十島駅〜内船駅〜身延駅〜身延山

2022年12月03日(土) 〜 2022年12月04日(日)

• GPS: 28:59
• 距離: 51.9km
• 登り: 1,499m
• 下り: 1,425m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:18
• 休憩: 0:25
• 合計: 5:43

10:13 十島駅
10:55 11:00 井出駅
11:29 11:30 寄畑駅
11:55 12:11 内船
12:11 12:11 内船駅
13:13 13:14 甲斐大島駅
14:56 14:56 身延駅
15:23 15:25 塩ノ沢駅
15:55 15:55 身延駅
15:56 宿泊地（みのぶイン）

2日目

• 山行: 6:13
• 休憩: 1:27
• 合計: 7:40

7:32 宿泊地（みのぶイン）
8:10 8:13 久遠寺総門
8:28 8:34 久遠寺三門
8:40 8:51 久遠寺本堂
8:54 9:01 身延山表参道（東コース）登山口
9:36 9:46 大光坊
10:17 10:19 法明坊
10:58 11:05 奥の院恩親院
11:05 11:05 身延山ロープウエイ奥の院駅
11:11 11:18 身延山
11:19 11:26 奥の院恩親院
11:28 11:31 身延山ロープウエイ奥の院駅
11:55 12:00 追分感井坊
12:57 12:59 妙石坊
13:17 13:19 せいしん駐車場
13:22 13:28 久遠寺本堂
13:32 13:37 甘露門駐車場
13:48 13:50 久遠寺三門
14:37 14:39 久遠寺総門
15:12 身延駅

天候

1日目：晴れ
2日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

■行き
十島駅から徒歩。

■帰り
身延駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

表参道の850m前後〜山頂までを除き、表参道・裏参道ともに車が入れる道なので、険しい道はありませんでした。

写真

12/3 10:13

今日のスタート地点は、身延線の十島（とおしま）駅です。

12/3 10:20

身延線の線路に沿って少し北上すると、富士川と水力発電所が姿を現しました。

12/3 10:27

富士川第一発変電所。ここは日本軽金属が所有している発電所です。

12/3 10:37

富士川の対岸に見える堂々たる山は、おそらく篠井山だと思います。

12/3 10:50

常緑樹のサカキ。神事に使われることで有名ですが、新芽が鉤爪のような形をしているのが特徴的です。

12/3 10:55

篠井山はなだらかな山容に見えて、深く刻まれた谷や崩壊地が目立つ独特な山容ですね。

12/3 10:56

井出駅に到着。プレハブ小屋のような駅舎ですが...

12/3 10:57

思親山の登山口となっているため、駅に隣接した駐車場にトイレが設置されていました。

12/3 11:10

路傍のツタが真っ赤に紅葉していました！

12/3 11:12

富士川の向こうに見える大きな山は...

12/3 11:12

雲がかかっているものの、大きな崩壊地が見えるので七面山っぽいですね。

12/3 11:25

闇雲に連写して、身延線をどうにか撮れました(汗)

12/3 11:32

この辺りのスイセンは気が早いらしく、多くの株が花を咲かせていて驚きました。

12/3 11:38

やはりあの大きな山は七面山で、大きな崩壊地はナナイタガレですね。

12/3 11:42

七面山でテンションが上がっていたら、いつの間にか内船（うつぶな）の町が見えてきました。

12/3 11:54

内船駅に到着。十島駅と身延駅の中間に位置する駅なので、ここで昼休憩をすることにしました。

12/3 11:56

今日も定番のパンを頂きます(笑)

12/3 12:11

昼休憩を終えて再スタートすると、満開の皇帝ダリアを発見！

12/3 12:23

舗装路は嫌だという方は多いと思いますが、私はこういう景色を見ながら歩くのは好きな方です。

12/3 12:25

サザンカはちょうど花期真っ只中で、あちこちで満開でした。

12/3 12:32

車道なので大した傾斜ではないはずですが、長く続く坂道は急坂に見えてきます(笑)

12/3 12:35

富士川の奥に、ついに身延山が姿を現しました！！

12/3 12:43

本日2度目の身延線をパチリ！

12/3 12:44

七面山のナナイタガレもはっきりと見えてきました(汗)

12/3 12:45

いよいよ身延町に突入します。

12/3 12:47

富士川の奥に聳える七面山。

12/3 12:57

富士川の川幅が広いところでは、河畔林が見られました。もしかすると在来種のヤナギ類ではなく、ニセアカシアの林かもしれませんが...

12/3 13:09

本栖湖まで33km...本栖湖の赤線と繋ぐのは大変そうですね(汗)

12/3 13:12

身延山が徐々に大きく見えてきたところで、甲斐大島駅に到着。

12/3 13:24

12/3 13:36

予定よりも速いペースで歩けているので、古民家を見に行くことにしました。

12/3 13:51

旧市川家住宅に到着。茅葺きの家と土蔵がありました。

12/3 13:55

土蔵はかなり良い状態で残っていました。

12/3 13:59

茅葺きの家に入ると、古民具が所狭しと展示されていました。

12/3 14:00

これが富士川で使われていた物資輸送に使われていた船だそうですが、おそらく復元したものだと思います。

12/3 14:14

旧市川家住宅を出ると、路傍でスミレが咲いているのを発見！スイセンはちょっとフライングでしたが、スミレは完全に狂い咲きですね。

12/3 14:29

甲斐大島駅と身延駅の間は小高い丘になっているため、車道をグイグイ登って行きます。

12/3 14:35

路傍で見つけた種。ガガイモやキジョランなど、ガガイモ科のものだと思います。

12/3 14:39

「竹炭の里」という直売所がありましたが、竹炭だけを扱っている店はかなり珍しいですね。

12/3 14:45

先程の「竹炭の里」から下っていくと、身延の町が見えてきました！

12/3 14:51

身延駅周辺の建物は、伝統的な木造住宅はほとんどありませんが、和風テイストな建物が建ち並んでいました。

12/3 14:54

身延駅に到着！1日目はここで終わりにする予定でしたが、宿のチェックイン時刻まで時間があるので1つ先の塩之沢駅まで行ってみることにしました。

12/3 14:55

ゆるキャン△の聖地だけあって、力の入れ方が凄かったです(汗)

12/3 14:58

身延駅周辺の町並みで気になったのは、どの建物も屋根の下に家紋を入れていることです。

12/3 15:03

本栖湖まで28km...まだ1日で歩き通すには厳しい距離ですね。

12/3 15:08

富士川沿いの丘陵地は常緑広葉樹がかなり多いので、将来は常緑樹の鬱蒼とした林に変わるかもしれません。

12/3 15:10

弱っていてほとんど動けなくなっていたカマキリ。もう12月なので寿命でしょうね...

12/3 15:18

日本軽金属の山梨事務所。ここにある取水堰で取り込んだ水を、十島駅近くの水力発電所まで引っ張っているようです。

12/3 15:22

塩之沢駅に到着。予想通り何もない駅で安心しました(笑)

12/3 15:42

塩之沢駅からの帰りに「丸滝」という滝が見られるという看板を見て寄り道しましたが、いわゆる「勝手踏切」に立ち入るなと書かれていたので丸滝は断念しました...

12/3 15:53

本日のお宿、ビジネスホテルみのぶインに到着。

12/3 16:06

シングルは満室だったので、お部屋は広々したツインです。

12/3 17:39

夕飯は身延駅北にある香苑（かえん）で、ラーメン＋半チャーハンのセットを頂きました。

12/4 6:37

翌朝の宿の朝食。想像以上に豪華で驚きました。

12/4 7:31

いよいよ2日目がスタートです。

12/4 7:34

富士川を渡って、身延山を目指します。

12/4 7:45

ローソン身延梅平店。身延山へ行く際の最後の補給ポイントになります。

12/4 7:55

身延高校。今日は日曜日なので学生の姿はありませんでした。

12/4 7:57

朝露で濡れたコスモスをパチリ。

12/4 7:59

球体の道祖神を発見。山梨県ではこのタイプの道祖神が多いですね...

12/4 8:09

久遠寺の総門に到着。少し歩けば登山口だと思っていましたが...

12/4 8:16

三門まで1km以上もあって驚きました(笑)

12/4 8:29

久遠寺の三門に到着。超巨大で威圧感があります。

12/4 8:33

三門をくぐるとスギの大木が林立しているのに驚かされますが...

12/4 8:34

それ以上に急で長い階段に驚きました(笑)

12/4 8:40

急な階段を上から見るとこんな感じです。段差が30cm近くあるので、お年寄りには厳しいと思います。

12/4 8:42

階段を登り切ると、久遠寺の本堂に到着。これも巨大な建物でした。

12/4 8:56

本堂の真裏に回り込んで、いよいよ表参道経由で登り始めます。

12/4 9:01

ここはハイキングコースでもありますが、表参道なのでしっかりと舗装されています。

12/4 9:11

丈六堂の休憩所。表参道・裏参道ともに、僧坊ごとに休憩所＋トイレが設置されているようです。

12/4 9:19

十七丁の石碑。山頂まで五十丁なので、ちょうど1/3を過ぎたということですね。

12/4 9:36

ナンテン。身延山の林床を象徴する低木です。

12/4 9:37

三光堂。ここを左手に曲がると...

12/4 9:47

舗装路が終わって砂利道に変わりますが、林業用の車両は十分走行出来る道になっています。

12/4 9:54

この辺りも巨大なスギが多いですが、山麓部と比べると徐々に細い木の割合が増えています。

12/4 10:08

水道施設も信者からの寄進を集めて作られたそうです。

12/4 10:16

身延山山頂の電波塔が見えてきました！

12/4 10:17

法明坊。簡素な作りの建物ですが、向かいには休憩所も設置されていました。

12/4 10:20

上の山東照宮。家康の側室である"お万の方"が寄進した釈尊像が安置されているそうです。

12/4 10:26

木々の間から富士山が見えると、一気にテンションが上がりますね！

12/4 10:41

奥の院に到着！この写真左手にある南展望台に行ってみると...

12/4 10:42

身延の市街地と天子山地の向こうに、富士山の姿が見えました！

12/4 10:42

富士山がくっきり見えて疲れが吹き飛びました。

12/4 10:45

お昼にはちょっと早いですが、展望台で昼食を頂きます。

12/4 11:01

日蓮聖人お手植えのスギは、これまでに身延山で見かけたスギの巨木よりもさらに巨大で圧倒されました！

12/4 11:02

身延山の最高地点に近い場所にある思親閣。山頂標識のある北展望台へ向かいます。

12/4 11:08

北展望台に向かうと、山梨百名山の標識が出迎えてくれました！

12/4 11:10

展望台から右手を見ると、奥秩父の山々（右）と茅ヶ岳（左）が見えます。

12/4 11:11

茅ヶ岳（右）から視線を左に移すと、八ヶ岳（左奥）が見えました。

12/4 11:11

八ヶ岳からさらに視線を左に移すと、富士見山（右手前）が見えましたが...

12/4 11:12

富士見山の奥には、白峰三山（北岳、間ノ岳、農鳥岳）が見えました！

12/4 11:13

そして一番左手には七面山が見えました。

12/4 11:29

展望を楽しんだ後、奥の院を出て下山を開始します。

12/4 11:30

下山する前に、七面山展望台から七面山を拝みます...

12/4 11:35

下山に使った裏参道は、山頂から山麓まで車道が続いているため...

12/4 11:43

険しい道はなく、サクサク下山できました。

12/4 11:55

七面山方面との分岐点にあたる感井坊。ちょうどお坊さんがお経をあげていました。

12/4 12:13

「千本杉」というエリアに到着。文字通りスギだらけでしたが、身延山全域がスギだらけなので「千本杉だ！」という感じは全くありませんでした(汗)

12/4 12:15

ミツマタ。これも山中に多かったですが、昔は和紙の原料にするために植栽していたのでしょうか？

12/4 12:19

暗い背景でしっとりとした紅葉を撮ってみたり...

12/4 12:39

透過光を生かして爽やか系の紅葉を撮ったりしながら、裏参道を下山していきました。

12/4 12:41

松樹庵からの展望。三石山から思親山へ至る稜線が見えました。

12/4 12:42

そして眼下には久遠寺。まだまだ下りは長そうです。

12/4 12:56

鹿柵を抜けて、ここで山道は終わりです。

12/4 12:59

妙石坊の高座石。この岩の上で日蓮上人が説法をしたそうです。

12/4 13:14

妙石坊から本堂を経由しようとしたら、中々手強い登り坂が出てきました(汗)

12/4 13:22

本堂に到着。ここまで無事に下山できて良かったです。

12/4 13:29

拝殿。この裏には御真骨堂があり、日蓮上人の遺骨が納められているそうです。

12/4 13:38

行きは階段で本堂まで来ましたが、帰りはこの甘露門から出て女坂経由で下ります。

12/4 13:43

ユズリハ。これも植栽起源だと思いますが、境内の林床には非常に多かったです。

12/4 13:45

日蓮上人を庇護した南部實長公の銅像を見てから、三門の外へ出ました。

12/4 14:07

三門近くにある港屋食堂で、"ほうとう"を頂いて体がすっかり温まりました。

12/4 14:38

総門に到着。ほうとうで体を温めたら、ちょっとペースが上がった気がします(笑)

12/4 15:05

富士川にかかる身延橋に到着。ここまで来れば身延駅は目の前ですね。

12/4 15:09

三石山...いずれ登ってみたいですね。

12/4 15:11

身延駅に無事ゴールイン！2日間で50km以上歩きましたが、意外にもまだ余力は残っていました。

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

AQUOS sense6 SH-M19 128GB SIMフリー シャープ

装備

個人装備

ソフトシェル フリース 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 予備乾電池 モバイルバッテリー 時計 タオル カメラ

感想

ardisia

[ルート]
「甲府の西側でサクッと登れる山」を探してみたところ、ロープウェイのある身延山に白羽の矢が立ちました。
身延山に登るだけなら都内から日帰りでも行けますが、ついでに富士川沿いの赤線を伸ばそうと考えて、遙か南の南部町の十島駅から歩いて身延山に登ってみました。
登頂だけが目的の方には辛いルートですが、花、野鳥、水力発電の施設、古民家など様々なものが見られるので、歩いていて飽きるということはありませんでした。

[展望・景色]
・旧市川家住宅：富士川沿いの庄屋の家で、茅葺き屋根の家や土蔵、古民具などを無料で見学できました。
・身延山：山頂の南側と北側にそれぞれ展望台があり、南展望台からは天子山地と富士山、北展望台からは安倍奥（七面山）や南アルプス、奥秩父の山々を一望できました。

[動植物]
富士川沿いの車道からは、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、アオサギ、ダイサギ、カワウ、カワラヒワなど様々な野鳥を見ることができました。
身延山の山中ではカケスがかなり多かったですが、他にもシジュウカラやヤマガラ、エナガなども見られました。

[飲食・お土産]
久遠寺の三門近くにある港屋食堂でほうとう（950円）を頂きました。
久遠寺の境内では、本堂前と奥の院で御札やお守りを販売していました。

[その他]
久遠寺〜身延山山頂まではスギ林が続いているので、スギ花粉の季節は少々辛いかもしれません。

コメント

yamaonse

ardisiaさん、こんにちは♪身延山ロング、お疲れさまでした。同じく晩秋の頃に訪れたことがありますが、車は横付け、奥之院へはロープウェイの楽楽ブラン。一度きちんと歩いておきたい場所です。麓絡めるとかなりのロングですね。お遍路して舗装路絡めた40キロ、50キロの重みがわかりました。富士山も見えて、そんな疲れは吹っ飛びそうですね。近くの七面山もいつか歩きたい山、宿坊泊まりもおもしろそうですね。

ardisia

yamaonseさん、こんばんは。

駐車場は身延山は総門を入ってすぐの場所と本堂脇の2ヶ所にありましたが、本堂脇の駐車場からスタートしてロープウェイに乗るとほとんど歩かずに山頂に到着しますね(汗)
本堂脇の駐車場からスタートして表参道→山頂→裏参道の順に歩くと、途中の僧坊で休憩しても5時間前後で回れると思うので、頑張れば群馬から日帰りで行けるかもしれません。

あと意外だったのが身延山は「全てスギ林」という感じだったことです。
育てたスギを切り出して建物の修繕に使うのだと思いますが、若干の紅葉を期待していたので少々拍子抜けしました。
恐らく春先の花もそれほど期待できないと思うので、天気が微妙で展望の悪い日は魅力が半減してしまう山かもしれません。

しろくまん

2日で50km以上 のロングワーク
お疲れ様でした
凄い👏素晴らしい✨

ところで私も大好きなヤマザキの薄皮シリーズですが、来年1月より5個から4個に減されるそうです
ランチパックも値上がりします😥
うえ〜ん😭

ardisia

shirokumanさん、こんばんは。

この時は長い車道歩きで疲れが溜まった所で、1000mほどの高低差の身延山が待ち受けていたので体力面が心配でしたが、涼しかったこともあって思っていたよりはサクッと登れました😊

あと、ランチパックの値上げと薄皮シリーズの減量ですが...
薄皮シリーズはいつも無理して5個目を食べているので、私は4個くらいが丁度良いかもしれません(笑)