向山 吉合津川 手打ヶ滝を下から見る
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- GPS
- 02:29
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 345m
- 下り
- 353m
コースタイム
- 山行
- 2:08
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 2:29
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般道は特に問題なし |
その他周辺情報 | 梶毛ダムにトイレあり |
写真
装備
個人装備 |
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
コンパス
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
ロープ
ヘルメット
カラビナ
スリング
エイト環
渓流シューズ
|
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感想
午後から半日時間がとれたので、近場で懸案として残っていた、向山の手打が滝を下から見る計画を実行した。手打が滝は芸藩通志の石内村*にもかかれている良く知られた滝で(通志では手打ノ滝)、向山への藤の木団地からの登山道が滝の落ち口のすぐ上を横切っている。しかし、上から覗いても大きな空間は広がっているが、滝の全体像は見えない。手打が滝のある梶毛川の支流である吉合津(よごうず)川の源流へは、神原から笹利への古道をたどるとすぐに藪に覆われた冴えない出会につく。あまり、期待ができずに堰堤を越えていくと意外や、岩盤が発達し、面白い谷になってきた。両岸に岩が迫ったところなど、少し神秘的で雰囲気が良い。この谷の滝は節理が階段状で登りやすいが、ぬめっている。手打が滝へは長い階段状ナメがアプローチとなっており、控えの10m段滝を登ると現れる。下から見上げると、スラブ状の3段30mでなかなかの迫力である。1段目は登れるが、2段目、3段目は登れず、左より巻いて登山道に出た。そのまま、谷をつめ固目ヶ岳(タキ=広島地方で懸崖をさす)を目指す。急な藪岩を腕力登攀したが、残念ながら固目ヶ岳には到達せず、すこし下で登山道に出てしまった。水量が少ないため、落石等が多く、きれいな谷ではないが、近場でありながら短時間でちょっとした異空間を楽しめた。
*https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/6/e/6ebeb69c.jpg
絵図では滝の下にサイノ神の祠があり、「手打ち(洗い)水」から手打が滝と呼ばれたようである**。今は荒れているが、昔は身近な場所だったようだ。なお、多加山(高山)は、向山の石内側の呼び名である。
**https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/9446.pdf
これには手打が滝が50〜60mとあるが、おおげさだろう。なお、五日市の土地台帳によると、吉合津は好合津となっている。下流には奈目良谷の地名もあり、ナメが多かったようだ。また、梶毛は古くは、鍛冶計と書いた。芸藩通志には鍛冶手組とある。
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