南八甲田 櫛ヶ峯
- GPS
- 06:25
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 718m
- 下り
- 729m
コースタイム
アクセス |
---|
感想
天気はどうも雨模様の様だ。すいれん沼Pは、高校山岳部合宿のためか車が満杯。やむをえず石倉岳下の雪の回廊の展望所用に除雪した跡に駐車する。笠松峠からの尾根の西側のいくぶん斜度のゆるいところを登ることとして出発。石倉沢を渡りトップを斎さんに替わる。ポツリと雨が。でも雨具を着るほどではない。東風も少し出てきたが西側なので風もゆるく休み休みで登って行く。バッカイ沢の尾根の向こうに逆川岳から横岳へのゆるい長い尾根が見える。二か所程ザクリと割れて黒い肌を見せている。今冬は、大雪だったので、雪の重みに重力が重なり、こらえきれずに底雪崩を起こしているのだろう。今冬の雪の多さがうかがえる。急な斜面を避けて右から左へと登り、パラダイスの末端へ上がる。背後には、北八甲田の山々が屏風絵のようだ。いつ見ても気持ちが晴れ晴れする。駒ヶ峰下の湿地を目指して進む。
赤水沢源頭の湿地に入り、櫛ヶ峰も姿を現す。駒ヶ峰から数えて、三つ目の小ピー一クを目指して湿原を進む。奥さんと赤水沢から入山した時も湿原からはこのルートをとった。そして小ピークの手前から尾根を乗越して南側の斜面を滑って田堰沢源頭へ出る。尾根では多人数のツボ足とスキーのトレースに出合う。櫛ヶ峰を見れば、黒い長い”虫"が砂糖の山をくねりながら登っている。いつもこの時期に行われている県下の高校山岳部の春山合宿だ。ゆっくりゆっくりと登っている。我々も遅れまいと直登する。いつもは、出ている一本トド松もまだ見えていない。尾根に出て山頂へ向かう。山頂直下で下山する高校山岳部と会う。風が東風で隠れる所がないので下で休みとするようだ。我々も写真を撮った後、少し尾根を降ってかぜのないところで昼食とする。こんなに良い天気になってくれるとは山はきてみないとわからないもの。下山は、登ったところを滑降する。今さんは上手い。一気に滑り降りて我々を待っている。田堰沢からシールをつけ、駒ヶ峰へ。シールを外し滑降。又シールをつけ、にせ駒へ向け登行。尾根へ出て風を避け休憩し、シールを外す。白に赤の印のある目印から笠松峠の尾根への降り口へ向け滑降するが、雪がベタベタで滑らない。いつもなら気分良くフィナーレを飾るところだが…。パラダイスを終えたあとは、登りに使ったルートを降り石倉沢へ出るのだが、登りと降りとでは、感じが違う。少し赤水沢に寄ったようだが、途中からは、トレースをたどれた。もっと夕方になった方がスキーの滑りは良くなるのだろう。北八甲田にも薄い雲がかかり出し、東風の影響が顕著となる頃、石倉岳下Pへ着く。かならずしもすいれん沼Pからでなくとも、今日のルートも楽に登れるルートと思った。
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