釈迦ヶ岳と御坂黒岳

2022年11月22日(火) [日帰り]

• GPS: 06:59
• 距離: 12.2km
• 登り: 1,012m
• 下り: 996m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:16
• 休憩: 0:40
• 合計: 7:56

6:00 すずらんの森駐車場
7:21 7:25 釈迦ヶ岳登山口
7:57 7:57 作業道終点
8:36 8:36 檜峯・すずらん十字路
9:09 9:25 釈迦ヶ岳
10:05 10:06 府駒山
10:23 10:23 スズラン群生地駐車場分岐
10:31 10:31 日向坂峠
10:57 10:57 すずらんの里分岐
11:55 11:57 黒岳
11:59 12:13 黒岳展望台
12:16 12:16 黒岳
12:35 12:35 すずらん峠
12:53 12:53 破風山
13:09 13:12 新道峠
13:38 13:38 すずらん群生地分岐
13:56 ゴール地点

天候

晴、後曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

すずらんの森一番手前の駐車場を利用。10台程度可能だが、奥にも駐車場はあり、スズランの季節の休日でもなければ、駐める場所には困らない。ここにはないが、トイレに近い駐車場所もある。

コース状況／危険箇所等

　道標は要所にある。ただし、釈迦ヶ岳周辺は判読に困る古いものも交じる。
1．駐車場から釈迦ヶ岳登山口までは車道歩きで、登山口から暫くの間も舗装された林道（今の時期は落ち葉が覆っている）歩き。山道となってからも落ち葉に隠されている所が多いものの、木に結ばれたビニールテープが多く、道迷いの恐れは薄い。危険な箇所は特にない。
2．稜線に出てから釈迦ヶ岳までは、途中から岩場が頻出するが、ロープなしで問題なく登れ、特に難しくはない。なお、最初のロープは古いので（20年前には既に古びていた）、使わない方が賢明。
3．釈迦ヶ岳から日向坂峠（どんべえ峠）へは、最初は岩場が交じる急な下りで、段差の大きい箇所もあり、慎重に下る必要がある。一段落すれば、快適な尾根歩きとなる。府駒山山頂は山頂標識がなければ気づかずに通過してしまうような場所である。
4．日向坂峠から黒岳へは、樹林帯の尾根を登る。落ち葉に隠される場所もあるが、尾根を外さないように辿れば問題ないはず。特に危険な場所はない。
5．黒岳山頂は眺めはない。ただし、道標が指す展望台からは河口湖の上に富士山が眺められる。往復5分程度。
6．黒岳から新道峠までは、下り始めが急で、土が湿っている時は滑りやすいものの、全般にはよく整備されている。なお、すずらん峠からすずらん群生地への道は通行止めの表示がある。
7．新道峠からは舗装された道を下り、間もなく舗装された林道歩きとなる。途中で入るすずらん群生地への道も間もなく林道となり、駐車場に至る。

その他周辺情報

トンネルを抜けて河口湖畔に出れば、観光施設が多い。

写真

11/22 6:59

駐車場。どちらの奥にも幾つか駐車場があるが、左奥の方がお奨め。

11/22 7:03

登山口に向かって下っていくと、右手上方に釈迦ヶ岳。

11/22 7:04

前方には、聖岳、赤石岳、荒川岳。

11/22 7:24

釈迦ヶ岳登山口。落ち葉に覆われているが、コンクリート舗装の林道である。

11/22 7:49

日が当たれば明るい。落ち葉の下は舗装された林道。

11/22 7:56

ここから山道。

11/22 8:29

上部は急斜面をジグザグを切って登る。

11/22 8:32

稜線が近い。

11/22 8:35

稜線に出る。ここからは尾根歩きとなる。

11/22 8:46

岩場が現れる。このロープは古い。20年前でも既に古かった。

11/22 8:50

途中から、振り返れば眺望が得られる。大栃山の向こうに八ヶ岳。左奥に穂高・槍ヶ岳連峰が微かに見える。

11/22 8:53

富士山も。手前は御坂主脈の稜線。

11/22 8:55

南アルプスも。

11/22 8:56

白峰三山と鳳凰山、甲斐駒ヶ岳。手前に雲海。

11/22 9:09

釈迦ヶ岳山頂。

11/22 9:11

山頂からの南アルプス

11/22 9:13

八ヶ岳

11/22 9:14

奥秩父主脈の山々

11/22 9:15

大菩薩連嶺遠望

11/22 9:27

これから向かう御坂黒岳。左奥に三ッ峠山、更に左に本社ヶ丸。

11/22 9:17

富士山

11/22 10:04

府駒山山頂

11/22 10:30

日向坂峠（どんべえ峠）

11/22 10:53

日向坂峠から黒岳に向かって登っていくと、深山の雰囲気となる。

11/22 10:54

葉の落ちた樹林

11/22 11:11

振り返れば、樹林越しに釈迦ヶ岳が覗く。

11/22 11:55

黒岳山頂。左に2〜3分で展望台。

11/22 11:59

その展望台

11/22 12:00

富士山と河口湖

11/22 12:20

黒岳山頂から直後は急な下り。樹林は美しい。

11/22 12:34

すずらん峠

11/22 12:53

破風山の山頂標識のある辺り

11/22 13:07

ファーストテラス。富士山が見える。

11/22 13:00

その富士山と河口湖

11/22 13:09

新道峠のセカンドテラス

11/22 13:10

河口湖大橋が見える。上方奥に小さく山中湖。

11/22 13:15

新道峠下の林道終点

11/22 13:23

林道からは釈迦ヶ岳も見える。

11/22 13:37

すずらん群生地への下降点。右に登ればすずらん峠だが、通行止めとなっている。

11/22 13:55

駐車場に戻る。

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

感想

NKMR-hitoshi

　釈迦ヶ岳は5年ぶり、新道峠まで歩いたのは9年ぶりです。変わっていないもの、変わったものの落差に驚きました。
　変わらないものといえば景色ですが、これを別とすれば、釈迦ヶ岳周辺は余り変わっていないようです。道標も20年以上前に最初に訪れた時と同じものが立ち、文字が消滅寸前のものがありましたし、稜線の道標に上芦川まで15分と、とんでもない数字が書いてあるのもそのままでした（上芦川がどこを指すかにもよりますが、集落までなら2時間近く、登山口まででも数十分かかるはずです）。岩場のロープも古いままのものが残っていました。ロープなど要らない場所ですから誰も手に触れない、従って事故も起こらないのかもしれません。
　一方、変わったのは新道峠周辺です。立派な展望台（テラス）が二つできていました。北側の直下には送迎バスの発着所も。もう観光地そのものです。（非難しているわけではありません。一般の車が入ってこられないようになっていますから、自然への配慮はそれなりになされているようです。）
　もう一つ変わったと感じたのは、ハイカーの多さでした。もちろん、高尾山周辺などに比べれば閑散としたものです。ですが、数年前だったら、平日のこの山域では数人に出会う程度でした。今回は、釈迦ヶ岳周辺で10人近く、黒岳の展望台では入れ代わり立ち代わりかなりの人が訪れていました。新道峠近くのテラスでの人も加えれば30人は下らなかったでしょう。30〜40人のハイカーでは多いうちに入らないという感想の人もいるだろうとは思いますが。
　天気の変化は急速で、釈迦ヶ岳では青空の下に360度の眺望が得られたのに、新道峠から下る頃には曇り空となってしまいました。