野街道口（生山峠から大原宿）
14:37 14:37 林道出会
14:52 14:53 大原明神社（津和野街道口）
16:38 深谷paバス停(上り)

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路
JR山陽本線　宮内串戸駅下車
乗り継ぎ
広島電鉄バス佐伯線　津田停留所下車

復路
石見交通清流ライン高津川号
深谷PA(上り)乗車広島バスセンター下車

コース状況／危険箇所等

廿日市側の津和野街道
急登もなく歩きやすい旧街道。
雨による侵食などで路面が崩れていたり、多少石がゴロゴロする場面あり。
比丘尼ヶ渕付近で工事中だったので滝見は諦め。悪谷出口を利用される際は注意。

羅漢山
お地蔵さんルートは地籍調査による笹刈りとピンクテープにより問題なく歩ける。
板押峠からの登山道は笹が被っている感じ。
北側登山道は階段多いが問題なし。

岩国側の津和野街道
廿日市側に比べるとがれ場のような感じでかなり歩きにくいが、大きな危険箇所はない。
分断する林道の出入口がややわかりにくい。

その他周辺情報

深谷PAはトイレとバス停、自動販売機しかないので体を休められる場所はバス停のみ。

大原、宇佐郷は小さな集落で深谷温泉を除き商店、自販機すらほとんどない

写真

11/14 8:16

津田停留所からスタート。ちゃんと石だたみ道も載ってます

11/14 8:34

割と人気らしい岩倉キャンプ場。平日朝でも何台かの車がターフ張ってました

11/14 8:44

落ちない岩で滑落防止祈願。

11/14 8:50

川沿いにはカルガモたち。キセキレイ、モズやジョウビタキの声も

11/14 8:57

羅漢山が見えてきた。まだまだ遠い

11/14 9:04

ようやく津和野街道の標識ですが、これに従ってはいけません！！

11/14 9:07

標識に従い進むと、街道の古い橋は無くなってて行き止まりです

11/14 9:12

大竹方面通行止めなのに2号線へは左折ってどうすんねん！？　見てるうちにも一台の車が右往左往してましたよ

11/14 9:15

国道186号線の津和野街道入口。路肩が広くなっており、駐車可能です

11/14 9:21

観音堂で入山の無事を祈る

11/14 9:24

いかにも旧街道といった趣の道

11/14 9:27

早速石だたみ

11/14 9:30

沢の崩落などには昔から悩まされていたようです

11/14 9:40

ここの石だたみは雰囲気いいのでカメラを引っ張り出して撮る

11/14 9:42

いい感じの渓谷歩きを楽しむが大雨で暴れるんだろうなあ

11/14 9:53

本来の街道は向こう岸の岩沿いにあったはずだが、流失してる

11/14 9:59

ここも保存状態良好。

11/14 10:28

紅葉は最終盤だけど、ここはちょうど光も良かった

11/14 10:29

茶屋跡の四阿で呉天応からの7人PTと楽しく休憩。保命酒の飴とチョコシュー頂きました😊　行動食の用意が割とギリだったので助かりました

11/14 10:42

木々の間に大峰山

11/14 10:44

街道は植林帯が多く薄暗いけど、たまにいい光

11/14 10:45

殿様は籠で移動したのでここに籠を置いて休憩。出る方向間違えたら落ちるけどね！

11/14 10:47

「三国横え」安芸周防石見の山が見えるというゆったりしたトラバース道。山座同定はほとんど出来ませんでした

11/14 10:59

悪谷川の四阿に気になるコーン

11/14 11:04

比丘尼ヶ渕手前50mで大規模工事中でした。滝見られなくて残念。四阿で昼食もご一緒したPTは悪谷から栗栖に戻らないといけないので突破するそうです😅

11/14 11:06

滝の代わりに渓谷

11/14 11:52

他の方のレコにもあった崩落地。一旦下に降りて登ることで通過可能

11/14 12:01

街道を見下ろすお地蔵さま。この後羅漢山手前まで続きます。前掛けが新しい

11/14 12:01

越ヶ原周辺、植林帯から明るい雰囲気の雑木林になり、気持ちもアップ

11/14 12:15

中道。一旦車道に。ここから山道、車道と繰り返す

11/14 12:17

ミヤマホオジロの群れに遭遇！超美声で囀ってくれました

11/14 12:20

苔むす廃田が庭園みたい

11/14 12:21

車道から再び山道へ。ドン引きする取り付きですが草被りは薄めで距離も短いので大丈夫

11/14 12:33

羅漢山押坂峠登山口。ここに繋がるんだ

11/14 12:39

車道沿いにもお地蔵さまが続く。ここも津和野街道

11/14 12:52

別荘地のウリハダカエデ。栄養状態いいですね😁

11/14 12:53

足元にはまだ頑張るアキノタムラソウ。背景パステルちっくにぼかしてみました

11/14 12:56

広島山口県境の生山峠。山口側に下りがありますが、津和野街道は羅漢山の方に一旦登ります

11/14 12:59

またまた利用お地蔵さんルート。このルート、雰囲気的に途中まで津和野街道だったんじゃないかな？

11/14 13:24

なかなか急登。地籍調査が入ったようで、笹処理、目印ありがたい

11/14 13:30

押坂峠登山口方面への下りは笹が被ってる

11/14 13:43

津和野街道は羅漢山頂踏みませんが、ヤマレコ的には一つピークをとっておきたいところなので。

11/14 13:39

やや霞んでましたが、瀬戸内の島々も見えていい感じ

11/14 13:42

段子原のあたりでしょうか、いつのまにかメガソーラーができとる・・

11/14 14:01

北登山口に下山して皆伐地から寂地山系。来年には縦走したい

11/14 14:01

峠のお地蔵さま。頭が修復されてますが、造形なんとかならんかったですかね

11/14 14:04

津和野街道口。鎖のかかってる方じゃ無くてその左に道があります

11/14 14:10

広島側に比べると荒れてますが、充分歩ける。ここも地籍調査さまさまです

11/14 14:14

かなり綺麗な石だたみが残ってました！

11/14 14:25

崩落地。上から巻けます。他にも沢の渡渉が何度かある

11/14 14:33

大迫力の一枚岩っぽい谷

11/14 14:36

街道は林道で切れます。林道降り口は行き止まりのちょっと手前

11/14 14:38

林道を少し下って街道後半戦。標識ありがたい

11/14 14:42

地籍調査が入っておらず、歩きにくさは増したが、まだ大丈夫。つづら折れだけど結構大変な山道だ

11/14 14:43

かつての石だたみが現在ではがれ場と化して登山者に牙を剥く

11/14 14:50

ミツマタ見っけ

11/14 14:54

街道口にはすっかり荒れ果てた大原明神社。大杉の標柱はピカピカなのに。ここに駐車できそう

11/14 15:05

ようやく小五郎山が右端に。あの麓まで歩かなくちゃいけない

11/14 15:10

❤️💕　時間に余裕ができて写真撮る心の余裕も。

11/14 15:11

民家沿いにも色々咲いてるが、目に留まるのは一輪のリンドウ

11/14 15:15

羅漢山から下る県道に合流。結構車が多い

11/14 15:28

振り返ると紅葉に羅漢山レーダードームが浮かぶ

11/14 15:58

やっと宇佐郷。地形図にもないショートカット道発見。なお、津和野街道は宇佐郷から星坂への山道を経て六日市と続きますが、またの機会に

11/14 15:58

こんにちは😃通りますよ

11/14 16:25

深谷PAまでラストスパート登り返し。風穴があるそうですが、下る元気なし😰

11/14 16:28

中国道の深谷橋。まだ登るねえ

11/14 16:34

ついに深谷PA。広島行きは上り下りどっちだっけ？　疲れた頭を整理する

11/14 16:38

小五郎山(の前衛峰)。冠山地周回トレイル、残すは小五郎冠縦走！

11/14 16:44

山口側の津和野街道も歩けて大満足のゲザーン！　17:26のバスに丁度良い到着

撮影機器：

D500 ボディ ニコン

LUMIX DC-FZ85 パナソニック

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

OPPO A73 SIMフリー OPPO

感想

もみじ🐤@momijiosamu

中国百名山、ひろしま北里山キング2も目処がついたので、塩漬け山行計画消費月間。
手始めに是非とも歩きたかった津和野街道。
特に生山峠から宇佐郷までのログはネット上でもなかなか見たことないので歩けるのかどうかも含めてワクワク😁

計画からおよそ2年。いつのまにか広電バス吉和線が廃止になってて4km手前の津田までしか行けない😨　(廿日市さくらバスの乗り継ぎあるが時間が全く合わない)
津田も津和野街道の宿場町なんだからつべこべ言うなということで頑張って歩く。
今回の舗装路は津田から栗栖4km、大原から深谷PA8kmなどあわせて約13kmほど。

栗栖から生山峠までの津和野街道はアップダウンもきつくなく、荒れたところも頑張って修復された様子がよく分かり、ありがたいことです。参勤交代では近隣の住民に普請させたのかな？

対して山口側は割と急なとこもある山道で羅漢越えの大変さが偲ばれる。籠は登りは普通に大変で、下りは転倒でもして籠を倒したら切腹ものでしょうし。
そんなことを考えながら歩くの楽しい😁
羅漢山を挟んで東西は表裏一体なので是非とも整備されてほしいものです。

これで松の木峠から深谷PAまで赤線が繋がりました。あとは小五郎山から吉和冠縦走で冠山地大周回トレイルが完成します。

コメント

ツリー８４６

こんにちは✨😃❗
気候が良い、秋晴れとはいえ、長距離の山行きでしたね。

素晴らしい、歩きップリに感服します。
羅漢山までも、素晴らしく、こんなコースを楽しめる事を知りました。

更に、深谷ＰＡまでと、バス時間まで計画されて、素晴らしいです。

半分ずつの分割で、私も、私なりに挑戦したいです。
ありがとうございます‼️

もみじ🐤@momijiosamu

tsuri846さんこんにちは。
コメントありがとうございます。

計画段階では登山口から順調にスタートして休憩最低限でようやく17時台のバスに間に合う計算でしたが、特に広島側のトレイルが穏やかで気持ちよく、サクサク進めて津田からでちょうどいい塩梅になりました。保険で19時台のバスが控えていたので焦りが少なかったのも大きかったです。

分割される場合はエスケープ多いので車2台とか自転車デポなどを活用されるとピストンの手間や舗装路歩きが軽減されます。
楽しい渓谷沿いのハイキングですのでソロよりは誰かと歩いた方がいいルートです

hobbit

こんにちは

津和野街道、立派な石畳が！
もみじさんらしいつなぎ方ですね。
羅漢山も行ったことがないのでとても参考になる山行です😸

ミヤマホオジロの綺麗なこと♪

もみじ🐤@momijiosamu

hobbitさんこんにちは。
コメントありがとうございます。

殆ど国道・県道化した津和野街道の往時を知ることができる古道歩きファン垂涎のトレイルをようやく歩くことができました。
大原宿〜栗栖陣屋間はまともな宿泊施設がなさそうなので参勤交代も気合入れて一日で突破したはず、と想像して私も分割無しで計画してみました。
岩国側でいいルート構築ができなかったのが本音ですけど

羅漢山はみなさん南西から取り付かれてますが、東側の尾根を登る結構強烈なルートなどいろんな顔を見せてくれる思ったより懐深い山です。山頂はランチ広げるのにも向いてますし。
どう見ても100％山口県の山なのにしれっとひろしま百山やはつかいち20名山にもなってるのはやっぱりいい山だからでしょうね

ima2017

こんばんは

遅レスですが「いらっしゃいませ」
実家の近所までいらっしゃったようですね。
津和野街道の大原から宇佐郷間は完全に廃道で跡形もないと聞いたことがあります。
その代わり宇佐郷から星坂まではしっかり残ってると思います。
この道は小学生の頃、星坂の妙見神社の祭りに歩いて遊びに行っていたので懐かしい道です。
その頃は津和野街道と知る由もなく・・・というか地元の大人からも江戸時代からの街道なのだと聞いたことがありませんでした。
宇佐郷の願行寺の裏がスタートで石畳が残っていたと思います。
妙見神社の祭りも今は行われているか分かりませんが多くの人が集まる賑やかな春祭りでした。

御存じかもしれませんが星坂に高津川の水源地がありますがここから上流の流域を宇佐川が河川争奪で奪った跡地です。後に深谷川も高津川に別れを告げ残るは初見、向峠に残る河川平野です。
星坂の端から宇佐郷の一部を見下ろせる所がありますが土地の歴史を想いながら見下ろすのもオツです。

もみじ🐤@momijiosamu

ima2017さんこんにちは。
コメントありがとうございます。

素朴な町並み探索を楽しませていただきました
大原〜宇佐郷はいくら調べても旧道が出なかったのでやっぱり廃道でしたか。
現在車道になってる道を津和野街道と言い張ってもいいわけですね
宇佐郷〜星坂（多分六日市まで歩くと思う）もいずれ繋ぎたいところです。石見交通を使えば復路を気にしなくていいのが助かります。

記録を書いてたら向峠の奇妙な平野と切り裂くような深い谷が気になったので山行後に調べてみて河川争奪について勉強しました。
この複雑な地形も四境の役の舞台として一役買ったのだと思うと感慨深いです。