【丹沢】鳶の子沢遡行、沢見沢[尺里川本谷]遡行・ジョキ沢下降、松田滝観瀑


- GPS
- 05:51
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 557m
- 下り
- 540m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:52
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・鳶の子沢は、最初は水量がそれなりにあるが、153m左岸枝沢からの水が殆どで、本流はほとんど水がない。大滝を越えると水が殆どなくなり、藪っぽくなる。大滝はフリーで登攀可能だが、結構難しく登り応えがある。三郎の岩道窪の大滝を難しくしたような感じ。滝登りの練習には良いが、リードは危ないかもしれない。 ・沢見沢は、意外に水量が多いが、集落からの生活排水も混じっているようで、少し臭う。最初の5m滝以外は登れる小滝が続いて楽しめるが、脆いものも多いので要注意。短いので、他の沢と組み合わせて楽しむのには悪くない。 ・ジョキ沢は、下部の19m滝が登れそうであるほか、中流部に10m以上の滝が3つあり、これらも一番上のを除いて登れる可能性がある。短いが滝の多い沢で、遡行してみても楽しめるであろう。 ・松田滝は新堀沢にある殆ど知られていない滝で、農地から適当に斜面を下れば見に行ける。15m程度の滝だが、登れそうな滝ではない。水量は少なく見応えに欠ける。 |
その他周辺情報 | ・沢名は、下記の「アトラス水源林 −流域カルテ−」による。 https://www.agri-kanagawa.jp/sinrinken/web_taisho/karute/karute.html ・松田滝の、2002年4月の訪瀑記録: http://park7.wakwak.com/~zephyrus/nakazawa.htm |
写真
装備
備考 | ・フェルトソール使用。意外とぬめらず、ラバーのほうが良かったかもしれない。 |
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感想
会内でメンバー募集はしたものの、誰からも応募は無かったので、この日は単独。近場の丹沢で、気になっていた沢筋を探ってみることにする。
○鳶の子沢
まずは、地形的に結構立派な大滝がありそうだと睨んだ、鳶の子沢。適当に入渓すると、それなりに水があって、期待できる。堰堤を巻いて遡行していくと、左から水量の少ない沢が入り、右へ進んでいくが、GPSを確認すると、なんと枝沢に入っている。ということは、先ほどのしょぼい沢が本流ということになり、一気にテンションダウン。
一応本流を遡行していくと、水が伏流してますます期待できなくなるが、程なくして大滝が見えてくる。水は少ないが、思いのほか立っていて、難しそう。これはフリーソロはできないということで、巻く。巻きもやや悪いが、ぴったり落ち口に出て、木の根にロープをフィックスして懸垂下降。アッセンダーに付け替えて登っていくと、思い切りの必要なムーヴが何度も出てきて、リードしなくて良かった〜という感じ。厳しいムーヴも何とか無事にこなして、ノーテンションで落ち口に戻れた。
一応さらに遡行していくと、水は涸れたが涸棚が出てきて、一応登る。しかし次第に藪や倒木が酷くなってきたし、この先はなにもなさそうな地形なので、脱渓。
適当に植林地をトラバースしていくと、次第に踏み跡は濃くなり、辿っていくと車道に出た。まだ時間も早いので、車で移動して次の沢へ。
○沢見沢
車を停めてすぐに入渓。堰堤をいくつか越えると最初の滝が出てくるが、いきなり登れない。これを巻くとゴルジュ状になるが、容易な小滝のみで堰堤出現。これは右から巻いて、遡行を続けると6mの滝。直登したが、脆くて緊張した。右から臭い枝沢が入ると水の臭いは無くなり、小滝をいくつか登るとまた堰堤。この先滝はなさそうなので右岸斜面を登って脱渓。
○ジョキ沢
車に戻るルートとしては、ジョキ沢を選択。車道から尾根を越えて入渓すると、上流にも滝があり、一応見に行ったが、簡単そうだったので登らず下流へ。
多少の凡流を経て滝場になると、10m近い滝が3つ連続。いずれもクライムダウンは厳しいので、悪めの巻きで滝下へ。下から見ると、登れそうなような登れなさそうなような。
最後は19mの滝が出てきて、巻くのも面倒そうなので懸垂下降。下から見てみると、楽しく登れそうな滝だったが、結構濡れそうなのでやめておく。あとはすぐに東沢出合で、沢を跨ぐとすぐに治山工事用道路跡に出た。
○松田滝
時間がまだあるので、最後にこの辺りの名のある滝としては超マイナーな、松田滝を見に行った。狭い農道の端に駐車して、私有地っぽい農地を横断し、急斜面を下るという面倒なアプローチの割に、想像以上に水量が少なく残念だった。落差は15m程度はありそうだが、登れそうになく、滝登りも楽しめないので、滝屋にも沢屋にも全くお薦めできない。
【総評】
残念ながら、いずれもお勧めできる沢とは言えず、良くも悪くもない沢という感じであったが、気になっていた沢筋を確認できたので良かった。
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