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Yamareco

記録ID: 4930653
全員に公開
沢登り
中国山地西部

向山 吉合津川 手打ヶ滝を下から見る

2022年11月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:29
距離
2.5km
登り
345m
下り
353m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:08
休憩
0:21
合計
2:29
11:32
95
神原
13:07
13:28
33
14:01
神原
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
石内バイパスより梶毛ダム方面に入り、神原集落の集会所を過ぎた路上に駐車
コース状況/
危険箇所等
一般道は特に問題なし
その他周辺情報 梶毛ダムにトイレあり
笹利古道の手打ちが滝の谷の出会は、水量少なく藪に覆われ、実にさえない。このまま、藪が続くのかと思ったが...
2022年05月08日 14:45撮影 by  503SH, SHARP
1
5/8 14:45
笹利古道の手打ちが滝の谷の出会は、水量少なく藪に覆われ、実にさえない。このまま、藪が続くのかと思ったが...
堰堤を右から越えていくと、谷は岩盤が発達してきて、意外と面白くなる。15mは階段状のホールドスタンスで直登できる。
2022年11月19日 11:47撮影 by  503SH, SHARP
11/19 11:47
堰堤を右から越えていくと、谷は岩盤が発達してきて、意外と面白くなる。15mは階段状のホールドスタンスで直登できる。
30m続く階段状ナメの奥に6m。この谷は節理が階段状で登りやすい。
2022年11月19日 11:52撮影 by  503SH, SHARP
11/19 11:52
30m続く階段状ナメの奥に6m。この谷は節理が階段状で登りやすい。
両門の岩の奥に3m。なかなか、良い雰囲気じゃないですか。
2022年11月19日 11:56撮影 by  503SH, SHARP
1
11/19 11:56
両門の岩の奥に3m。なかなか、良い雰囲気じゃないですか。
倒木が煩いけど、両岸が狭まり、小滝の連瀑となる。
2022年11月19日 11:59撮影 by  503SH, SHARP
11/19 11:59
倒木が煩いけど、両岸が狭まり、小滝の連瀑となる。
8m段滝。直登できる。
2022年11月19日 12:02撮影 by  503SH, SHARP
11/19 12:02
8m段滝。直登できる。
滝の上には大岩。
2022年11月19日 12:05撮影 by  503SH, SHARP
11/19 12:05
滝の上には大岩。
手打が滝へ続く30mの長さの階段状のナメ。落石がなければ、美しいのだが...
2022年11月19日 12:11撮影 by  503SH, SHARP
11/19 12:11
手打が滝へ続く30mの長さの階段状のナメ。落石がなければ、美しいのだが...
奥には斜滝10mがひかえ、その上がいよいよ手打が滝。
2022年11月19日 12:13撮影 by  503SH, SHARP
11/19 12:13
奥には斜滝10mがひかえ、その上がいよいよ手打が滝。
手打が滝30mを下から見る。3段になっており、なかなかの迫力である。下段10mは左から登れる。
2022年11月19日 12:18撮影 by  503SH, SHARP
11/19 12:18
手打が滝30mを下から見る。3段になっており、なかなかの迫力である。下段10mは左から登れる。
中段の15m。スラブ状で直登は難しく、左より巻いて上段の落ち口に出る。
2022年11月19日 12:21撮影 by  503SH, SHARP
1
11/19 12:21
中段の15m。スラブ状で直登は難しく、左より巻いて上段の落ち口に出る。
上段の直瀑5m。続けて左より巻きあがり、登山道に出る。
2022年11月19日 12:28撮影 by  503SH, SHARP
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11/19 12:28
上段の直瀑5m。続けて左より巻きあがり、登山道に出る。
登山道の「手打が滝」の案内。この小さな滝が手打が滝みたいに読めるが、下流を見ても小川の先に上段の落ち口しか見えない。
2022年11月19日 12:31撮影 by  503SH, SHARP
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11/19 12:31
登山道の「手打が滝」の案内。この小さな滝が手打が滝みたいに読めるが、下流を見ても小川の先に上段の落ち口しか見えない。
さらに谷を詰めていくと植林帯のガレたルンゼになる。
2022年11月19日 12:44撮影 by  503SH, SHARP
11/19 12:44
さらに谷を詰めていくと植林帯のガレたルンゼになる。
3mの大岩の滝が阻む。右壁からなんとか越える。
2022年11月19日 12:51撮影 by  503SH, SHARP
11/19 12:51
3mの大岩の滝が阻む。右壁からなんとか越える。
固目ヶ岳(カタメガタケ)に続く岩稜(タキ)が現れた。左の落ち葉の詰まったルンゼを攀じる。
2022年11月19日 12:57撮影 by  503SH, SHARP
11/19 12:57
固目ヶ岳(カタメガタケ)に続く岩稜(タキ)が現れた。左の落ち葉の詰まったルンゼを攀じる。
手強い藪岩のぼりが待っていた。岩の基部を右に、左にルートを探して腕力登攀となる。残念ながら固目ヶ岳には届かず、少し下の登山道に出た。
2022年11月19日 13:10撮影 by  503SH, SHARP
11/19 13:10
手強い藪岩のぼりが待っていた。岩の基部を右に、左にルートを探して腕力登攀となる。残念ながら固目ヶ岳には届かず、少し下の登山道に出た。
固目ヶ岳より五日市方面から安芸の宮島を望む。
2022年11月19日 13:27撮影 by  503SH, SHARP
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11/19 13:27
固目ヶ岳より五日市方面から安芸の宮島を望む。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ

感想

午後から半日時間がとれたので、近場で懸案として残っていた、向山の手打が滝を下から見る計画を実行した。手打が滝は芸藩通志の石内村*にもかかれている良く知られた滝で(通志では手打ノ滝)、向山への藤の木団地からの登山道が滝の落ち口のすぐ上を横切っている。しかし、上から覗いても大きな空間は広がっているが、滝の全体像は見えない。手打が滝のある梶毛川の支流である吉合津(よごうず)川の源流へは、神原から笹利への古道をたどるとすぐに藪に覆われた冴えない出会につく。あまり、期待ができずに堰堤を越えていくと意外や、岩盤が発達し、面白い谷になってきた。両岸に岩が迫ったところなど、少し神秘的で雰囲気が良い。この谷の滝は節理が階段状で登りやすいが、ぬめっている。手打が滝へは長い階段状ナメがアプローチとなっており、控えの10m段滝を登ると現れる。下から見上げると、スラブ状の3段30mでなかなかの迫力である。1段目は登れるが、2段目、3段目は登れず、左より巻いて登山道に出た。そのまま、谷をつめ固目ヶ岳(タキ=広島地方で懸崖をさす)を目指す。急な藪岩を腕力登攀したが、残念ながら固目ヶ岳には到達せず、すこし下で登山道に出てしまった。水量が少ないため、落石等が多く、きれいな谷ではないが、近場でありながら短時間でちょっとした異空間を楽しめた。
*https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/6/e/6ebeb69c.jpg
絵図では滝の下にサイノ神の祠があり、「手打ち(洗い)水」から手打が滝と呼ばれたようである**。今は荒れているが、昔は身近な場所だったようだ。なお、多加山(高山)は、向山の石内側の呼び名である。
**https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/9446.pdf
これには手打が滝が50〜60mとあるが、おおげさだろう。なお、五日市の土地台帳によると、吉合津は好合津となっている。下流には奈目良谷の地名もあり、ナメが多かったようだ。また、梶毛は古くは、鍛冶計と書いた。芸藩通志には鍛冶手組とある。

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