ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 500187
全員に公開
ハイキング
鳥海山

西鳥海周回 二ノ滝〜万助小舎〜笙ヶ岳〜長坂道

2014年08月25日(月) 〜 2014年08月26日(火)
 - 拍手
GPS
23:33
距離
16.9km
登り
1,485m
下り
1,482m

コースタイム

1日目
山行
2:06
休憩
0:18
合計
2:24
14:00
26
車道終点
14:26
14:27
11
14:45
15:02
29
15:31
15:31
53
16:24
2日目
山行
5:37
休憩
1:24
合計
7:01
6:30
51
7:21
7:25
35
8:00
8:19
10
8:29
8:29
39
9:08
9:11
28
9:39
9:43
42
10:25
11:03
66
12:09
12:18
27
12:45
12:52
5
13:11
13:11
20
13:31
車道終点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
酒田市街地から車で約30分、県道酒田遊佐線の終点に駐車。
5台ほど停められます。
コース状況/
危険箇所等
●危険箇所はありません。
●登山道の刈払いがされたばかりのようで、快適に歩けます。
●万助小舎〜仙人平は多少の泥濘あり。
●昭文社MAPでは仙人平〜蛇石流分岐は破線ルートになっているが、明瞭で危険箇所もなく全く問題なし。
その他周辺情報 遊佐鳥海観光協会
 →http://www.yuzachokai.jp/
実り間近な水田と鳥海山。
いかにも庄内な風景です。
6
実り間近な水田と鳥海山。
いかにも庄内な風景です。
今日もいつもの車道終点からスタート。
2
今日もいつもの車道終点からスタート。
苔沢(コケゾ)を渡ります。
この水が美味しいのです。
5
苔沢(コケゾ)を渡ります。
この水が美味しいのです。
万助道との合流点。
道の交差する角度が微妙なので、結構間違えやすいそうです。
2
万助道との合流点。
道の交差する角度が微妙なので、結構間違えやすいそうです。
渡戸でヒンヤリと休憩。
ここの水も美味しいです。
3
渡戸でヒンヤリと休憩。
ここの水も美味しいです。
渡戸からは明るいブナの道になります。
足元はキノコで賑やかになってきました。
1
渡戸からは明るいブナの道になります。
足元はキノコで賑やかになってきました。
尾根渡り分岐の道標。
以前は立派な木製の看板がありましたが、無残に朽ち果てています。
尾根渡り分岐の道標。
以前は立派な木製の看板がありましたが、無残に朽ち果てています。
細いブナに囲まれる尾根道を進みます。
6
細いブナに囲まれる尾根道を進みます。
ベッドにもなりそうなアガリコです。
3
ベッドにもなりそうなアガリコです。
尾根から降りて涸れ沢を少し登ります。
尾根から降りて涸れ沢を少し登ります。
沢音が聞こえ、足元に気をつけて渡渉すると…
2
沢音が聞こえ、足元に気をつけて渡渉すると…
ばばーん!と万助小舎が現れます。
5
ばばーん!と万助小舎が現れます。
いつ見ても良い味出してる暖簾です。
7
いつ見ても良い味出してる暖簾です。
寒い時期には大変お世話になった石炭ストーブ。
4
寒い時期には大変お世話になった石炭ストーブ。
床もピカピカ。相変わらず手入れが行き届いています。
2
床もピカピカ。相変わらず手入れが行き届いています。
灯油ランプ使わせていただきました。
7
灯油ランプ使わせていただきました。
残念ながら夜景は見えず…。
残念ながら夜景は見えず…。
小舎内に飾ってあった写真です。
ここの資材は高校生達によって運ばれています。感謝。
6
小舎内に飾ってあった写真です。
ここの資材は高校生達によって運ばれています。感謝。
翌朝。
どうもお邪魔しました。
3
翌朝。
どうもお邪魔しました。
万助から上も、もちろんブナの森です。
朝のキリッとした空気が心地よい。
2
万助から上も、もちろんブナの森です。
朝のキリッとした空気が心地よい。
下界の眺めも少しだけ得られます。
下界の眺めも少しだけ得られます。
視界が開けて新山も見えてきたところで…
2
視界が開けて新山も見えてきたところで…
ドッタリの草地に出ました。
2
ドッタリの草地に出ました。
標識がこのままだから地名が忘れられるんだろうな…。
1
標識がこのままだから地名が忘れられるんだろうな…。
上から振返るとこんな所。
3
上から振返るとこんな所。
灌木と草地が交互に現れる道を登ります。
3
灌木と草地が交互に現れる道を登ります。
千畳ヶ原のはじっこに出ました。
これより「楽園」です♪
9
千畳ヶ原のはじっこに出ました。
これより「楽園」です♪
笙ヶ岳方面。
後であちらに向かいます。
4
笙ヶ岳方面。
後であちらに向かいます。
仙人平に着きました。
ここでちょっとのんびりしてみます。
5
仙人平に着きました。
ここでちょっとのんびりしてみます。
下から雲が上がってきました。
1
下から雲が上がってきました。
上の方は晴れているのにね。
3
上の方は晴れているのにね。
いざ、扇子森へ。
2
いざ、扇子森へ。
気をつけないと踏んでしまいそうです。
5
気をつけないと踏んでしまいそうです。
蛇石流分岐から更に上がり、一路御田ヶ原分岐へ。
5
蛇石流分岐から更に上がり、一路御田ヶ原分岐へ。
チョウカイアザミ、まだ見られました。
3
チョウカイアザミ、まだ見られました。
今回の最高地点。
標識には「御田ヶ原」とあるが、扇子森が正しいと思われる。
この辺りで新山方面に向かう方数組とすれ違いました。
3
今回の最高地点。
標識には「御田ヶ原」とあるが、扇子森が正しいと思われる。
この辺りで新山方面に向かう方数組とすれ違いました。
御浜に向けてやや下ると鳥海湖が見えてきました。
9
御浜に向けてやや下ると鳥海湖が見えてきました。
稲倉岳、カッコいいです。
7
稲倉岳、カッコいいです。
今日の御浜小屋は静かでした。
今日の御浜小屋は静かでした。
鳥海と言えばこの風景。
花の季節に訪れてみたいですね。
9
鳥海と言えばこの風景。
花の季節に訪れてみたいですね。
これから目指す笙ヶ岳群。
左から笙ヶ岳一峰、二峰、三峰。
三峰の右下にある黒っぽいのが岩峰。
4
これから目指す笙ヶ岳群。
左から笙ヶ岳一峰、二峰、三峰。
三峰の右下にある黒っぽいのが岩峰。
吹浦口分岐から岩峰(がんぽう)を望む。
1
吹浦口分岐から岩峰(がんぽう)を望む。
登山道の上にこんな岩があるので岩峰と呼ばれるのでしょうか?
1
登山道の上にこんな岩があるので岩峰と呼ばれるのでしょうか?
三峰への登り。
なかなかしんどい。
3
三峰への登り。
なかなかしんどい。
池塘も一つありました。
池塘も一つありました。
二峰から笙ヶ岳一峰を望む。
もう目の前です。
1
二峰から笙ヶ岳一峰を望む。
もう目の前です。
笙ヶ岳一峰山頂です。
錆びて読めない標識ですが、少なくとも20年は放置されてますね。
1
笙ヶ岳一峰山頂です。
錆びて読めない標識ですが、少なくとも20年は放置されてますね。
千畳ヶ原、見納め。
4
千畳ヶ原、見納め。
笙ヶ岳を振返る。
こうして見ると結構大きい山です。
1
笙ヶ岳を振返る。
こうして見ると結構大きい山です。
下に小さく赤い屋根が見えます。
一晩お世話になった万助小舎です。
5
下に小さく赤い屋根が見えます。
一晩お世話になった万助小舎です。
残念ながら眺めはイマイチ…。
残念ながら眺めはイマイチ…。
ナナカマドの実も色づいてきました。
2
ナナカマドの実も色づいてきました。
ガラ場の分岐です。
このまま直進すると山ノ神、左折すると渡戸です。
ガラ場の分岐です。
このまま直進すると山ノ神、左折すると渡戸です。
こちらの道も刈払いされていて快適です。
こちらの道も刈払いされていて快適です。
再びブナの森に入ります。
1
再びブナの森に入ります。
檜ノ沢の流れが見えたところが、ガラ場〜渡戸の中間地点。
今になって思えば、よくこんな所を沢登りしたよなぁ、と。
1
檜ノ沢の流れが見えたところが、ガラ場〜渡戸の中間地点。
今になって思えば、よくこんな所を沢登りしたよなぁ、と。
渡戸に出ました。
足場になる岩がちょうど良くあるので、余裕で渡れます。
1
渡戸に出ました。
足場になる岩がちょうど良くあるので、余裕で渡れます。
二ノ滝への分岐に差し掛かりました。
ここを150°くらいの角度で左折です。
意識しないと見落としがちです。
二ノ滝への分岐に差し掛かりました。
ここを150°くらいの角度で左折です。
意識しないと見落としがちです。
苔沢の水をお土産にします。
美味しいのも当然。万助から流れる水ですからね。
4
苔沢の水をお土産にします。
美味しいのも当然。万助から流れる水ですからね。
よれよれになりながらも無事帰着です。
さぁ温泉、温泉♪
1
よれよれになりながらも無事帰着です。
さぁ温泉、温泉♪

感想

久々に万助小舎に泊まりたくなった。
最寄りの登山口から小舎までは2時間半で辿り着けるので、遅めの出発となった。
泊まりの荷物を背負うのは久しぶりなので、バテないようにゆっくり歩く。
いつもながら静かな雰囲気の万助道。
西日を浴びながら歩いていると、土曜日の授業が終わってから山に向かった高校時代を思い出す。
冷たい水が流れる沢を渡ると、今宵の宿である万助小舎が目の前に現れる。
中に入ると、以前と変わらない佇まい。
キチンと整頓されて、清掃も行き届いている。
この小舎での楽しみの一つに、日誌を読み返すことがある。
20年前に私や仲間が書いたノートもあった。今よりも随分と考え方がまともで頼もしい(笑)
鬼籍に入ってしまった先生ともノートの中で会えた。
この日誌は皆の宝物と言える。

夜は沢音が子守歌となり、簡単に寝付くかとができ目覚めも良かった。
ひんやりとした朝の空気が爽やかだ。
一晩過ごした小舎を出発したものの、食べ過ぎた朝食のせいで若干お腹が重い。
どうにか順調に高度を上げ、千畳ヶ原の一角である仙人平に出る。
朝日に照らされた湧き上がる雲と、風が流れる草原が美しい。
まさに楽園。今年も訪れることごできて良かった。

仙人平を後にして、御浜を回って笙ヶ岳に向かう。
ここも千畳ヶ原同様、私のお気に入りの場所だ。
人気の山・鳥海と言えども、象潟口と湯の台口以外は静かな山旅が楽しめる。
笙ヶ岳もその一つで、庄内平野や日本海、新山方面など展望抜群ながら大勢で賑わうことがあまりない。

ここからは刈払いされたばかりの長坂道を下る。
晴れていれば庄内平野に向かって一気に下る感覚が心地よい道なのだが、残念ながら霞んで遠望が利かない。
左手はるか下に万助小舎を見下ろしながらぐんぐん下り、ガラ場で長坂道から分かれて渡戸へ向かう。
ブナの森は早くも秋の気配。足元にはたくさんのキノコが顔を出し、踏まないように歩くのに苦労する。
渡戸からは往路と同じ道を辿る。
苔沢で土産代わりの水を汲んで駐車場所に戻る。

今回歩いた道は、私が山にのめりこむきっかけになったコースでもある。
色々と思い入れもあり、とても好きな場所ばかり。
今後とも変わらずにあって欲しい風景である。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:862人

コメント

ルーツを巡る山歩き
思い入れのあるコースがあるのって素晴らしいですね。
様々な思い出があるんでしょうね〜。
こころなしか、写真までセピア色っぽく見えて来ます
ところで鳥海山もちょっとずつ色づいてきてますね。
今年の夏もあっと言う間だった気がします。
2014/8/29 22:09
ma-kuroさん
ホームグラウンド的なコースは良いですね。何か安心します。
歩くたびに色々なことがセピア色になって思い出されます。
改めて、「年取ったなぁ」とも思ったり
歩くのが遅くなったことも実感できました

確かに、私も今年の夏は短い気がしていました。
まだ遊び足りないので延長してもらいたいのですが
2014/8/29 23:44
月山から鳥海は見えなかったけど…
何となくあちらに誰かが登っているような気がしてぞわぞわしてました。
mokkeさんの思い入れのあるコース、思い入れのある日誌、万助小屋に
いつか訪れて
高校生の頃の記憶を辿りながら
また古い歌やフレーズを思い出しながら歩いてみよう〜
2014/8/30 7:03
meikenさん
月山に行ってらしたのですね
何となく背中に視線を感じていたのはそのせいでしたか

>また古い歌やフレーズを思い出しながら歩いてみよう〜
歩いている最中、なぜか金井克子の「他人の関係」が頭の中でリピート演奏されていました・・・
ご存知のようにリアルタイム世代ではありませんので
2014/8/30 23:23
大切な山時間
朝の万助小舎からの静かな時間、その空気、光、そしてその場所にいられる事の幸福感がmokkedanoさんの記録を読んでよみがえりました。
初めて訪れたにも関わらず、とても懐かしい感じのする万助小舎、色々な思い出があるmokkedanoさんは、さぞかし…と思います。
帰って来たよと言える山をもっているって素敵ですね。
山と対話されているような記録、ほんとにいいです。
追伸:いつの日か小舎でmokkedanoさんによる、「俺の武勇伝」公開を日誌をもとにしていただきたい 私たちには、記録が膨大すぎて探せませんでしたので
2014/8/30 8:33
keen2さん
万助の居心地の良さは格別ですね。
先日はkeen2さんにも十分味わっていただけたようで
日誌、拝見しましたよ。また行ってみてくださいね
機会がありましたら、万助ミーティングしたいですね
2014/8/30 23:59
鳥海山に抱かれた宝物
こんばんは!
素敵な想い出に触れながらの登山、とても羨ましいデスo(^-^)o
本当に永く鳥海山を愛しんで来られたんですね〜

自分も鳥海山近くで育ってきましたがたまに叔父から連れられ登ってた程度
高校生の頃は遊ぶのに一生懸命で登山にはあまり興味が持てませんでした(^^;

今となっては勿体ないことしたな〜と思っても取り返せない現実
mokkedanoさんのレコを拝見すると自分が成し得なかった高校登山部の
初々しい姿が頭に浮かびます\(^0^)人(^0^)/
2014/8/30 20:38
D-Metalさん
コメントありがとうございます。
一応、初めまして、ということになりますでしょうか

鳥海は飽海の住民にとっては特別なものですよね。
縁あって私は高校の時から、その懐で遊ぶことができました。
その年代ですと、あまり山に興味を持たないのも当然かと思います。
D-Metalさんも、今はその魅力にお気づきになって十分楽しまれていらっしゃるじゃありませんか
鳥海の麓にお住まいであること、実に羨ましいです。
今後とも四季折々のレコ、楽しみにしておりますね
2014/8/31 0:31
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら