ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 498856
全員に公開
ハイキング
東海

奥大井 接岨峡〜関の沢〜閑蔵

2013年12月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
bool その他3人
GPS
--:--
距離
5.9km
登り
258m
下り
168m

コースタイム

日帰り
山行
1:50
休憩
0:50
合計
2:40
11:20
30
接岨峡駐車場
11:50
40
接岨峡温泉会館
12:30
13:20
40
関の沢展望台
14:00
閑蔵駅
旧道の沿道には商店・飲食店はおろか民家すらありません。
道の荒れ具合によっては思わぬ事故が発生するかもしれませんので、
散策は自己責任にてお願いします。
天候 晴れ時々雪
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
S:大井川鐡道井川線接岨峡温泉(せっそきょうおんせん)駅
G:大井川鐡道井川線閑蔵(かんぞう)駅

※今回は接岨峡に自家用車を停車し、閑蔵駅から井川線で戻りました。
コース状況/
危険箇所等
関の沢展望台〜閑蔵駅は静岡県道388号線の旧道ですが、
廃道になっていて、落石や崩落で荒れ放題になっています。
危険というほどでもありませんが、細心の注意を払ってください。

また、接岨峡〜閑蔵間の旧道区間は、商店はおろか民家さえもありません。
携帯電話の電波は通じると思いますが、
事故・災害に遭遇した場合は自己責任となってしまいます。

道の崩落がどこまで進んでいるのか? 万が一の場合はエスケープできるのか?
通常の登山道と同じく、最新の情報をキャッチして行動計画を立てましょう。
その他周辺情報 日帰りで利用できる温泉施設、「接岨峡温泉会館」があります。
小さな温泉ですが泉質が良くて肌がツルツルになる、おすすめの温泉です。
特に真冬は、冷えた身体が解きほぐされるほどに温まることでしょう。

接岨峡温泉駅、閑蔵駅の、それぞれの駅近くに茶屋がありますが、
シーズンオフは営業していません。
「静岡おでん」で暖をとろう……、と計画していたら、アテが外れてしまうかもしれません。
接岨峡の駐車場から吊り橋(南アルプス接岨大吊橋)を渡ります。
付近には広大な駐車場と芝生広場があります。
接岨峡の駐車場から吊り橋(南アルプス接岨大吊橋)を渡ります。
付近には広大な駐車場と芝生広場があります。
なみなみと水を湛えた接岨湖。
下流の長島ダムによって貯えられたダム湖です。
ゆったりとした流れと、広大な広場を活かし、
カヌーなど漕艇競技の大会が開かれることもあります。
なみなみと水を湛えた接岨湖。
下流の長島ダムによって貯えられたダム湖です。
ゆったりとした流れと、広大な広場を活かし、
カヌーなど漕艇競技の大会が開かれることもあります。
大吊橋から先は、8つの小さな橋からなる遊歩道、
八橋小道(やっぱしこみち)が続きます。
それぞれの橋は各々で異なった構造をしています。
写真の栃の木橋は、オーソドックスな吊り橋といった雰囲気。
大吊橋から先は、8つの小さな橋からなる遊歩道、
八橋小道(やっぱしこみち)が続きます。
それぞれの橋は各々で異なった構造をしています。
写真の栃の木橋は、オーソドックスな吊り橋といった雰囲気。
川沿いに八橋小道の遊歩道が続きます。
八橋小道には「ラブロマンスロード」という愛称がつけられていますが、
これは手前の駐車場側にある若宮神社(男神)と、
遊歩道の終点にある、こだま石神社(女神)とをつなぐルートだから、
だそうです。
川沿いに八橋小道の遊歩道が続きます。
八橋小道には「ラブロマンスロード」という愛称がつけられていますが、
これは手前の駐車場側にある若宮神社(男神)と、
遊歩道の終点にある、こだま石神社(女神)とをつなぐルートだから、
だそうです。
八橋小道の中でも、最も特徴的な階段吊り橋。
踏み板が階段状になっている、全国的にも非常に珍しい吊り橋です。
ちなみに八橋小道には階段吊り橋が2つあります。
八橋小道の中でも、最も特徴的な階段吊り橋。
踏み板が階段状になっている、全国的にも非常に珍しい吊り橋です。
ちなみに八橋小道には階段吊り橋が2つあります。
八橋小道を渡り終えた先が接岨峡温泉の温泉街。
民宿が数件あるだけの、小さな温泉です。

接岨峡温泉会館の前を過ぎ、県道388号線の旧道に入ります。
八橋小道を渡り終えた先が接岨峡温泉の温泉街。
民宿が数件あるだけの、小さな温泉です。

接岨峡温泉会館の前を過ぎ、県道388号線の旧道に入ります。
ちょくちょく落石の跡がありますが、この辺はまだ比較的歩きやすいです。
ちょくちょく落石の跡がありますが、この辺はまだ比較的歩きやすいです。
関の沢展望台に到着。ここでお昼の休憩。
この日は展望台の手前から粉雪がちらつき始めました。

芯まで冷える山の中。
メンバーの一人がストーブでお湯を沸かそうと試みるも、
あまりの寒さで燃料が気化しないというアクシデント発生!
その後、なんとか沸かしたお湯で淹れたコーヒーの美味いこと!
関の沢展望台に到着。ここでお昼の休憩。
この日は展望台の手前から粉雪がちらつき始めました。

芯まで冷える山の中。
メンバーの一人がストーブでお湯を沸かそうと試みるも、
あまりの寒さで燃料が気化しないというアクシデント発生!
その後、なんとか沸かしたお湯で淹れたコーヒーの美味いこと!
展望台からは、谷越しに井川線の関の沢鉄橋が見えます。
高さは約90m(文献によって70m〜100mと開きがありますが)で、
鉄道用橋梁としては日本一の高さを誇るそうです。
展望台からは、谷越しに井川線の関の沢鉄橋が見えます。
高さは約90m(文献によって70m〜100mと開きがありますが)で、
鉄道用橋梁としては日本一の高さを誇るそうです。
展望台のマップ看板。
接岨峡温泉会館から、かんぞう(閑蔵)駅までの点線区間が新道のトンネル。
接岨峡から閑蔵までトンネルでショートカットする、画期的な新道です。
このトンネルと、後述の新接岨大橋の竣工によって、
県道388号線の経路が変更となり、関の沢ルートが廃道となりました。
展望台のマップ看板。
接岨峡温泉会館から、かんぞう(閑蔵)駅までの点線区間が新道のトンネル。
接岨峡から閑蔵までトンネルでショートカットする、画期的な新道です。
このトンネルと、後述の新接岨大橋の竣工によって、
県道388号線の経路が変更となり、関の沢ルートが廃道となりました。
関の沢展望台から先は、いよいよ「険道」らしい悪路が始まります。
公的には、ハイキングの場合は展望台からUターンすることを推奨されています。
(2枚前の写真で、奥に向かう道が封鎖されているのが見えます)
挑戦される方は、くれぐれも装備を整えて、自己責任にてお願いします。
関の沢展望台から先は、いよいよ「険道」らしい悪路が始まります。
公的には、ハイキングの場合は展望台からUターンすることを推奨されています。
(2枚前の写真で、奥に向かう道が封鎖されているのが見えます)
挑戦される方は、くれぐれも装備を整えて、自己責任にてお願いします。
落石、崩落の現場を乗り越えながら先を目指します。
この時点ではさして危険を感じませんでしたが、
今後、どこまで崩壊が進んでいくのかわかりません。
落石、崩落の現場を乗り越えながら先を目指します。
この時点ではさして危険を感じませんでしたが、
今後、どこまで崩壊が進んでいくのかわかりません。
人の手から離れたことで、急速に自然へと還りつつあります。
何年か後には、登山道と変わらないほどの光景になってしまうかもしれません。
人の手から離れたことで、急速に自然へと還りつつあります。
何年か後には、登山道と変わらないほどの光景になってしまうかもしれません。
やがて視界に飛び込んでくる大きな橋は、
現・県道388号線の新接岨大橋。
橋の中央付近が接岨峡側の川根本町と、
閑蔵側の静岡市葵区(!)の境界になっています。

この橋が見えてきたら、ゴールの閑蔵駅はもうすぐです。
やがて視界に飛び込んでくる大きな橋は、
現・県道388号線の新接岨大橋。
橋の中央付近が接岨峡側の川根本町と、
閑蔵側の静岡市葵区(!)の境界になっています。

この橋が見えてきたら、ゴールの閑蔵駅はもうすぐです。
ゴールの井川線閑蔵駅。
付近には茶店が1軒と民家が数軒あるだけで、ほとんど何もありません。
井川線の本数も非常に少ない(1日4往復!)です。
駅前から千頭方面行きの路線バスも出ていますので、
うまく使い分けてください。
ゴールの井川線閑蔵駅。
付近には茶店が1軒と民家が数軒あるだけで、ほとんど何もありません。
井川線の本数も非常に少ない(1日4往復!)です。
駅前から千頭方面行きの路線バスも出ていますので、
うまく使い分けてください。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ
共同装備
非常食 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具
備考 山道ではありませんので登山靴は不要だとは思いますが、
最低限の装備としてハイキングに適した、動きやすい服装をしておきましょう。

また関の沢展望台〜閑蔵駅間の廃道区間に挑戦される場合は、
念のために軽登山レベルの装備一式を整えておくことをおすすめします。

感想

接岨峡付近のハイキングコースを調査中に歩いたルートです。

もともとは自動車の通る県道だったということもあり、山道に比べれば歩きやすさは段違いです。
が、廃道になって以降はほとんど管理されていないようですので、今後ますます落石などで険道と化していくことが予想されます。

甘い考えでの強行は災害の元です。下準備や下調べは欠かさずに。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3980人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら