涙の傘山

2022年11月22日(火) [日帰り]

• GPS: 05:01
• 距離: 7.3km
• 登り: 846m
• 下り: 840m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:37
• 休憩: 1:25
• 合計: 5:02

6:56 御嶽山登山口駐車場
7:18 7:19 御嶽山
7:28 7:28 岩間山城跡
7:50 7:50 入口屋石碑
7:59 8:04 横根山分岐
8:18 8:18 展望所
8:35 8:35 水場
8:46 8:46 大山祇命
9:01 9:05 1423M
9:26 10:24 傘山
10:39 10:45 大山祇命
10:47 10:47 水場
11:04 11:04 展望所
11:16 11:16 入口屋石碑
11:30 11:30 岩間山城跡
11:35 11:46 御嶽山
11:58 御嶽山登山口駐車場

天候

快晴から薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

御嶽山登山口の駐車場を利用
10台くらい　簡易トイレあります
南アルプスの展望が抜群です

コース状況／危険箇所等

この時期落ち葉で地面は見えませんので、隠れた木の根でスリップする危険があります。
アップダウンが多く体力を消耗します。特に山頂付近はロープ付の急登急降下が続きます。適当なステップもありませんのでふくらはぎがやられます。

写真

新月直前のこの日

この後起きることなど全く予感させない

静かなる夜明け前の空が赤く染まるころ

登山口の駐車場に到着しました

簡易トイレもありよく整備されています

準備を整え

塩見岳から朝日が昇るのを見届け

出発します

獣除けのゲートを通り抜け

分岐を左に折れれば

すぐに御嶽山への登山道があります

最初は趣のある松が立ち並ぶ

傘松道をしばらく登ります

一の松
二の松

三の松
四の松…

…七の松
八の松

と数えるうちに御嶽山神社に着きました

安全登山を祈願したら

本格的な登山道に突入です

途中謎の「入口屋」という碑がありました

1時間ほど登ると横根山への分岐があり休憩しました

P1269を巻くと急降下し

登り返しの尾根道がありますが

ここは左につけられた道をトラバースぎみに進みます

谷筋の水場を過ぎてしばらく登ると

尾根道に合流し地獄の急登が始まります

稜線に出合い大山祇命から先は

ユマールが必要なんじゃないかと思うほどの

ガッツある急登が続きます

傾斜が緩み「着いたかな」と思わせるピークを一つ越えたら

本当の山頂に到着です

背後の中央アルプスは抜群の展望でした

仙涯嶺と南駒ヶ岳

こんなに間近に見たのは初めてです

迫力ありますね

田切岳と南駒の間には

百間なぎが見られ崩落がすごそうです

そして空木岳の雄姿

というよりは優姿と言った方が合ってますかね

てなことが案内板に全て書いてあります

次は目的の南アルプス展望に移りましょう

と思った矢先

なにやら怪しいガスがまきはじめ

あ〜っという間に

視界を遮ってしまいました

意気消沈しながらも

三角点に願いを込めて

ガスがあがるのを辛抱強く待っていると

ラッキー

視界100%が戻ってきました

南アルプスが一望できるではありませんか

どこから見ても素晴らしい甲斐駒千丈

いつもとは違った角度でまた美

千丈はこの角度が秀麗

北岳から間ノ岳と農鳥岳

間ノ岳は雪景色がよかった

塩見岳は独特ですね

そしてこの日は八ヶ岳も

その手前はこの前登った高烏谷山の山並みですね

こうして目的を果たしたところで

この稜線をまた下ります

足元が怪しかったので100%ロープを使い

一心不乱に下山しました

それには深い訳があるのです

下山の途中でも素晴らしい景色が見られたのですが

今はそんな余裕がありません

御嶽山神社で少しだけ休憩し

いつもなら
「南アルプスの景色を目に焼き付け」

「無事下山しました」
となるところですが

今日は事情があり

そそくさと下山し速攻で帰宅しました

装備

個人装備

腕時計 携帯電話 現金 健康保険証 計画書 地図 筆記具 GPSロガー デジカメ ヘッドライト 予備バッテリー サングラス ナイフ ライター EMGシート ホイッスル 鈴 レジ袋 着替え 行動食 テルモス カッパ 上着 帽子 手袋 手ぬぐい メインザック ザックカバー 登山靴 スパッツ トレッキングポール 双眼鏡 無線従事者免許証 携帯トイレ マスク アルコール消毒液 First Aid Kit 無線機

感想

sanga1993

つい最近高烏谷山に登り中央アルプスの素晴らしい景色に感動し、次は南アルプスの景色を堪能したいと思い立ちこの山を選点しました。調べるとコースは大きく2つあり、町民の森からのコースが比較的短く利用者も多いようでした。もう一つがこのコースで健脚向きとありました。自称登山家のプライドが許さずこのコースを選んでしまったのが全ての間違いでした。
登山開始早々に目に異物が入ってしまい、その後どうしても取れず常備している目薬で洗浄を試みましたがそれでもだめでした。時間が経つにつれ状況が悪化し、涙で前が見えず、痛みで目も動かせずの最悪の状況で下山し、車での長距離移動は苦痛でした。すぐさま眼科で診てもらったところ瞼の裏にたぶん細かい枝が入りこんでいたようで、処置が遅れたため角膜を傷つけてしまいました。痛いはすだ。
てな訳で惨憺たる思いの山行でしたが、山に罪はありません。どうやら自分が善人ではなかったようでした。自業自得。
皆さんも目に異物が入ったら早めの処置を心がけてください。登山中であればすぐに下山しないといけませんね。ある登山家の教訓。

コメント

awa3956

タイトルを見て、感動の涙？と思ったらそういうことだったんですね。
転倒や道迷いには気を遣いますが、目への異物は意外と盲点かも。
その状態では下山も車の運転もままならなかったことでしょう。
私も目の保護には気を付けたいと思います。

sanga1993

awa3956さん
こんにちは。ほんと盲点ですね。たまたま目薬は持っていたものの、瞼の裏に入ると簡単には取れないみたいです。スマホで自撮りもしましたが、わかりませんでした
不運でしたがいい経験になりました。