寧比曽岳(段戸湖〜) 駒山
- GPS
- 05:14
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 470m
- 下り
- 459m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
当日の天気予報は雨時々曇、突風注意。だが別の予報では曇り一時雨で降雨量ゼロ。大元のソースは気象庁の天気図なので各予報者推測次第ということだろうが雨雲レーダーで具体性を示すほうの予報を信じて決行宣言する。
そのせいか?参加者は大幅に減少しオリジナルの3名のみで少し寂しい。
青空も見えて空も明るいので予定通りのコースを希望を持って登る。標高約900mの段戸湖。釣り場管理人さんはここには夏が無くて春→秋冬と言っていた。今日もグーッと底冷えする中、釣り人は腰まで浸かっている。
きららの森、設楽町が創生資金1億で田峯城とここを整備した。当時町内の評判必ずしも良くなかったがこちらは先見の明があったというべきだろう。
ツガ、モミ、サワラ、ブナ、ミズナラ等の巨木がある原生林が整備され活用されている。緩やかな勾配の自然観察路を通ると上を鹿の群れ「ピー」と鳴いて駆け抜けていった。紅葉盛りも良いだろうが、誰もいない静けさの中を落ち葉を踏みしめる方に得るものも多い。
五六橋で自然歩道と合流。ここからの山頂までの8割がたは平坦なルートだ。曲がりくねってはいるが針葉樹を切り出しにも利用したのだろうか。神越峠をすぎると広葉樹が多い明るいルート続く。尾根道で急勾配だが広い稜線が気持ち良い。ところどころに鮮やかに残っている紅葉を楽しむ。富士見峠を経て山頂で昼食。だんだん決行組の登山者が増えてにぎやかになってきた。アルプスなどは見えないが近い山を確かめる。
下山。養分はほんのわずかな土の毛玉のような苔玉群がカワイイ。苔庭を作っている知り合いに聴くと、結局気候が違うので町では育たないという。微妙な自然のバランスは決して模倣できない。
溜池のニジマスやトラウト類が群れ遊んでいるのを眺めつつ一雨にも降られなかったことを感謝。
予定時刻通りなので駒山にもオプションでむかう。近年伐採のため道が付き直接行けるようになった。狭いのと何kmかの未舗装を覚悟すれば行ける。山頂の大杉跡、城跡に上がる。駒寺の立派な庫裏は30年くらい前はしっかり建っており、建具もあったが完全に廃材に崩壊している。下にある華麗な山門も二階まで上がったことがあるが、今は厳重に柵で囲ってあり入れない。木造建築は屋根が破れると一気に腐敗が進み急速に崩落する。もっと早い時期に公共機関が手当てをするべきだったのだろう。
戦後でもかなりの数の農家が農耕馬を飼っていた。母宅でも肥料取用の馬がいた。膨大な沿道の石仏群は盛時小馬寺の初午の賑わいを思い起こさせる。馬は農耕、運搬、軍用にも良く働き、けなげで愛着のある存在だった。小馬(こま)寺も2月の初午は近郷の村々から愛馬安穏のお札をもらうためたいそう賑わった。豊田郷土資料館には数えきれない多数(650匹)の愛馬が描かれた千匹絵馬が保存してある。
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